(939) 007 慰めの報酬
【監督】マーク・フォースター
【出演】ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック
【制作】2008年、イギリス、アメリカ
007シリーズ第22作。「007 カジノ・ロワイヤル」に続くダニエル・クレイグ主演作。
英国機関、MI6の諜報員、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、愛する女性、ベスパーを失った傷から癒えずにいた。彼が生け捕りにしたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の尋問中、M(ジュディ・デンチ)の信用していたスタッフが裏切りを謀って逃走。それを追ったボンドは死闘の末、彼を撃ち殺すが、証拠を失ったMはいらだちをあらわにする。
さらなる証拠を求めるボンドがたどり着いたのは、グリーン・プラネットの代表者、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)だった。しかし、彼は砂漠の地下河川をせき止めてわざと水不足を起こして金儲けを企む悪人で、メドラーノ将軍(ホアキン・コシオ)との裏取引を企んでいた。ボンドは将軍に怨みを持つ女、カミーユ(オルガ・キュリレンコ)と知り合い、二人でドミニクに接近。ドミニクと将軍の取引現場となった砂漠のホテルに乗り込む。ホテルが爆発炎上する中、カミーユは将軍を殺害して家族を殺された怨みを晴らし、ボンドは格闘の末、逃げ惑うドミニクを捕らえると、砂漠に放置し、車で走り去る。Mはついにボンドを信用するのだった。
前作同様、シリアスな生身のアクションは、ジェイソン・ボーン・シリーズにも通じる迫力。ただ、序盤のカミーユと知り合うあたりの展開が分かりづらかった。
決して前作にひけをとらないこの作品の評価が3で、前作の評価を4にしているのは、自分でもおかしな気がするが、素直な感想なので仕方ない。人間の慣れとは恐ろしいということにしておく。
【5段階評価】3
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