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2013年5月13日 (月)

(988) スラムドッグ$ミリオネア

【監督】ダニー・ボイル
【出演】デブ・パテル、フリーダ・ピントー、マドゥル・ミッタル
【制作】2008年、イギリス

クイズ番組で百万長者となる青年の物語。第81回アカデミー賞作品賞受賞作品。

クイズ番組に出演したインドのスラム出身の若者、ジャマール(デブ・パテル)は、百万長者まであと1問までたどり着く。当日の収録を終えた彼は、そのまま警察に連行。いかさまの疑惑だった。ジャマールは拷問にかけられるが白状しない。彼は番組の録画を観ながら、なぜそれぞれの質問に答えられたのかを説明するため、生い立ちを警官に話し始める。
彼は、兄のサリーム(マドゥル・ミッタル)とともに、子どもに乞食をさせる組織にさらわれて育っていた。サリームは、歌の上手な子が目をつぶされて盲目にされるのを目撃。盲目のほうがお恵みをもらいやすいためだった。大人に弟を連れてこいと言われたサリームは、すきをついて脱走。しかし、一緒に逃げた少女、ラティカとははぐれてしまう。
二人はいろいろな仕事をしながら食いつなぐが、兄は犯罪組織に入ってしまい、ジャマールはコールセンターのお茶くみとして働きながらラティカを探し続け、ついに巡り会う。
彼がクイズに答えられた理由。それは、出題された問題の答えが、母親の死や盲目となった仲間との再会など、あまりにも強烈な人生の記憶と重なる出題が続いていたためだった。
いかさまの疑いが晴れたジャマールは、翌日の最後のクイズの収録に挑む。彼はライフラインの権利を用いる。電話をかけた相手はラティカ。ラティカは答えられないが、ジャマールは見事に正解し、200万ルピーを手にする。ジャマールはラティカと再会し、熱い抱擁を果たす。

クイズの興奮、インドに根ざす貧困・差別も盛り込みながら、男女の純愛を描いている。クイズの正解は、彼の人生の不幸の裏返しとして積み上げられていく。最後の正解。それは肉親である兄の死とともに訪れるのだった。ジャマールをバカにしながら彼の正解をたたえていた司会者は、最後には惜しみない賞賛を送るが、それが本心なのかは分からない。全てを描ききらない余韻を楽しめるかは評価の分かれるところ。
選択肢が選ばれたときの効果音や、「ファイナル・アンサー」というフレーズなど、テレビ番組の演出をそのまま取り入れているのは珍しいと思った。
最後のダンスシーンがテレビではカットされていたのが残念だった。

【5段階評価】3

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