(766) 地雷を踏んだらサヨウナラ
【監督】五十嵐匠
【出演】浅野忠信、市毛良枝
【制作】1999年、日本
戦場カメラマンの人生を描いた作品。
戦場カメラマンの一ノ瀬泰造(浅野忠信)は、撮影の才能に乏しく、いかに危険を顧みず被写体に迫るかを信条としていた。現地の人々と親交を深める中で、幼い子の死、親友の結婚、戦友との死別、現地女性との恋といった経験を経て、彼はカンボジアのアンコールワットへの思いを募らせていく。アンコールワットは過激派勢力クメール・ルージュの支配下にあったが、彼は無謀にも現地に入り込む。そして写真を撮らせてくれという懇願もむなしく、彼は命を落とす。
浅野忠信が現地語と英語中心の台詞を覚えた努力はすごいと感じるが、めざましい名演技があるわけでもなければ、戦地のシーンに迫力があるわけでもなく、全般的に物足りない作品である。「TAIZO」を観たときにも感じたが、死ぬべくして死んだという感じなので、共感も難しかった。
【5段階評価】2
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