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2013年7月 2日 (火)

(1014) ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗

【監督】佐伯幸三
【出演】長嶋茂雄、王貞治、フランキー堺、伴淳三郎
【制作】1964年、日本

国民栄誉賞も手にした日本のスーパースター、長嶋茂雄の現役時代の活躍と苦悩を描いた作品。

1963年のペナントレースを追いながら、ファンの子どもの交通事故死やデッドボールでの指の怪我などから来るスランプに苦悩しつつも、広報の坂井(フランキー堺)やチームメイト、特に王選手とのやりとりを通じて、前向きに野球に取り組む長嶋茂雄選手を描いている。

観る前は、ドキュメンタリー映画だと思っていたが、かなり様相が違った。最初はランニングをしているシーンなので、なるほど、こんな感じで試合以外のシーンもちょこちょこ映るのか、と思っていたら、ランニングを終えて宿に戻ってからは、台詞も多いし感情表現もしているし、本当にれっきとした一人の役者として出演しているのだ。
他にも、王選手や柴田選手、川上哲治監督や中西太選手など、みんなちゃんと台詞があり、きちんと芝居をしている。それも、スポーツ選手だからご愛敬ですね、というような台詞の棒読みではなく、一流の俳優陣としっかりからみ、笑ってみたり、おどけてみたり、悔やんでみたり、説教してみたりと、ちゃんと演技をしているのだ。
今の時代、イチローが古畑任三郎に出演したり、ということはあっても、現役時代の脂の乗った時期に、本業だけでなく映画の主役としてしっかりと芝居をこなすというのはすごい。
一昔前は、横文字発言(失敗は成功のマザーとか)を茶化すような芸人も多く、ちょっと変わった人、という印象もなくはなかったが、これは格が違う。国民のヒーロー、スーパースターのなせる技だ。感動した。
ほかにも、主題歌がいきなり坂本九だったり、宝田明ってこんな二枚目なのか、なんてことに気付いたり、なかなか実りの多い作品だった。

【5段階評価】4

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