(749) 病院へ行こう
【監督】滝田洋二郎
【出演】真田広之、薬師丸ひろ子、大地康雄
【制作】1990年、日本
階段から落ちて大けがした男が入院した病院を舞台にしたコメディ。
広告代理店に勤める新谷公平(真田広之)は、忙しさの余り、妻の春子(斉藤慶子)からの電話にもまともに応じない。夜中に帰宅すると、妻は見知らぬ男(大地康雄)を家に連れ込み、野球拳に興じていた。逃げる男を追う公平はもみ合いになり、階段を転げ落ちて二人とも大けがを負う。公平の処置をしたのは研修医の吉川みどり(薬師丸ひろ子)。注射もまともに打てない彼女に公平は苦しめられ、入院した大部屋の隣のベッドには、妻の連れ込んだ男がいた。
公平はストレスから胃潰瘍を患い、隣の男、如月には肺がんの疑いがあった。担当医となったみどりは、如月に結核の検査を施し、結果を待つ。如月はみどりに恋心を抱き、それを知った公平もみどりに接近。彼女との行為にいたり、悦に入る。しかし、如月が実は女性との交際経験がなく、春子ともその日知り合ったばかりで何もしていないと聞かされ、彼を応援しようという気持ちに変わっていく。
如月の肺を切開しようと主張する医師に反対していたみどりは、ようやく手にした検査結果から、如月のがんの疑いが晴れたことを知って狂喜。屋上にいた公平に抱きついてキスをしてしまう。しかしそこには如月がいた。如月を傷つけたくないあまり、公平は思わず、別に彼女が好きだった訳じゃない、と言ってしまう。退院の日、公平はみどりに挨拶をしに行く。みどりは公平に、私も誰でもよかったんだ、と強がりを言い、二人は別れる。外には春子の姿があった。
病院の内幕をつぶさに描くというよりは、公平、如月、みどりの3人を中心に展開する、比較的こじんまりしたラブコメディだった。まだ無名の大杉漣がちょい役(なくなった少女の父親役)で出演している。
【5段階評価】3
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