« (939) 007 慰めの報酬 | トップページ | (941) 八甲田山 »

2013年2月 4日 (月)

(940) 桜田門外ノ変

【監督】佐藤純彌
【出演】大沢たかお、北大路欣也、柄本明、西村雅彦、生瀬勝久、長谷川京子
【制作】2010年、日本

タイトル通り、桜田門外の変を、現場の指揮を担った水戸藩士の視点から描いた作品。

水戸藩士の関鉄之介(大沢たかお)は、農家の出の妻、ふさ(長谷川京子)と息子の誠一郎(加藤清史郎)を置いて、井伊直弼(伊武雅刀)暗殺の計画に加わる。
ペリーの来航、ハンスによる通商条約締結の要求という時代の流れの中、当時の大老、水戸藩主の徳川斉昭(北大路欣也)ら尊王攘夷派を弾圧する井伊直弼に敵意を燃やす水戸藩士たちは、雪の降る3月3日、桜田門外にて襲撃を決行。歴史の教科書などでも目にする桜田門外の変の様子がかなり忠実に映像化されている。
本作は、赤穂浪士で言えば吉良上野介を討ち取る場面に相当する、直弼を討ち取るクライマックスを作品の序盤に持ってきており、その後の藩士達の運命に焦点を当てている。
水戸藩に荷担し、3,000の兵を京都に送るはずだった薩摩藩が、その実行を裏切り、直弼を討ち取った実行部隊は行き場をなくし、つぎつぎと幕府側に捕らえられ、処刑される。徳川斉昭もまた、幕府に弓引く者として、彼らを捕らえるよう家臣に命じる。
最後まで生き残った鉄之介もついに湯沢の温泉で捕らえられ、斬首刑に処されるのだった。

コミカルな役どころの多い生瀬勝久が、藩士の高橋をシリアスに演じていたのが印象的。
ふさと誠一郎の住んでいる家が取り調べに合い、家の中をめちゃくちゃにされて涙をこらえるシーンなど、少し泣けるシーンもあったが、史実の映画化の宿命で、仲間がどんどん捕まってしまう救われない話なので、感動は控えめだった。この辺りは「大脱走」とも共通していた。

【5段階評価】3

|

« (939) 007 慰めの報酬 | トップページ | (941) 八甲田山 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (940) 桜田門外ノ変:

« (939) 007 慰めの報酬 | トップページ | (941) 八甲田山 »