(1000) スタンド・バイ・ミー
【監督】ロブ・ライナー
【出演】ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、キーファー・サザーランド
【制作】1986年、アメリカ
記念すべき1,000作目の映画はこれ。ある物を探す冒険の旅に出る少年達の心の成長を描いた作品。
原作は、ホラーの巨匠、スティーブン・キングだが、本作にはホラー要素もファンタジー要素もない。
小説家のゴードン(リチャード・ドレイファス)は、少年時代に思いを馳せる。少年時代の彼、ゴーディ(ウィル・ウィートン)は、キャッスルロックという小さな町に住んでいた。彼は子供の頃から話を作るのが好きで、不良一家のクリストファー(リバー・フェニックス)、父親が精神病院にいるセオドア(コリー・フェルドマン)、ふとっちょのバーン(ジェリー・オコンネル)と仲良しだった。
ある日、バーンは、兄が線路沿いで、列車にはねられた少年の死体を見つけたという話を盗み聞きする。それを知ったクリストファーらは、キャンプをすると嘘をつき、4人で死体を探すたびに出る。死体を発見すれば、たちまち有名人になるはずだった。
おこりんぼのスクラップ屋のおじさんと飼い犬、夜の野宿、ヒルだらけの沼など、恐ろしくも貴重な体験を通じて、彼らは心の傷をさらけ出しながら歩き続ける。そして、とうとう死体を発見する。そこに、町の乱暴者、エース(キーファー・サザーランド)が仲間を引き連れて現れ、死体は自分たちの物だと脅す。しかし、ゴーディは、クリストファーがこっそり持ってきた拳銃をエースにつきつけ、エースたちを追い返す。ゴーディらは結局、匿名の電話で死体の場所を警察に告げる。
本当は勉強が好きだったクリストファーは、その後、弁護士となるが、酒場での些細なけんかの仲裁に入ったために、首を刺されて即死。ゴードンは二人の息子に遊びの相手をせがまれ、家の外で遊びに興じるのだった。
往年のポップの名曲が随所に挿入されているが、タイトルにもなっているベン・E・キングの名曲、スタンド・バイ・ミーは、最後の最後まで流れない。その引っ張り感はよい。
ただ、胸を揺さぶるような感動作品かと思っていたが、想像していたよりほのかな作品だった。途中のパイの大食い競争の挿話も、印象には残るが、ちょっと分かりづらかった。
きっちり死体を登場させるところは、スティーブン・キング原作らしかった。
【5段階評価】3
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