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2013年6月20日 (木)

(1007) 刑事物語5 やまびこの詩

【監督】杉村六郎
【出演】武田鉄矢、賀来千香子、鈴木保奈美、井川比佐志
【制作】1987年、日本

お人好しの刑事、片山元(はじめ)が主人公の作品、「刑事物語」シリーズの第二弾。今回の舞台は群馬県沼田市。なかなか地味な都市が舞台である。

牛乳瓶に毒物が混入される事件が起きる。直子(賀来千香子)と真子(鈴木保奈美)の二人が狙われているとにらんだ片山(武田鉄矢)は、張り込みを続けるが、同僚の金井(野分龍)は犯人を追って車にひき殺されてしまう。
人に恨まれる覚えはないというばかりの直子だったが、真摯な片山の態度に直子はついに、かつて、大会社の社長の大神(小林桂樹)と恋仲にあったことを告白。大神は遺書に、財産の半分を直子に譲ると書いており、それを知った婿養子の和人(野村将希)が直子と真子を狙っていたのだった。片山は拉致された直子を追い、和人を倒す。
何度も片山に助けられた真子は、転勤が決まって列車に乗り込む片山を駅で待ち、「あたし・・・、片山さんのそばにいてあげてもいいと思ったの」と恋心を告げるが、片山は「生意気言うんじゃないよ。ガキのくせに。踊り出したら俺のことなんか忘れるくせに」とさらりと告げる。真子は泣きそうな声で「忘れないよ。忘れられないよ。」と言うが、片山は真子から託された直子の御守りを受け取ると、一人、電車に乗り込む。一人の列車の車内。夜になり、ふと窓を見ると、窓ガラスという窓ガラスに「ありがとう」の文字が書かれているのだった。

賀来千香子と鈴木保奈美の映画デビュー作。鈴木保奈美がダンサーの卵の役だが、この踊りは見所かもしれない。キレがないとこうなるのね、という。
作品の内容としては、姉妹二人の襲われ方が何とも迂遠で、とても真実味がない。逃げる直子にナイフを持って迫る和人は、何度も直子に追いつくがとどめは刺さず、なんのために追いかけているのか分からないし、片山と和人との対決シーンも、ナイフで胸や背中を切られた片山が、ただただ蹴りだけで和人を倒してしまうというあっけなさ。
真子が片山の乗った電車を走って追うラストシーンは、ベタだがなかなかよかっただけに、中盤のリアリティのなさが残念だった。

【5段階評価】3

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