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2013年4月19日 (金)

(974) オカンの嫁入り

【監督】呉美保
【出演】宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、江沢萠子、國村隼
【制作】2010年、日本

家族愛を描いた咲乃月音原作小説の映画化作品。

母親の陽子(大竹しのぶ)と借家住まいをしている月子(宮崎あおい)は、ある晩、酔った母親にたたき起こされる。陽子は金髪リーゼントの三十路男、研二(桐谷健太)を連れ帰っており、驚いたことに彼と結婚すると言う。あきれて声も出ない月子は大家のサクちゃん(江沢萠子)の部屋に転がり込む。研二は、かつて祖母の小料理屋で板前をしていたため、料理の上では一人前だった。そのせいか、大家のサクちゃんも、陽子の勤め先の医師、村上(國村隼)も、割とあっさりと研二を受け入れるが、月子は納得がいかない。
月子はかつて、職場に来た本社採用の男からつきまとわれたことから、電車に乗ることがトラウマになってしまっていた。陽子は月子と一緒に電車に乗って、自分の白無垢の衣装合わせに行こうとするが、月子は自分が邪魔になったからだ、と反発する。
その晩、口べたな研二が月子の部屋を訪ね、自分も祖母とけんかをした翌日に祖母を亡くした、当たり前のものが突然当たり前でなくなるということをずっと後悔しているという話をする。月子はそれでも素直になれず、陽子は研二と二人で衣装合わせに行くことにする。ところが、突然、陽子は倒れる。彼女は末期がんで余命いくばくもなかったのだ。サクちゃんも研二も、そのことを知っていて、月子には黙っていたのだ。月子は自分だけ知らされていなかったことにショックを受けるが、陽子から、もうすぐ死ぬから研二との結婚を受け入れるとは考えてほしくなかったと聞かされ、納得する。月子は陽子の衣装合わせに同行することを決意。ようやく電車に乗れるようになる。
衣装合わせで白無垢に身を包んだ陽子は、月子にしおらしくおじぎをすると、これまで一緒に暮らしてくれたことの礼を述べ、これからも一緒に暮らしてほしいという願いを告げる。月子は涙を浮かべながら母親に抱きつき、それを受け入れるのだった。

陽子が白無垢姿で月子に礼を述べるシーンは感動的。
本作は第3回「日本ラブストーリー大賞」のニフティ/ココログ賞受賞作なのだが、どうにもこの手の作品は、余命幾ばくもない人が出るのが定番になっていて、それをすればそりゃあ感動するのだが、できれば、そういう「そりゃ泣くでしょ」みたいなズルい設定なしに、感動できる作品にもお目にかかりたいものである。
関西人的には、研二の「すんませ~ン」とか、お好み焼きを「お好み」というところとか、自然な関西弁が嬉しかった。

【5段階評価】3

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