« (896) ランボー | トップページ | (898) ランボー3/怒りのアフガン »

2012年12月 7日 (金)

(897) ランボー/怒りの脱出

【監督】ジョージ・P・コスマトス
【出演】シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ネイピア
【制作】1985年、アメリカ

ランボー」シリーズ第2弾。ランボーがベトナムの捕虜を救出する。

収容所にいたランボー(シルベスター・スタローン)は、元上司のトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)から、特赦を条件にある作戦にかり出される。それは、マードック司令官の指揮のもと、ベトナムの捕虜収容所の写真を撮ってくるというものだった。
ランボーは、現地のコー・バオ(ジュリア・ニクソン)という女性の現地案内係と合流し、現地に向かう。ランボーは、マードックから交戦を禁じられていたにもかかわらず、収容所内に潜入し、とらわれていた捕虜を1名救助する。それを知ったマードックは、救出に向かわせていたヘリを帰還させてしまう。マードックのミッションは捕虜の救出ではなく、捕虜はいないという証拠集めだった。米政府としては、行方不明となっている米兵が捕虜として存在していると、救助や補償に費用がかかるため、探したがいなかったというアリバイがほしかった。ところが、使われていないはずの収容所にベトナム軍が再び捕虜を置いていたため、マードックとしては予定が狂ってしまったのだった。
ランボーは救助した捕虜とともに収容所に連れ戻され、激しい拷問を受ける。ランボーに好意を感じていたコー・バオは、娼婦のふりをして収容所に潜入し、ランボーと逃亡に成功。つかの間の休息の会話で、コー・バオはランボーとアメリカに行きたいと言い、ランボーは優しく頷く。さあこの死亡フラグがいつ実現するかと思って観ていると、直後にコー・バオは敵軍の銃弾を浴びて死んでしまう。怒りに火のついたランボーは、コー・バオの首飾りを形見として自らの首にかけると、収容所に再度潜入すると、ヘリを奪って捕虜とともに脱出。基地への帰還に成功する。
ランボーは、怯えるマードックに帰還を告げ、他にもいる捕虜を救出しなければお前を殺すと怒りをぶつけるのだった。

1作目では、多彩な手段で敵を殺さずに仕留めていくゲリラ戦法が魅力だったが、本作では弓矢がランボーの得意武器として登場。ただ、全体的にはよくある戦争映画の機関銃ぶっ放しまくりで人が倒れまくりの大味な戦闘シーンが目立ち、前作の良さがかき消された感は否めない。
とは言え、米兵捕虜の放置という社会問題に焦点を当てており、前作の帰還兵のPTSDほどの切実さではないものの、戦争の傷痕をえぐり出す作品ともなっている。
ちなみに、ランボーがコー・バオと船に乗っているシーンでは、ランボーがコー・バオの問いかけに「俺はただの消耗品さ(I'm expendable)」と答えるシーンがある。彼が2010年に「エクスペンダブルズ」の監督をすることを25年前に暗示しているようで面白い。

【5段階評価】3

|

« (896) ランボー | トップページ | (898) ランボー3/怒りのアフガン »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (897) ランボー/怒りの脱出:

« (896) ランボー | トップページ | (898) ランボー3/怒りのアフガン »