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2012年7月25日 (水)

(815) ウォーリー

【監督】アンドリュー・スタントン
【出演】ベン・バート(声)、エリサ・ナイト(声)
【制作】2008年、アメリカ

ピクサーとディズニーが手がけたCGアニメ作品。

舞台は29世紀の地球。人の気配はなく、WALL・E(ベンバート、横堀悦夫)というゴミ処理ロボットが黙々と作業をしている。彼はあるとき、靴の中に育った草木の苗を見つけ、それを自分のすみかにしまい込む。
あるとき、地球に巨大な宇宙船が飛来し、一体のロボットを放つ。ロボットはイブ(エリサ・ナイト、園崎未恵)といい、不審なものには、すさまじい破壊力の銃で容赦なく攻撃する機能を持っていた。
ウォーリーは次第に彼女と打ち解ける。ウォーリーがイブの気を引こうと、見つけた苗木を見せると、イブは突然、それを体内に取り込み、動作を停止する。ウォーリーは動かなくなったイブの世話を献身的に続ける。
やがて、再びあの巨大な宇宙船が地球に到着し、イブを連れ去る。イブは地球の植物を採取するためのロボットだったのだ。ウォーリーはイブを必死で追いかけ、宇宙船にしがみつく。宇宙船の目的地は、地球を離れた人類が居住する巨大な宇宙船だった。
宇宙船にすむ人類は、移動式の椅子に座ったままで何でもロボットに世話してもらえるため、歩くこともできないほど肥満化していた。艦長(ジェフ・ガーリン、草刈正雄)は植物が再生し始めた地球に戻ろうとするが、宇宙船を実質的に支配しているロボット達は、それに逆らい、艦長を幽閉する。ウォーリーとイブは宇宙船のロボットから植物を奪い返し、艦長もロボットを手動に切り替えることに成功。宇宙船は地球に降り立つのだった。

ストーリーは単純すぎず複雑すぎずで面白く、CGアニメもスピード感にあふれ、何より美しい。宇宙船や地球上のロボットや様々な装置のデザインも洗練されていて、それをみているだけでもほれぼれとする。これを劇場で観た人は、素直に「ああ、面白かった」と思うのではないだろうか。
個人的には、ウォーリーの相棒がゴキブリというのがどうにも受け付けず、宇宙船暮らしを何百年も続けていた人類が地球に降り立った感動の瞬間も、「ああ、ゴキブリのいる惑星に来ちゃったか」と素直に喜べなかったりした。
洋画には、ゴキブリが登場する映画がいくつかある(「ジョーズ・アパートメント」とか「メン・イン・ブラック」とか)が、不潔や生理的嫌悪感をもたらすものの象徴のように描かれるばかりかと思いきや、本作のように愛らしいキャラクターとして扱う場合がときどきあるように思う。しかし、日本人でゴキブリをかわいいと思う人はそうとう珍しいはずで、主人公の相棒としてゴキブリを選択するのは、日本にはない感覚だな、と思った。

【5段階評価】4

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