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2012年5月 9日 (水)

(746) 青の炎

【監督】蜷川幸雄
【出演】二宮和也、松浦亜弥、山本寛斎、秋吉久美子、鈴木杏
【制作】2003年、日本

貴志祐介原作小説の映画化作品。粗暴な元養父の殺害を企てた高校生の悲劇を描く。

高校生の櫛森秀一(二宮和也)は、母の友子(秋吉久美子)と妹の遙香(鈴木杏)と暮らしていた。父親は交通事故でなくなり、母親は曾根隆司(山本寛斎)という男と再婚したが、男は酒におぼれ、家族に暴力をふるうようになったため、すでに離婚。しかし、その曾根が家に戻ってきてしまったのだ。秀一は、曾根を家から追い出さない母親に怒りをぶつけるが、それには理由があった。遙香は曾根の連れ子だったのだ。曾根を追い出すと遙香の親権を主張される恐れがあったため、遙香が自らの意志で友子の養子になるまで耐えようとしていたのだった。
しかし、曾根が母親を手込めにしているのを知り、秀一は殺害を決意。美術の時間に授業を抜け出し、自転車を飛ばして家に戻ると、あらかじめ薬を混入した酒を飲ませて泥酔している父親を感電死させ、学校に急いで戻る。
彼が校庭で絵を描いていたという嘘は、同級生の福原紀子(松浦亜弥)に見抜かれるが、彼女はそのことを秘密にしていた。父親の死因は心臓麻痺と診断され、秀一の完全犯罪は成功したかに思えた。
しかし、コンビニでバイトをしている秀一のもとに、クラスメートの悪友、石岡(川村陽介)が現れ、父親殺しをばらされたくなければ、30万貸せ、と秀一を脅す。彼は、秀一が自転車を飛ばして自宅に戻り、また出て行くところを目撃していたのだ。秀一は、石岡に狂言のコンビニ強盗をけしかけ、もみあったふりをして彼を刺し殺す。
捜査に当たった刑事の山本(中村梅雀)は、コンビニの防犯カメラの映像に不審な点をいくつも見出し、柔和な印象とは裏腹に、秀一を追い詰めていく。
秀一は白状する前に一日だけ欲しいと山本に頼むと、紀子を学校に呼び出して別れを告げ、帰り道、自転車で走行中の大型トラックに突っ込むのだった。

ただのアイドル映画かと思ったが、二宮和也の演技が光るよい作品だった。あややのしゃべり方はやっぱりあややっぽかったりしたが。山本寛斎の鬼気迫る演技もなかなかのものだった。
ただ、秀一の犯行はかなりずさんで、とても完全犯罪が成立するとは思えなかったので、展開の意外性はあまりなかったかも。

【5段階評価】3

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