« (873) ニルスのふしぎな旅 | トップページ | (875) 勝利への脱出 »

2012年11月 2日 (金)

(874) もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら

【監督】田中誠
【出演】前田敦子、瀬戸康史、大泉洋
【制作】2011年、日本

萌え系女子高生が表紙を飾るビジネス本ということで、けっこう売れた岩崎夏海原作小説の映画化作品。

女子高生の川島みなみ(前田敦子)は、親友で入院中の宮田夕紀(川口春奈)の代わりに、野球部マネージャーになる。本屋でマネージャーになるための本を探すが、店員(石塚英彦)が進めたのは、ドラッカーの「マネジメント」。しかし彼女はその本をもとに、弱小で覇気のない部員のやる気を高めていく。夕紀が亡くなるというつらい体験を乗り越え、野球部はついに甲子園出場を果たす。

比較的、原作に忠実に映画化されており、序盤はわりと丁寧にドラッカーの言葉が紹介されるのだが、終盤は、ハライチ的にいうと、「マネジメント関係なくなっちゃったっ! 」という感じ。クライマックスでの、チームの逆転が必要な場面では、みなみはただ傍観しているだけになっている。
ただ、中盤の、「フォアボールを出したくて出す投手なんていない」と監督(大泉洋)が部員を諭すシーンはよかったし、ほどよくまとまっている作品だった。

【5段階評価】3

|

« (873) ニルスのふしぎな旅 | トップページ | (875) 勝利への脱出 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

評価3の映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (874) もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら:

« (873) ニルスのふしぎな旅 | トップページ | (875) 勝利への脱出 »