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2012年5月 7日 (月)

(744) 十二人の怒れる男

【監督】シドニー・ルメット
【出演】ヘンリー・フォンダ、リー・J・コッブ、ジャック・ウォーデン
【制作】1957年、アメリカ

12人の陪審員が、父親殺しの嫌疑をかけられた少年を裁く。ほぼ全編を通して陪審員の控え室が舞台となるワン・シチュエーションものだが、陪審員の白熱した議論が緩急をつけて繰り広げられ、目を離せない秀作である。

映画はいきなり、裁判の陳述や尋問が終わり、陪審員に裁定がゆだねられたところから始まる。観客はまだ、事件の内容はわからない。事件の全容は陪審員どうしのやりとりを通じて明らかになっていく。状況説明的な退屈な場面を設けずに状況を観客に伝える無駄のない展開である。
最初の陪審員の投票では、8番の陪審員(ヘンリー・フォンダ)を除く全員が少年を有罪と判定する。8番も、無罪と言うよりは、有罪とするには疑いがあるという立場であるが、彼が証言者の証言の矛盾点を付き、最終的には全員一致で無罪となる。
ラストは裁判所から陪審員達が立ち去り、散り散りとなるところで終わる。

残念だったのは、結局、少年がやったという証言に疑いがあることは明らかになったものの、真相がなんだったのか、本当に少年は無実なのかは最後まで明かされないという点。そこがあった方が楽しめたと思う。

【5段階評価】3

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