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2012年2月10日 (金)

(683) BECK

【監督】堤幸彦
【出演】佐藤健、水嶋ヒロ、桐谷健太、向井理、忽那汐里
【制作】2010年、日本

ハロルド作石原作漫画の映画化作品。

帰国子女の南竜介(水嶋ヒロ)は、天才ベーシストの平(向井理)やラップ・ボーカリストの千葉(桐谷健太)らとバンドを組み、飼い犬の名を取ってバンド名をBECKとする。
そこに、高校生のコユキ(佐藤健)とサク(中村蒼)が加わり、音楽活動を開始。自主製作のCDも売れ出し、ロックフェス「グレイトフル・サウンド」への出演が決まる。
コユキのボーカリストとしての才能にいち早く気付いた竜介の妹の真帆(忽那汐里)は、コユキにほのかな恋心を抱くようになる。
盗み取った伝説のギターが原因で、竜介が黒人フィクサーから追われたり、ライバルバンド側の妨害工作に遭ったり、といった障害にもめげず、彼らはグレイトフル・サウンドの第3ステージで演奏を開始。大雨の中、大物バンドが演奏を中断する中、ライブを継続したBECKに万雷の拍手がわき起こるのだった。

コユキの天性のボーカルの素質が、本作の主題であるのだが、作品中ではその歌声はいっさい消音されていて聞くことができない。観る側の想像に任せるということだが、ここは評価の分かれるところだろう。個人的には、途中まではいいとしても、最後はボーカルを爆発させてほしかった。そこはやはり、素直に残念。
それ以外については、黒人とのゴタゴタは多少くだらない感はあるものの、仲間とのつながりなどはうまく描かれていて、想像以上にいい作品だった。
水嶋ヒロと忽那汐里は、感情が高ぶると英語が出る帰国子女という設定だが、役者本人が二人ともリアルに帰国子女なので、英語の発音などもあまり違和感がなく、よかった。向井理の寡黙なベーシストとしての動きなんかも、けっこうそれっぽくてサマになっていた。
そう考えると、やっぱ、コユキのボーカルを無音にしたのは痛恨。「天使にラブソングを・・・」なんかを引き合いに出すまでもなく、歌には涙ぐむ程の感動を与える力があるのに、音を聞かせないという選択をしたのは、何とももったいない。

【5段階評価】3

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