(758) ジャングル大帝
【監督】竹内啓雄
【出演】津嘉山正種(声)、富田耕生(声)、柊美冬(声)
【制作】1997年、日本
手塚治虫原作漫画の劇場版。
ジャングルの王、レオ(津嘉山正種)に、待望の子が誕生。オスのルネ(柊美冬)とメスのルキオ(椎名へきる)はすくすく育つ。一方、強欲な探検家のハム・エッグ(立川談志)が、人類にとって貴重なエネルギーとしての可能性を秘めた月光石を求め、レオの住むジャングルにやってくる。彼らは木を切り倒し、動物を容赦なく殺し始めたため、同行していたヒゲオヤジ(富田耕生)はラムネ(松本保典)とともに別行動に出る。
ヒゲオヤジは動物たちが死斑病に苦しんでいるのを知り、その治療に当たる。妻のライヤ(倍賞千恵子)に死なれ、娘のルキオの発病にもなすすべのなかったレオは、治療してくれたヒゲオヤジを信頼し、彼らの月光石探しに協力する。ハム・エッグはその後をつけ、月光石を奪おうとする。ラムネが凶弾に倒れるが、レオはハム・エッグに襲いかかり、ハム・エッグは絶命する。猛吹雪の中、ヒゲオヤジとレオは下山する体力を失ってしまうが、レオは自らの命を投げ出し、自分の肉と毛皮で下山するようヒゲオヤジに伝える。無事、山を下りたヒゲオヤジはルネと再会し、父親の勇敢な最期を語って聞かせるのだった。
原作では、ルネが洪水に流され、サーカス団に売られるという流れになっているが、テレビ放映では、天災をイメージさせるということで、人間の世界に興味を持ったルネが自ら冒険に出るような流れに変更されている。ルネがオルゴールを気に入る話やサーカスでの活躍などが、大筋と関係のないエピソードになっており、展開の細切れ感が作品全体をこぢんまりとさせてしまっており、残念だった。
【5段階評価】2
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