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2012年9月 8日 (土)

(840) ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、ビゴ・モーテンセン、イアン・マッケラン
【制作】2003年、ニュージーランド・アメリカ

ロード・オブ・ザ・リング」の3作目。フロド(イライジャ・ウッド)が旅を終え、大団円を迎える。第76回アカデミー賞作品賞受賞作品。

フロドは従者のサム(ショーン・アスティン)と先導役のゴラム(アンディ・サーキス)とともに、指輪を捨てる旅を続ける。
ガンダルフ(イアン・マッケラン)の一行は、崩壊したアイゼンガルドでピピン(ビリー・ボイド)とメリー(ドミニク・モナハン)の二人と再会。そこでピピンはサウロンがサルマンとのやりとりに用いていた石を発見。ガンダルフの目を盗んでそれをのぞき込んでしまい、サウロンに居場所を知られてしまう。その一方、サウロンの軍勢がゴンドールのミナス・ティリスに攻め込もうとしていることを知り、ガンダルフはピピンを連れてゴンドールに向かう。
ゴンドールを統治しているデネソール(ジョン・ノーブル)は、ローハンからの援軍を拒否するが、ガンダルフはピピンを使って援軍要請ののろしを上げる。
ローハンにいたアラゴルン(ビゴ・モーテンセン)は、エルフの長老、エルロンド(ヒューゴ・ウィービング)から、かつてサウロンの指を切り落とした伝説の剣、アンドゥリルを受け取ると、ゴンドールの戦いに協力しなかったために成仏できずにいる死者の軍団を味方に付け、ゴンドールに向かう。
ローハン軍は、サウロンの軍勢と勇敢に戦っていたが、ついにナズグルの頭、アングマールにセオデン王が倒される。しかし、セオデン王の姪、エオウィン(ミランダ・オットー)がメリーとともにアングマールを倒し、セオデン王は安らかに息を引き取る。
オログ・ハイやナズグル、オリファントの猛攻により進退窮まったローハン軍だったが、大量の死者の軍団を味方に付けたアラゴルンの到着により形勢が逆転。死闘に終止符が打たれる。
一方のフロドは、ついに本性を現したゴラムにより、いちどはサムとの仲を引き裂かれるが、最後は指輪を奪い取ったゴラムごと、指輪をモルドールの滅びの山の溶岩流の中に投げ込み、復活をもくろんでいたサウロンもこの世から消滅する。
ふるさとに無事に戻ったフロドだったが、彼は旅を記録した物語をサムに託すと、ガンダルフとともに新たな旅に出るのだった。

3時間超の大作。ついつい「スターウォーズ/EPISODE6 ジェダイの帰還」と比べながら見てしまった。共通点はいろいろあるが、やはりドラマとしても、映像としても、魅力の高さはスターウォーズに軍配が上がってしまった。
確かに、スターウォーズに登場する大量の戦闘機や帝国軍の兵士と、本作に登場する大量の軍勢とでは、本来、後者に迫力があっても不思議はない。しかし、映像化不能なものなどないと言っても過言ではないCG全盛の現在では、どれだけ騎馬の兵士が多くても、どれだけ大量の投石機が現れても、CGだと何でもありなので、どうにも作り物感がぬぐえず、感動が薄れてしまう。
人間ドラマとしても、やはり父と子、兄と妹、といった血縁にまつわる話の方が分かりやすく、本作の、最後まで指輪の魔力に抗しきれないフロドとゴラムのとっくみあいを見ていると、「まだやってんの? 」みたいになってしまった。
とは言え、トールキンが言葉で紡いだ壮大な世界観を、高い技術力で映像化した点には非常に満足。よくやってくれたなぁ、と、ファンとして拍手を送りたい。

【5段階評価】4

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