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2012年12月11日 (火)

(901) 禁じられた遊び

【監督】ルネ・クレマン
【出演】ブリジット・フォセー、ジョルジュ・プージュリー
【制作】1952年、フランス

ギターの名曲「愛のロマンス」で有名なフランス映画。

幼い少女、ポレット(ブリジット・フォセー)は、ドイツ軍の空爆から逃れるため、両親と移動を続けていた。ところが、走り出した飼い犬を追いかけたポレットを救おうとした両親が、機銃掃射により命を落としてしまう。
身寄りがなくなり、死の意味もよくわからないまま、子犬の亡骸をかかえてさまようポレットは、やがて牛飼いをしている少年、ミシェル(ジョルジュ・プージュリー)と出会う。ミシェルはポレットを家に連れて帰り、家族も彼女を受け入れる。
ミシェルとポレットは死んだ子犬のために、人のいない水車小屋に墓を作るが、ポレットはもっと墓がほしいと言い始める。ミシェルはモグラやヒヨコ、ミミズの死骸などを集めては墓に埋めるが、ポレットは墓にふさわしい十字架がほしいと言い出し、ミシェルは懺悔に来たふりをして教会の十字架を盗もうとし、神父に見つかってしまう。
ミシェルは墓にある十字架を盗んで水車小屋に持って行く。墓が荒らされているのを見たミシェルの父は、仲の悪かった隣の家のしわざだと勘違いするが、神父からミシェルが十字架を盗んでいたことを知らされる。
警察がポレットを孤児院に引き取ろうとしているを知ったミシェルは、十字架のある場所を教えるからポレットを家においてほしいと頼むが、父親はミシェルを裏切り、ポレットは赤十字に引き取られてしまう。
修道女に待っているよう言われたポレットは、ミシェルを呼ぶ声を聞きつける。それは、ポレットの知るミシェルとは違う相手に対するものだったが、ポレットは、待っているよう言われた場所から離れて声を追い、そのまま雑踏の中に消えてしまうのだった。

戦争のさなか、死を悼む大人に対して、子どもの死に対する無邪気さを、墓作りに興じる幼い二人を通して描いている。エンディングは意味ありげだが、オチがないのは今ひとつだった。往年の名作ではあるので、一度観ておくのもいいかもしれない。退屈だし、画質も音質も悪いが。

【5段階評価】2

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投稿: 1 | 2012年12月11日 (火) 00:28

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