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2013年4月

2013年4月27日 (土)

(977) 名探偵コナン 11人目のストライカー

【監督】静野孔文
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、小山力也(声)
【制作】2012年、日本

名探偵コナン・シリーズ第16作。サッカースタジアム爆破事件の謎をコナンが追う。

毛利小五郎(小山力也)の探偵事務所に、爆破予告の電話が入る。蘭(山崎和佳奈)から犯人からのメッセージを聞いたコナン(高山みなみ)は、東都スタジアムの電光掲示板に爆弾が仕掛けられていることをつきとめ、なんとか大惨事を防ぐ。
しかし、犯人からさらなる爆破の予告が舞い込む。こんどはJリーグの試合が行われているサッカースタジアム全てに爆弾が仕掛けられる。コナンたちは、あらかじめ決めたストライカーがゴールマウスのクロスバーの中央にボールを当てれば爆破を止めることができることを突き止め、各スタジアムにそれを伝える。
各スタジアムでは、ストライカーたちが次々と爆破を解除していくが、最後の爆弾は、東都スタジアムに仕掛けられていた。そこに向かったコナンは、犯人を突き止める。犯人は、かつて仲の良かった少年の乗った救急車をフーリガンが走行妨害したことを怨んだ元サッカー選手だった。コナンは、仲間と協力して、爆弾でくずれかかった東都スタジアムでみごとにクロスバーにボールを命中させ、大爆発を阻止する。

実在のサッカー選手が、アニメキャラとして登場し、声も本人が担当。ガンバ大阪の遠藤がめちゃくちゃかっこいい役で登場しており、ちょっと楽しい。声優は棒読みだけども。クライマックスシーンは、クロスバーに当てれば爆弾が止まるとか、設定はくだらないけれども、仲間がパスをつないでいくところは単純に感動できた。

【5段階評価】4

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2013年4月26日 (金)

(976) 96時間

【監督】ピエール・モレル
【出演】リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン
【制作】2008年、フランス

誘拐された娘を救うために命がけの戦いに挑む元CIA工作員を描く。

仕事が原因で離婚し、一人暮らしの元CIA工作員、ブライアン(リーアム・ニーソン)は、娘のキム(マギー・グレイス)と会うのが唯一の生き甲斐。友人と二人でフランスに行きたいという娘の懇願を受け入れるが、彼女はフランスで何者かに拉致されてしまう。拉致の場面を娘との電話で聞いていたブライアンは、娘に向かって「おまえはきっとつかまるから、できるだけ犯人の特徴を叫べ」と冷酷な指示を出す。
彼は音声を頼りに、それがアルバニア系の人身売買組織の仕業であることを突き止め、単身、フランスに乗り込む。仲間から、救出のタイムリミットは96時間だと聞かされていたブライアンは、降りかかる雑魚どもを容赦なく倒しながら、娘の居場所を探る。彼女は闇のオークションで処女として競売にかけられていた。ブライアンは娘を競り落とした人物の船に潜入し、一味を皆殺しにして、娘の救出に成功する。

主人公が躊躇なく人を殺すと強い。若干、娘を心配しすぎなのがちょっと引っかかったが、分かりやすく痛快な作品だった。

【5段階評価】4

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2013年4月20日 (土)

(975) 永遠に美しく…

【監督】ロバート・ゼメキス
【出演】メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス
【制作】1992年、アメリカ

永遠の美貌を求めていがみ合う二人の女性を描いたブラック・コメディ。

寄る年波に悩む女優、マデリーン(メリル・ストリープ)は、ショーの閉幕後、友人のヘレン(ゴールディ・ホーン)の訪問を受ける。彼女はマデリーンに婚約を報告。相手は整形外科医のアーネスト(ブルース・ウィリス)だった。昔からヘレンの恋人を奪い取ってきたマデリーンは、またしてもアーネストを奪い取り、ヘレンはショックで激太りする。
ある日、マデリーンは、ヘレンの小説出版記念パーティに招かれ、厚化粧をしてパーティに向かう。そこには、かつての肥満体からは想像もつかないほど見事なスタイルとなったヘレンがいた。
ヘレンはアーネストに言い寄り、二人はマデリーンの殺害を計画。一方のマデリーンは、美容クリニックから紹介された秘密の屋敷に赴く。そこでマデリーンは怪しい女性から若返りの秘薬を受け取り、それを飲み干す。
家に帰ったマデリーンはアーネストと口論。アーネストに突き飛ばされたマデリーンは階段から落下し、首の骨を折ってしまう。マデリーンの殺害に成功したと、ヘレンに電話するアーネストだったが、マデリーンは首の骨が折れた状態のまま立ち上がる。アーネストは腰を抜かし、彼女を病院に連れて行くが、マデリーンは心肺が停止し、体温も25度しかなかった。彼女は動く死体となっていたのだ。
アーネストはマデリーンを家に連れ帰る。ヘレンはアーネストに会いにくるが、そこでマデリーンに遭遇。マデリーンはライフル銃をヘレンにぶっ放すが、ヘレンもまた、腹に穴が空いた状態で立ち上がる。彼女も秘薬を飲んでいたのだ。二人は意気投合するが、本来は死体となった彼女たちが美貌を保つためには、アーネストによる化粧が必須だった。二人はアーネストにも薬を飲ませようとするが、アーネストはそれを拒否し、二人から逃げる。
アーネストを失った二人の皮膚はボロボロとなり、階段から転げ落ちて体がバラバラになっても生きているのだった。

「サイコ」風の音楽によって、作品にホラー映画のような味付けがなされ、ただのドタバタ劇ではない重みが醸し出されていた。首の骨が折れて逆向きになったり、腹に大穴が開いて向こうが見えたり、といった映像を強調しているあたりは、特撮が売りになった時代の作品ならではの演出。秘薬を渡す謎の女性、リスルを演じたイザベラ・ロッセリーニの、見えそうで見えない裸体もなかなかよかった。

【5段階評価】3

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2013年4月19日 (金)

(974) オカンの嫁入り

【監督】呉美保
【出演】宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、江沢萠子、國村隼
【制作】2010年、日本

家族愛を描いた咲乃月音原作小説の映画化作品。

母親の陽子(大竹しのぶ)と借家住まいをしている月子(宮崎あおい)は、ある晩、酔った母親にたたき起こされる。陽子は金髪リーゼントの三十路男、研二(桐谷健太)を連れ帰っており、驚いたことに彼と結婚すると言う。あきれて声も出ない月子は大家のサクちゃん(江沢萠子)の部屋に転がり込む。研二は、かつて祖母の小料理屋で板前をしていたため、料理の上では一人前だった。そのせいか、大家のサクちゃんも、陽子の勤め先の医師、村上(國村隼)も、割とあっさりと研二を受け入れるが、月子は納得がいかない。
月子はかつて、職場に来た本社採用の男からつきまとわれたことから、電車に乗ることがトラウマになってしまっていた。陽子は月子と一緒に電車に乗って、自分の白無垢の衣装合わせに行こうとするが、月子は自分が邪魔になったからだ、と反発する。
その晩、口べたな研二が月子の部屋を訪ね、自分も祖母とけんかをした翌日に祖母を亡くした、当たり前のものが突然当たり前でなくなるということをずっと後悔しているという話をする。月子はそれでも素直になれず、陽子は研二と二人で衣装合わせに行くことにする。ところが、突然、陽子は倒れる。彼女は末期がんで余命いくばくもなかったのだ。サクちゃんも研二も、そのことを知っていて、月子には黙っていたのだ。月子は自分だけ知らされていなかったことにショックを受けるが、陽子から、もうすぐ死ぬから研二との結婚を受け入れるとは考えてほしくなかったと聞かされ、納得する。月子は陽子の衣装合わせに同行することを決意。ようやく電車に乗れるようになる。
衣装合わせで白無垢に身を包んだ陽子は、月子にしおらしくおじぎをすると、これまで一緒に暮らしてくれたことの礼を述べ、これからも一緒に暮らしてほしいという願いを告げる。月子は涙を浮かべながら母親に抱きつき、それを受け入れるのだった。

陽子が白無垢姿で月子に礼を述べるシーンは感動的。
本作は第3回「日本ラブストーリー大賞」のニフティ/ココログ賞受賞作なのだが、どうにもこの手の作品は、余命幾ばくもない人が出るのが定番になっていて、それをすればそりゃあ感動するのだが、できれば、そういう「そりゃ泣くでしょ」みたいなズルい設定なしに、感動できる作品にもお目にかかりたいものである。
関西人的には、研二の「すんませ~ン」とか、お好み焼きを「お好み」というところとか、自然な関西弁が嬉しかった。

【5段階評価】3

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2013年4月18日 (木)

(973) RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

【監督】錦織良成
【出演】中井貴一、本仮屋ユイカ、高島礼子、奈良岡朋子、三浦貴大
【制作】2010年、日本

島根の地方鉄道の運転士になった元サラリーマンと、その家族を描いた作品。

大手企業のサラリーマン、筒井肇(中井貴一)は、業績のためなら工場閉鎖も冷徹に行うやり手で、取締役が目前となっていた。娘の倖(さち)(本仮屋ユイカ)は、仕事一筋で家族を顧みない父親に反抗していた。
肇の母親、絹代(奈良岡朋子)の入院を機に里帰りした肇は、会社の同僚だった川平(遠藤憲一)が交通事故死したことを契機に、サラリーマンをやめて、子どもの頃の夢だった鉄道運転士になる道を選ぶ。同期入社は、元高校球児の宮田(三浦貴大)だった。彼はプロ野球入りを約束されていたが、肘の故障で断念。投げやりな態度の宮田に、肇の真摯な態度に次第に心を動かされていく。
乗客に優しく接するあまり、電車を止めて乗客を待ったり、ホーム下に落ちた荷物を拾ったりする肇だったが、ある日、無人となった乗務員席に子どもが入り込んで電車を動かすという事故が起きる。大事には至らなかったが、その顛末を記録した動画をネットにアップされたことから、肇は辞表を提出。しかし、肇の善意の行動に接してきた乗客たちが肇のもとにあつまり、「やめないで」と懇願。会社は、事故を企業の責任と捉え、肇は辞職を免れる。
やがて絹代は帰らぬ人となるが、肇は運転士を続けるのだった。

乗客が集まって肇にやめないで、と言うシーンは感動的で、楽しめた。ただ、余命幾ばくもない母親、夢を絶たれた高校球児、二十歳まで生きられるか分からない子ども、事故死する同僚と、感動話を盛り込みすぎの感はあった。
妻の職業がハーブティー屋というのも、いかにもすぎてちょっと辟易とした。

【5段階評価】3

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2013年4月17日 (水)

(972) 涼宮ハルヒの消失

【監督】石原立也・武本康弘
【出演】平野綾(声)、鈴木智和(声)、茅原美里(声)、後藤邑子(声)
【制作】2010年、日本

谷川流のライトノベル、涼宮ハルヒ・シリーズの劇場版。パラレル・ワールドに迷い込んだ高校生の奮闘を描く。

涼宮ハルヒ(平野綾)の結成したSOS団では、ハルヒの発案でクリスマスパーティが開かれようとしていた。嘆きながらもそれに巻き込まれるキョン(鈴木智和)だったが、ある日、突然、ハルヒのいない世界に状況が一変する。そこにはハルヒはおろか、SOS団の小泉(小野大輔)のいた1年9組もなく、長門(茅原美里)は文芸部員のままだった。
級友の一言から、ハルヒが別の高校に通っていることを知ったキョンは、キョンと小泉を発見。彼の体験を聞いたハルヒは、キョンの高校に乗り込み、強引に朝比奈みくる(後藤邑子)らを集めて団を結成。すると、元の世界に戻る鍵が開き、キョンは3年前の七夕の日にタイムスリップする。
キョンは、ヒューマノイド・インターフェースとしての長門や、未来人としてのみくるに遭い、世界が変化した謎を解き明かしていく。実行者は長門だった。ハルヒとの非日常的な日常に耐えかねて世界を変えたようであった。キョンは、長門自身から受け取った銃で世界を元に戻そうとするが、突然現れた朝倉涼子(桑谷夏子)がそれを阻止するため、キョンの脇腹を刺す。キョンの意識が遠のく中、どうやらさらにタイムスリップしてきたキョンが、助けに現れ、世界は元に戻るのだった。

帰ろうとするキョンの袖口を引っ張って「行かないで」という気持ちを表に出す長門有希や、キョンの身を案じるツンデレのハルヒなんかが見所か。テレビアニメと同様、不思議な現象の中にも、ただただ意味不明のめちゃくちゃな展開ではないストーリーが流れており、けっこう見応えのある作品だった。ただ、原作かテレビアニメの内容を知っていることが前提となっているような描写はあちこちにあった。

【5段階評価】3

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2013年4月 5日 (金)

(971) フル・モンティ

【監督】ピーター・カッタネオ
【出演】ロバート・カーライル、マーク・アディ、トム・ウィルキンソン
【制作】1997年、イギリス

失業中のさえない中年男たちが、ストリップで一攫千金を狙う。

鉄工所を解雇されたガズ(ロバート・カーライル)は、妻と離婚し、息子のネイサン(ウィリアム・スネイプ)の親権を確保するために金が必要だった。彼は、男性のストリップ劇団に女性が群がっているのを目にし、自分も一攫千金を狙おうと仲間を募る。
社交ダンスをたしなむ元上司のジェラルド(トム・ウィルキンソン)が指導し、ブレイクダンスのできる黒人男性(ポール・バーバー)や、立派なイチモツだけがとりえのガイ(ヒューゴ・スピアー)らを仲間にし、練習に励む。
一度は警察のお世話にもなり、実行が危ぶまれたが、逆に新聞ネタになったおかげでチケットが売れたため、たった一度の興業を決意する。
親友のデイブ(マーク・アディ)は中年太りの醜い腹を気にしていたが、妻に浮気を疑われたのを機に実行を決意。最後の最後で尻込みするガズだったが、息子に背中を押されてステージに出ると、最後は急所を隠していたシルクハットを放り投げて、ショーを演じきるのだった。

それほどいやらしさのない、ほのぼのした作品。ラストのハットを投げ捨てたところで終わるのが、余韻のあるよいエンディングだった。
生意気なわんぱく小僧がそのまま大人になったようなロバート・カーライルのはまり役。彼の印象は「28週後...」も結構強かったりするが。

【5段階評価】3

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2013年4月 4日 (木)

(970) アラカルト・カンパニー

【監督】太田圭
【出演】今井美樹、尾美としのり、嶋大輔、原田芳雄
【制作】1987年、日本

パリで何でも屋をしてたくましく生きる若者たちを描いた作品。

パリに訪問した浅野雄一(尾美としのり)は、怪しい日本人、早乙女(原田芳雄)から、何でも屋の開業を持ちかけられ、同じくパリにいた山尾鈴香(今井美樹)、岡本隆彦(嶋大輔)らと何でも屋を開業。そのうち雄一は、一目惚れした女子大生の茜から荷物運びを頼まれる。彼女はパリの恋人から暴力を受けているようだった。雄一が荷物のボストンバッグを見ると、隙間から髪の毛がはみ出ている。彼はその荷物を沼の中に引きずっていく。
鈴香は、お調子者の隆彦のちょっかいをはぐらかし、一度は何でも屋を後にするが、また戻ってくるのだった。

日常と非日常を織り交ぜた意味深長な作品。この手の邦画にありがちな退屈さがちょっときつかった。若い頃の今井美樹とやせていてイケメンの嶋大輔が見所かな。

【5段階評価】2

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