(1017) カールじいさんの空飛ぶ家
【監督】ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン
【出演】エドワード・アズナー(声)、クリストファー・プラマー(声)
【制作】2009年、アメリカ
ディズニー・ピクサー・アニメ作品。
伝説の怪物を追い、パラダイス・フォールで消息を絶った冒険家、チャールズ・マンツ(クリストファー・プラマー)を敬愛するカール(エドワード・アズナー)は、同じく冒険に憧れるエリーと結婚するが、結局、二人は冒険に出ることはなく、カールはエリーと死別する。
エリーが自分の夢をしたためたノートを開いたカールは、彼女が、パラダイス・フォールの近くに住むことを夢見ていたと知り、大量の風船を家につけて、家ごとパラダイス・フォールを目指す旅に出る。たまたま、ボーイスカウトのボランティア活動のためにカールの家を訪ねていたラッセル(ジョーダン・ナガイ)は、この旅に巻き込まれる。
南アメリカに降り立った二人は、人なつっこい奇妙な鳥を発見。その鳥をお供に従え、パラダイス・フォール近くにたどり着く。そこには会話装置を付けた大量の犬がいた。それはカールとエリーの憧れだったマンツの犬だった。マンツは生きていたのだ。ところがマンツは、カールとラッセルがてなずけている鳥こそが、彼の追っていた伝説の怪物であることを知り、カールたちに襲いかかる。カールは何とかそれを逃れ、妻の夢を果たすのだった。
連れ添った妻への思いと、伝説の鳥を巡る冒険と、大人向けなのか子ども向けなのか、よくわからない構想の結果、手に汗を握ることもなく、感動の涙にむせぶこともない作品になってしまっていた。冒険家マンツも必要以上に残忍で、カールに襲いかかる意味がよく分からなかった。
【5段階評価】2
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