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2012年4月21日 (土)

(728) ツォツィ

【監督】ギャビン・フッド
【出演】プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・ペート
【制作】2005年、南アフリカ

南アフリカのスラムで暮らす若者が、他人の乳児と触れ合ったことを通じて、人間性を取り戻す様を描いている。アカデミー外国語映画賞受賞作品。

ツォツィと呼ばれる少年(プレスリー・チュエニヤハエ)は、仲間とともに裕福な地下鉄客から金を脅し取り、騒ごうとすると容赦なくアイスピックで刺し殺すという暮らしを送っていた。
彼はとある黒人女性の高級車を強奪するが、中には赤ん坊が乗っていた。そのあまりの無防備さにたじろいだ彼は、赤ん坊を紙バッグに入れて車から持ち去る。
ツォツィは、赤子を背負った近所のシングルマザー、ミリアム(テリー・ペート)の家に押し入り、自分の連れた赤ん坊に授乳させるよう脅す。ミリアムは授乳させ、気丈にもこの子を育てるとツォツィに言うが、彼は自分の子だと言い張り、金を稼いでくると言って彼女の家を立ち去る。
ツォツィは仲間と、赤子を奪った家に侵入し、父親を縛り上げる。仲間達は金品をあさるが、ツォツィはほ乳瓶とミルクを確保する。父親が隙を見て防犯アラームを鳴らしたため、仲間の一人が彼を撃ち殺そうとするが、ツォツィは、父親を救うため、背後から仲間を射殺する。
ツォツィはミリアムのもとに戻り、奪った車を解体屋に売りさばいて得た金を渡そうとするが、ミリアムは受け取らない。彼女は彼が赤ん坊を盗んだことを新聞で知り、自分が返しに行こうか、とツォツィに尋ねる。しかしツォツィは自分で返しに行くと言い、返したら戻ってきてもいいか、と彼女に問う。ミリアムは優しい笑顔を彼に返す。
彼は赤ん坊を紙袋に入れ、盗みを働いた家の玄関に向かい、インターホンで赤ん坊をここに置くと告げるが、家の中にいた警官に気付かれ、包囲されてしまう。
父親は、赤ん坊を抱いたツォツィに銃を向ける警官達を制止すると、彼にゆっくりと歩み寄り、赤ん坊を受け取る。ツォツィはそのまま両手を挙げ、自らの罪を受け入れる。

泣き出す赤ん坊のおむつを取り替えたり、食べ物を与えたりすることで、それまで仲間を正体がなくなるほど殴ったり、障害者を脅したりしていた彼が、贖罪の意識を高めていき、最後は警察に身を委ねる。

テリー・ペートは、黒人女性であるが、なんとなく日本にもいるような、愛らしい顔をしている。

【5段階評価】3

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