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2013年2月 9日 (土)

(945) マイノリティ・リポート

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】トム・クルーズ、サマンサ・モートン、マックス・フォン・シドー、コリン・ファレル
【制作】2002年、アメリカ

予知夢を用いた犯罪予知システムを巡る人々を描いた近未来SFサスペンス。

幼い我が子を失い、妻とも別居しているジョン・アンダートン(トム・クルーズ)は、犯罪予防局に勤務している。プリコグと呼ばれる予知能力者が夢の中で予知した犯罪の発生場所をつきとめ、犯行前に犯人を取り押さえるのが彼の任務である。
あるとき、彼はプリコグの一人、アガサ(サマンサ・モートン)から、過去の犯罪の映像を見せられる。その謎を突き止めようと動いていると、今度は自分自身が、リオ・クロウという男を殺すという予知がなされる。身も知らぬ男を殺すはずがないと考えた彼は、警察を脱走。司法省のウィットワー(コリン・ファレル)は彼を追うが、ジョンは辛くも逃走に成功する。
予知システム開発者のハイネマン博士(ロイス・スミス)のもとに向かった彼は、博士から、3人のプリコグの予知内容が異なることがあり、そのときにはシステムの不完全性を秘匿するため、異なる予知はマイノリティ・リポートとして、予知者の脳内にのみ保管されるという話を聞く。ジョンは、アガサが見せた映像を入手するため、警察施設への侵入を決意。網膜感知による捜査の手から逃れるため、他人の目を移植すると、施設に潜入してアガサを連れ出す。リオ・クロウの居場所に向かった彼は、そこで息子の写真を発見する。リオ・クロウが息子の殺害犯だと知ったジョンは、逆上して彼を撃ち殺そうとするが、寸前で思いとどまり、彼を逮捕することにする。すると、リオは突然、それでは話が違うと言い出す。彼は自分の妻と子にお金を遺すため、何者かに殺人犯になりすますよう指示されていたのだった。混乱したリオはジョンの拳銃を自らに当て、引き金を引く。
現場を見たウィットワーは、残された証拠が過剰であると見抜く。彼は、プリコグたちが犯行現場の映像をエコーとして再度見ることがあり、その映像は消去されるという話を聞き、何者かが、過去に起こった犯罪をなぞることで、自らの犯罪をプリコグのエコーに見せかけ、殺人を実行したと推測。そのことを予知システムの正式導入をもくろむバージェス局長(マックス・フォン・シドー)に報告する。ところが黒幕は局長自身だった。局長は真相を知ったウィットワーを銃殺すると、妻の元に訪れたジョンを逮捕。しかし、妻のララ(キャスリン・モス)は、局長との会話から、局長が知るはずもない「溺死」という言葉を発したのを聞きとがめる。ララはジョンの目玉を使って施設に侵入すると、逮捕されていたジョンを救い出す。
ジョンとララは、システム導入の記念パーティに出演しているバージェス局長に接近。会場において、アガサの記憶映像を映写。その内容は、バージェス局長が、殺し屋に女性の殺害を依頼し、その殺人は犯罪予防局によって未然に防がれるものの、その後に局長自身が殺人者と同じかっこうをしてアガサの母親を溺死させた、というものだった。アガサの母親は、自分の娘を取り戻そうとしており、システム導入を狙うバージェスは、母親の存在が邪魔だと考え、始末したのだった。
プリコグたちは、バージェスがジョンを殺害することを予知。会場のバルコニーで対峙するジョンとバージェス。バージェスは、自分がジョンを撃てば、システムの完全性は確保されるが自身は逮捕、撃たなければシステムの不完全性が暴かれ、システム導入は中止、という岐路に立たされる。どちらも選べなかったバージェスのとった選択肢は、自らの命を絶つ道だった。
こうして予知システムの導入は中止。プリコグ達には穏やかな暮らしが訪れ、ジョンとララは復縁し、ララは新たな子を身ごもるのだった。

画像が少しぼやっとしているのは、「A.I.」とも似た雰囲気。縦横に走る自動車や、警官が持つ嘔吐棒、顔が変形する器具、潜伏している人物を捜す小型センサーのスパイダーなど、近未来のギミックが楽しい。
ちなみに、ジョンが移植される目の元の持ち主の名前はヤカモト。そんな名字は聞いたことがないが、外国人には日本人ぽい名前に聞こえるのだろうか。他の作品でもときおり登場するらしい。

【5段階評価】4

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