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2012年11月 3日 (土)

(875) 勝利への脱出

【監督】ジョン・ヒューストン
【出演】シルベスター・スタローン、マイケル・ケイン、マックス・フォン・シドー
【制作】1981年、アメリカ

第二次世界大戦下で行われたドイツチームと捕虜の混成チームとのサッカー対戦を描いた作品。「大脱走」と同様、脱走が大きなテーマとなっており、テーマ曲も似ている。

ドイツ軍の将校、フォン・シュタイナー(マックス・フォン・シドー)は、捕虜がサッカーに打ち興じる姿を見て、士気高揚のため、ドイツ軍と連合軍のサッカー試合を行うことを思いつく。
元サッカー選手の捕虜、コルビー(マイケル・ケイン)がキャプテン兼監督となり、チームの指導を開始。サッカーの実力に乏しいハッチ(シルベスター・スタローン)は、トレーナーの名目でチームに紛れ込むが、彼はパリで行われる試合を利用した脱走計画を成功させるという使命を負っていた。
仲間の協力で収容所を脱走した彼は、外部のレジスタンス組織と接触し、収容所に戻るが、彼は独房に入れられてしまう。コルビーは脱走情報を得るため、ドイツ軍に「ハッチはトレーナーではなく、骨折したゴールキーパーの代わりに入る選手だ」と主張。コルビーは正キーパーの腕をベッド上で踏みつけて折り、ハッチをチームに引き入れる。
試合の日、国の威信を賭けるドイツ側は、ドイツチームに有利な判定をする審判を送り込み、選手もラフプレーを連発。前半戦は1-4となる。
連合軍チームがロッカールームに戻ったとき、レジスタンス組織が下水道につながる脱走ルートを確保。ハッチはみんなを率いて逃げだそうとするが、チームメイト達は、このままでは引き下がれないと試合の続行を決意。ハッチも試合に臨む。
彼らの熱意と観客の大歓声により、チームは得点を重ねる。そしてハッチが相手のペナルティキックを止めて試合が終了した瞬間、興奮が頂点に達した観客がピッチになだれ込み、チームメンバーは市民に紛れて場外に出てしまう。
彼らのプレーに感動を覚えたフォン・シュタイナーは、ひとり苦笑いしながら観客席で彼らを見送るのだった。

ペレをはじめとするプロサッカー選手たちが、選手役で登場。バイシクルシュートなどの名シーンは本格的。脱走より名誉ある勝利を優先した選手達が、結果的に感動した観客達によって選手とばれないよう上着を羽織らされ、脱走にも成功してしまうというエンディングが素晴らしい。「大脱走」が脱走に失敗する話であるのに比べると、痛快だ。

【5段階評価】4

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