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2012年4月23日 (月)

(730) セブン

【監督】デビッド・フィンチャー
【出演】ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、ケビン・スペイシー
【制作】1995年、アメリカ

七つの大罪をモチーフとした連続殺人を扱ったサスペンス。

定年間近の刑事、サマセット(モーガン・フリーマン)は、トレイシー(グウィネス・パルトロウ)という美しい妻を持つ若手刑事のミルズ(ブラッド・ピット)とともに、スパゲッティに顔を埋めて死んでいる巨漢の男の殺人現場を捜査。次いで二人は、自ら腹の肉を削った状態で殺された弁護士の殺害現場に立ち会う。床には血で「GREED(強欲)」と書かれていた。一人目の現場でも、「GLUTTONY(暴食)」の言葉がみつかる。
犯人と思われた男は、舌と手首を切り取られた状態で、1年もの間、ベッドに縛り付けられており、死体同然となっていた。部屋には「SLOTH(怠惰)」と書かれていた。
サマセットはFBIを使って、七つの大罪に関する書物を図書館で借りている人物がジョン・ドウであることを割り出し、ミルズと住居を訪ねるが、ジョンは逃亡。追跡したミルズは隠れていたジョンに殴り倒され、銃を突きつけられるが、なぜか彼はミルズを殺さず、逃走する。
ジョンの部屋を捜索すると、彼は現場近くにいたカメラマンだったことが判明する。
その後、局部に性器を模したナイフを突き立てられて娼婦が殺され(「LUST(肉欲)」)、顔を切り裂かれた女性も発見される(「PRIDE(高慢)」)。
真犯人のジョン(ケビン・スペイシー)は、突如、サマセットとミルズの前に現れ、自首する。彼は、残り二つの死体を隠した場所に二人を連れて行くと告げる。残された大罪は「ENVY(嫉妬)」と「WRATH(憤怒)」。
ジョンは二人を送電用の塔が林立する、人気のない荒野に連れて行く。そこにバンに乗った宅配業者が現れ、ミルズ当ての荷物を届ける。ジョンをミルズに任せたサマセットが中身を見て、思わずのけぞる。サマセットはミルズに向かって、銃を渡せと叫びながら彼に走り寄る。
そのときジョンは、ミルズに向かって、自分は君がうらやましくて妻のトレイシーに会ったが、いやがられたので、彼女の首をみやげに持ってきた、と告げる。信じようとしないミルズだったが、サマセットの狼狽ぶりを見た彼は、それが真実だと悟り、ジョンの挑発に乗ってジョンを射殺してしまう。サマセットは護送されるミルズをなすすべなく見送るのだった。

殺害現場の描写のリアルさがすばらしい。また、オープニングクレジットから終始、都市の喧噪に潜む不安と狂気がうまく映像化され、最後の荒野のシーンも印象的。
デビュー作の「エイリアン3」で、世間や俳優から酷評されたデビッド・フィンチャー監督が、見事に雪辱を成し遂げた傑作と言える。

【5段階評価】5

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