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2012年6月 1日 (金)

(769) マイ・フェア・レディ

【監督】ジョージ・キューカー
【出演】オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン、スタンリー・ホロウェイ
【制作】1964年、アメリカ

言語学の教授に英国上流階級としての話し方を教育される女性を描いたミュージカル映画。第37回アカデミー賞作品賞受賞作品。

ヒギンズ教授(レックス・ハリソン)は、話し方を聞いただけでその人の育ちを当てることのできる言語学の権威。彼は、街で粗野な話し方をする花売りの娘、イライザ(オードリー・ヘプバーン)に出会う。ヒギンズ教授は、友人のピカリング大佐(ウィルフリッド・ハイド=ホワイト)に、この娘を6ヶ月で大使館の舞踏会に出られるほどの一流の女性にしてみせると豪語する。特訓の甲斐あり、一度は競馬場で育ちの悪さがばれそうになるものの、舞踏会では王子のダンスの相手を務め、育ちをごまかす人間の出自を暴くのが得意な別の言語学者に「彼女ほど完璧な英語を話すのは英国人ではない。ハンガリーの王女だ」と言わしめる。会心の勝利に歓喜するヒギンズ教授だったが、一番の立役者であるイライザに対するねぎらいは何一つなく、怒ったイライザはヒギンズの屋敷を飛び出してしまう。彼女のいなくなった暮らしのむなしさから、ヒギンズはイライザへの恋心に気づく。そこにイライザが戻ってきて、映画は終わる。

ミュージカルの合間合間は若干退屈だが、楽しい映画。特に、イライザの父親、アルフレッド(スタンリー・ホロウェイ)の歌う、「運が良けりゃ(With A Little Bit Of Luck)」の「ウェーラレゴベ、ウェーラレゴベ、」というだみ声の歌が楽しい。「踊り明かそう (I Could Have Danced All Night)」も有名な曲。英語の歌は韻も楽しいが、字幕を追うだけではその楽しさは得られない。ぜひ原語で楽しみたい。

【5段階評価】4

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