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2012年10月26日 (金)

(870) 私は貝になりたい

【監督】福澤克雄
【出演】中居正広、仲間由紀恵、石坂浩二、笑福亭鶴瓶
【制作】2008年、日本

往年の名作テレビドラマの映画化。過去にもフランキー堺主演で映画化されている。

高知の小さな町で床屋を営む清水豊松(中居正広)。足の悪い彼のもとにも赤紙が届き、彼は兵役に就くことになる。
臆病者の豊松は、上等兵(六平直政)に目を付けられ、同じ二等兵の滝田(荒川良々)とともに手荒い扱いを受ける。
あるとき、米軍の爆撃機が山中に墜落し、乗員がパラシュートで脱出したとの報を受けた矢野中将(石坂浩二)は、「適切に処理せよ」と部下に命令。豊松の所属する部隊が米兵を発見するが、上官は処刑を決定。豊松と滝田が処刑役を任じられる。
米兵を殺す勇気のない豊松の剣先は、米兵の腕をかすめるだけだったが、米兵は衰弱しておりまもなく息を引き取る。
しかし、終戦後の裁判で、豊松は上官の命令を拒否できたのに進んで米兵を殺害したと認定され、絞首刑を言い渡されてしまう。
豊松の帰りを息子や娘と待っていた房江(仲間由紀恵)は、雪深い山中を歩き回って、200名の助命嘆願の署名を集めるが、努力もむなしく、豊松は絞首刑となる。彼の最期の言葉は、「私は貝になりたい」だった。

キャストはアイドル映画だが、意外と見応えがあった。突如、警察が来て、連行される豊松の乗せられた車を、子どもが必死に追いかけるシーンは胸を打った。雪山を歩く房江や、処刑場で部下の助命を訴える矢野中将など、一つ一つのシーンがコンパクトかつ端的に映像化されており、すっきりとすがすがしい作品だった。

【5段階評価】3

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