(839) ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔
【監督】ピーター・ジャクソン
【出演】イライジャ・ウッド、ビゴ・モーテンセン、ジョン・リス=デイビス、オーランド・ブルーム
【制作】2002年、ニュージーランド・アメリカ
「ロード・オブ・ザ・リング」の続編。悪の王サウロンの大軍勢を、ガンダルフ(イアン・マッケラン)やアラゴルン(ビゴ・モーテンセン)らが退けるまでを描いている。
前作では、指輪を捨てる旅に出た仲間たちはちりぢりとなる。フロド(イライジャ・ウッド)は従者のサム(ショーン・アスティン)との移動中、指輪に執念を燃やすゴラム(アンディ・サーキス)を捕獲。彼を先導役として旅をするうち、フロドは次第に、ゴラムを敵ではなく、指輪の力に心を蝕まれた悲しい存在として認識するようになる。
オークに捕らえられたピピン(ビリー・ボイド)とメリー(ドミニク・モナハン)は、戦闘のすきにオークから逃げ、エント族の木の髭(ジョン・リス=デイビス)と出会う。二人はサルマンが森を破壊していることを木の髭に伝え、怒ったエント達はサルマンの居城を崩壊させる。
ピピンとメリーを救おうとしていたアラゴルン、レゴラス(オーランド・ブルーム)、ギムリ(ジョン・リス=デイビス)の3人は、ピピン達が木の髭に出会った森でガンダルフと再会。4人はサルマンの攻撃に晒されようとしている都市、ローハンに向かう。
ローハンの王、セオデン(バーナード・ヒル)は、蛇の舌(ブラッド・ドゥーリフ)により魂を抜かれたようになっており、セオデンの甥、エオメル(カール・アーバン)は城を追放されていたが、ガンダルフが蛇の舌を城から追い出し、セオデン王はかつての力を取り戻す。
サルマンはオークの改良種、ウルク・ハイの大軍勢をローハンに送り込む。ガンダルフが不在となったローハンの城は陥落寸前となるが、そこにガンダルフがセオドレドとともに現れ、ウルク・ハイを蹴散らす。
フロドとサムは、ゴンドールのファラミアに捕らえられるが、その重大な使命を認識したファラミアは、法に背いて二人を解放するのだった。
原作に登場する木の髭が映像化されたのは嬉しいが、ちょっとこじんまりした印象。攻城戦もそこそこ迫力があるが、子どもも見ることを意識しているのか、あまりどぎついシーンはなく、レゴラスが盾をスケボーにして階段を滑り降りるのも、なんだかなぁという。そう考えると「スター・ウォーズ」シリーズはやっぱりすごいんだ、と再認識した。
【5段階評価】3
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