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2012年6月21日 (木)

(789) SPACE BATTLESHIP ヤマト

【監督】山崎貴
【出演】木村拓哉、黒木メイサ、山崎努、柳葉敏郎、緒形直人
【制作】2010年、日本

松本零士原作漫画の実写版映画化作品。

話としては、宇宙戦艦ヤマトの乗組員が、イスカンダルから放射能除去装置を手にして、ガミラスの攻撃を受ける地球を救うというもの。

しかしまあ、山崎努、西田敏行、橋爪功、柳葉敏郎と、並み居る名優を揃え、特撮をふんだんに使っておきながら、なんでこんな豪華な学芸会をやっちゃいました、みたいな作品になってしまったのか、逆の意味で監督のセンスに脱帽である。キムタクなんて、「今の台詞かんでたんじゃ? 」と思えるようなシーンもあったりするし、途中からどうでもよくなったんじゃないか、なんて心配もしたりして。

敵をやっつけたときの司令室のクルー、特に南部(矢柴俊博)のガッツポーズも、なんでこんな芝居なの、と見ているこっちがはずかしくなってしまうほどで、もう見てらんない。
まあ、現場的には周りに何もないセットの中で、「敵を倒して喜ぶシーン」とか言われてやらなきゃいけないわけだから、そりゃ身も入らんわな、とは思うが、最近の映画はCG合成があたりまえで、役者は、今まで以上にそのなりきりぶりを問われるわけなのだろうし、逆に言えばそれを感じさせない多くの作品の俳優の演技力は、すごいということでもある。

それにしても地球人は、捕獲した敵の戦闘機から飛び出した丸腰の宇宙人が、床に落ちて飛び跳ねて逃げただけで、問答無用で銃を乱射するわ、乗り込んだ敵の惑星では、群がる宇宙人を次々と撃ち殺すわ、考えてみればかなりの残虐非道ぶり。危なくなると古代進(木村拓哉)はアナライザーを放出し、アナライザーは突然人型ロボットに変身すると、無双系ゲームのように宇宙人の大量殺戮を開始し、それでも宇宙人にしがみつかれると自爆する。ひどいぜ地球人。
そもそも、ガミラス星人の描き方に、全く愛情が感じられないというか、ただただ地球人を殺戮しようと大量に群がる感情のない生命体として描いていて、「スターシップ・トゥルーパーズ」のインセクトの描き方より扱いがヒドい。
評価は限りなく2に近いが、まあ、そこそこの映像美に敬意を表して評価は3。

【5段階評価】3

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