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2013年3月17日 (日)

(966) 感染列島

【監督】瀬々敬久
【出演】妻夫木聡、檀れい、池脇千鶴、国仲涼子
【制作】2009年、日本

日本を襲うウィルスに立ち向かう人々を描いたパニック映画。

救命救急医の松岡(妻夫木聡)が運び込まれた急病人を扱うが、患者は死亡し、治療に当たった先輩医師(佐藤浩市)も急死。病院にWHOから小林栄子(檀れい)が派遣される。栄子は、このままでは数千万人の被害が出ると告げる。彼女はかつての松岡の恋人だった。
夫を失った真鍋麻美(池脇千鶴)は奇跡的に快復。栄子は松岡と麻美のもとを訪れ、心当たりを尋ねる。最初はしぶる麻美だったが、やがて、自分の結婚を祝うために、赴任先の東南アジアから帰国していた父親の修治(嶋田久作)が、体調を損ねていたことを告白する。
松岡は医学教授の仁志(藤竜也)と東南アジアに飛び、そこでもウィルスが蔓延していたことを知る。
栄子はやがて次の職場に旅立つが、自分自身も感染してしまう。栄子はテレビ電話で松岡に呼びかけ、ウィルスに打ち勝って治癒した患者の血を輸血するという治療法を松岡に告げる。松岡は、自分が治療している少女に、その治療を施し、少女は快復。松岡は栄子の元に駆けつけるが、時既に遅く、栄子は亡くなってしまう。松岡は泣き叫んで悲嘆するが、栄子の遺志により確率した治療法により、人類滅亡の危機は収束に向かうのだった。

最初は病院スタッフから敵視されていたWHOの栄子が、真摯にスタッフに協力を求めて頭を下げ、スタッフが次々とそれに答えて協力の意志を示す挙手をするシーンは感動的。看護師の母(国仲涼子)を亡くした夫(田中裕二)と娘の元に最後のメールが届き、夫が娘を抱えて涙するシーンもよかった。
が、顔が隠れちゃうという映画撮影的な事情があるとはいえ、医者がマスクもせずに感染者の家に入ったり、廃墟と化した銀座にたたずんだり、今ひとつ、感染の恐ろしさが伝わってこない。パンデミックを扱った作品は「アウトブレイク」が有名(一応、「28日後...」もそう)だが、ある意味では、映画のタイトルで話の内容が読めちゃって、実際に観てみると、本当に予想通り、ということなので、映像の恐怖感を相当に打ち出さないと、衝撃がない。感動的なシーンは、恋人を亡くした松岡がむせび泣くシーンなんかもよかったりしたが、全体としてインパクトに欠ける作品だった。

【5段階評価】3

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