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2012年5月19日 (土)

(756) 大阪外道

【監督】石原貴洋
【出演】木村涼介、河本政則、大宮将司
【制作】2011年、日本

第22回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のオフシアター・コンペティション部門でグランプリに輝いた作品。

母親が入院中でとび職の父親(水野祐介)と二人暮らしの中一の少年、マサシ(木村涼介)は、小学生達のボス的存在の不良だったが、高校生のカツアゲには屈していた。町では高校生はチンピラに、そしてチンピラはやくざにやられるという強弱関係があった。
ある日、マサシの父親が作業現場の事故で入院してしまい、親戚からも面倒を見ることを拒否されたため、何人かの子供達を世話しているという男の家に世話になる。男は杉村(大宮将司)といい、店からみかじめ料を脅し取る極悪人で、外道と呼ばれてヤクザからも一目置かれていたが、子供には優しかった。
一方、地元ヤクザの息子、飛髙(河本政則)は、非道と呼ばれ、からんでくるチンピラをプラスドライバーで刺し殺す傍若無人ぶり。ヤクザはヒットマンを送り込むが、返り討ちに遭い、怒った彼は父親を含め、事務所のヤクザを皆殺しにしてしまう。
飛髙の息子のテツオ(河本龍明)はひどい虐待を受け続けており、杉村の家に逃げ込んでいたが、見つかってしまう。息子を連れ戻す飛髙を杉村とマサシが追いかけるが、彼は杉浦も殺してしまう。そこに通りかかったマサシの父は、息子を守ろうと飛髙に飛びかかるが、とてもかなわなず、その場から逃げ去る。しかし、彼は車で戻ってきて飛髙をはね飛ばすと、マサシを連れ帰る。
マサシは近所の高校生にカツアゲされるが、今度は彼らに殴りかかるのだった。

さすがに映像はビデオ撮影っぽいし、歩き方はぎこちないし、最初の子供の会話から学芸会のようなので、「おいおい大丈夫か」という感じではあるのだが、途中で出てくるチンピラなんかは、本職ですか、と聞いてしまいそうなほどリアルで、話にはぐいぐいと引き込まれた。
暴力は輪廻するというような救いようのない話ではあるが、面白かったか、と聞かれれば素直に面白かったと言える作品だった。

【5段階評価】3

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