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2012年6月 6日 (水)

(774) 第9地区

【監督】ニール・ブロムカンプ
【出演】シャルト・コプリー、デビッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ
【制作】アメリカ・南アフリカ・ニュージーランド

難民となったエイリアンの移住計画を任された男を描いた作品。

ヨハネスブルグ上空に宇宙船が漂着。中には難民化したエイリアンがおり、地球側は軍事企業が母体となったMNUという組織を作り、エイリアンを管理する。
エイリアンは第9地区と呼ばれるスラム街に住まわされていたが、地球人との小競り合いが頻発したことから、移住計画が立ち上がる。計画を任されたビカス(シャルト・コプリー)は、計画遂行中、エイリアンの一人、クリストファー・ジョンソン(ジェイソン・コープ)が20年かけて作成した黒い液体を浴びてしまう。
それにより、彼の左手はエイリアンの手のようになってしまう。MNU社は彼を捉え、彼が、エイリアンでなければ作動させることのできない高性能の武器を扱えることを確認すると、彼を解剖しようとする。
ビカスはMNU社を抜け出し、第9地区に逃げ込む。妻との平穏な暮らしを望んでいたビカスは、クリストファー・ジョンソンから、黒い液体があれば手を治せると聞き、クリストファー・ジョンソンとともにMNU社に再度侵入し、それを奪還する。しかし、クリストファー・ジョンソンは、MNU社で人体実験されている仲間を救うため、黒い液体をビカスの手の治療ではなく、母星への帰還に使うので、手の治療は3年待ってくれ、とビカスに告げる。ビカスは猛烈に反対する。
そんな彼らを追って、MNUに所属する好戦的な大佐のクーバス(デビッド・ジェームズ)がヘリで突入してくる。ビカスとクリストファー・ジョンソンはエイリアン用の機体に乗り込み、上空に待機している母艦に戻ろうとするが、クーバスらは機体を打ち落とす。ビカスはクリストファー・ジョンソンとその子どもを助けるため、パワードスーツのような戦闘マシンに乗り込み、単身でクーバスの部隊に応戦する。クリストファー・ジョンソンは、3年後に必ず戻ると約束し、母艦に戻る。
ビカスの応戦もむなしく、彼の乗り込んだ戦闘マシンは破壊される。クーバスは彼の息の根を止めようとするが、そこに複数のエイリアンが現れてクーバスを取り囲み、彼の体を引きちぎってしまう。
こうしてビカスは消息不明となる。彼はエイリアンの姿となり、クリストファー・ジョンソンの再来を待つのだった。

ドキュメンタリー風の展開、監視カメラの映像などを織り交ぜた編集により、独特のリアリティを醸し出している。特撮も極めて自然。
エイリアンと地球人との大戦争、というわけでもなく、一人の男の戦いがテーマとなっており、この手のSFものとしては、若干、ストーリーが矮小というか、わくわくする感じがないので、評価は3にしたが、よくできた作品だった。
作中では「エビ」という蔑称で呼ばれるエイリアンは、FFXIのアンティカにそっくり。左手だけがエイリアンになってしまうところを見て、「ゴッドハンド洋一かよ」と思ったのは私だけではあるまい。

【5段階評価】3

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