(855) ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
【監督】森脇真琴
【出演】小原乃梨子(声)、横沢啓子(声)
【制作】1989年、日本
のび太たちが大人になった2011年を舞台に、のび太やジャイアン、スネ夫の子供達とドラミちゃんが活躍する作品。
のび太(広森信吾)と静香ちゃん(野村道子)の子供、のびスケ(小原乃梨子)は、父親とは違ってわんぱく者。ジャイアン(たてかべ和也)の息子ジャイチビ(たてかべ和也)と、スネ夫(肝付兼太)の息子スネ樹(肝付兼太)は、のびスケにいじめられていた。
ある日、のびスケの家に、子供時代ののび太が送った未来からの郵便物が届く。それはのび太の悪筆のせいで誤配されたものだったが、のびスケはそれに気付かず、届けられた品をジャイチビに渡してしまう。
中に入っていたのは、ドラえもんの小型版、ミニドラだった。のびスケとジャイチビ、スネ樹は、ミニドラを使って遊び始める。
誤配されたミニドラを追ってきたドラミちゃんは、のびスケにミニドラを返すように言うが、のびスケ達はミニドラを連れて逃げ出し、ドラミちゃんとのおっかけっことなる。
のびスケはミニドラが四次元ポケットから出したミニチュア潜水艦に、スモールライトを使って乗り込み、逃走するが、東京湾の海底に沈んでしまう。
しかし、のび太がのびスケに持たせていた通信装置を使って、ドラミちゃんはさらに海底に潜れと指示。そこには、日本で開発が進められていた海底牧場があり、太陽光エネルギーを得た潜水艦は、無事に海上へと到達。家族は再会を喜び合うのだった。
短めの作品。海底に沈んだ潜水艦がきしみ出すところでは、この先どうなるんだろうか、なんて素直にどきどきしてしまった。
しかし、近未来として描かれている2011年が、すでに過去になっているというのが、あらためて新鮮である。
【5段階評価】3
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