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2012年11月23日 (金)

(888) ソルト

【監督】フィリップ・ノイス
【出演】アンジェリーナ・ジョリー、リーブ・シュレイバー
【制作】2010年、アメリカ

ロシアとアメリカの大統領暗殺計画を題材にしたスパイ映画。

CIA職員のソルト(アンジョリーナ・ジョリー)は、尋問中のロシア人、オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)から、お前はロシア大統領暗殺を命じられたロシアのスパイだと曝露される。CIAのピーボディ(キウェテル・イジョフォー)は念のためソルトを尋問室に隔離するが、彼女はビルを脱出。ピーボディは、ソルトの上司、テッド・ウィンター(リーブ・シュレイバー)とともに彼女を追うが、ソルトはトレーラーやタンクローリーの屋根に次々と飛び移り、最後はバイクで逃走してしまう。
ソルトは髪を黒く染め、ロシア大統領の参列するアメリカ副大統領の葬儀に潜入。会場を爆破し、ロシア大統領の息の根を止める。現場にたどり着いたピーボディはソルトを逮捕するが、なぜか彼女は、撃てたはずのピーボディに攻撃をしなかった。そのことがひっかかるピーボディ。
車で連行されるソルトだったが、隙を突いて脱走。向かう先はオルロフのいるスパイのアジトだった。そこには、ソルトの夫、マイク(アウグスト・ディール)が拉致されていた。マイクはソルトがスパイとしてアメリカで暮らすための隠れ蓑であり、彼らはソルトの目の前で用済みになったマイクを射殺してしまう。しかし、かつてソルトが北朝鮮でスパイとして拘束された際、彼女の解放のために動いたマイクに、ソルトは本心からの愛を感じていたのだった。彼女は服従のふりをしながらオルロフら全員を殺害し、別のスパイと接触する。使命はホワイトハウス内でのアメリカ大統領の殺害。まず、別のスパイがアメリカ大統領に挑みかかり、現場を混乱に陥れると、緊急用の大統領避難場所にソルトが潜入。大統領を警護するウィンターは、現場にソルトがいることに気づく。警護班が銃で応戦しようとしたとき、突如、ウィンターが銃を奪い取ると、避難室内のスタッフを皆殺しにする。彼こそが、ロシア・スパイの首謀者だった。彼は大統領を殴って昏倒させると、テヘランに向けた核攻撃の発射を準備する。アメリカに中東を攻撃させ、アメリカの地位を失墜させるのが彼の目的だった。ソルトは避難室内でウィンターと再会。部屋に入れてくれと頼む。しかしそのとき、ロシア大統領が死んではおらず、クモの毒によって仮死状態になっていただけだったという報道が避難室内に流れる。それを見たウィンターは、ソルトがもはやロシアに従順なスパイではなくなっていることを知り、一人で計画を続行。ソルトは壁を破壊して避難室内に強行侵入し、何とかミサイルの発射を阻止。そこにようやくピーボディらが突入するが、現場の状況は、ソルトが室内のスタッフを皆殺しにし、ウィンターが大統領を守ったという構図だった。
連行されるソルトをウィンターが狙うが、ソルトは逆に、掛けられた手錠でウィンターを絞殺する。
ピーボディとヘリに乗るソルトは、事件の首謀者はウィンターで、アメリカにはまだウィンターのようなスパイが大量に潜んでいる、それを倒せるのは自分一人だと告げる。ソルトの言葉が真実だと確信したピーボディは、ヘリからのソルトの脱出を手助けする。ヘリから飛び出して川に落下したソルトは、そのまま消えていくのだった。

主人公を怪しみ、どちらかというと進んで撃ち殺そうとしていたピーボディが最後に主人公のよき理解者となるという展開。「交渉人」でも、主人公の射殺を主張していたデビッド・モース演じる刑事が同様の役割を担っており、この手の作品ではよくある手口。
主人公が女性という真新しさはありながらも、やはり若干絵空事めいていて、緊迫感は今ひとつだった。昨今のCGで何でもありという映像技術に観客が慣れてしまっていて、アンジェリーナ・ジョリーの体当たりアクションも、それほど驚異の映像とならないのが哀しいところだ。

【5段階評価】3

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