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2012年1月 9日 (月)

(662) シザーハンズ

【監督】ティム・バートン
【出演】ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト
【制作】1990年、アメリカ

ティム・バートン監督とジョニー・デップが組んだ作品の代表作。「スリーピー・ホロウ」や「チャーリーとチョコレート工場」、「アリス・イン・ワンダーランド」など、一風変わった寓話的作品が目立つが、本作はその中でももっとも寓話的要素に満ちた作品といえるだろう。

とある新興住宅街の一角に立つ丘の上の屋敷に、両手がはさみになっている人造人間、エドワード(ジョニー・デップ)が住んでいた。化粧品のセールスをしているペグ(ダイアン・ウィースト)は、彼を自宅に連れ帰り、一緒に暮らすことにする。
エドワードは植栽の刈り込みやペットのトリミング、ヘアカットなどにたぐいまれな才能を見せ、町の人気者となる。彼は、ペグの長女、キム(ウィノナ・ライダー)に恋心を寄せるが、キムには乱暴者の恋人、ジム(アンソニー・マイケル・ホール)がいた。彼は、エドワードがはさみの先で器用にドアの鍵を開けることに目をつけ、キムをそそのかして、父親の部屋から金目のものを盗む際の開錠役をエドワードに押しつける。しかし、部屋のセキュリティが作動し、エドワードのみが犯人として扱われてしまう。キムは、エドワードを見殺しにしたジムに愛想を尽かすが、ジムはそれを逆恨みするようになる。
クリスマスパーティの日、雪のような白い粉が舞っているのを見たキムが庭に出ると、そこには氷の彫刻を作り上げているエドワードがいた。雪に見えたのは、エドワードが削った氷のくずだったのだ。それを見たキムはあまりの美しさに踊り出すが、エドワードは、弾みで近寄ったキムの手のひらを傷つけてしまう。それを見ていたジムは、ここぞとばかりにエドワードを責め、エドワードを町から追い出そうとする。町の人たちもエドワードに恐怖を感じ始め、彼を責め立てるようになったため、エドワードは元いた屋敷に逃げ込み、警察官もそれで事態を収束させようとする。
エドワードを心配したキムは、屋敷に入り込み、エドワードの無事を知って安心するが、そこに銃を持ったジムが乗り込み、エドワードに発砲する。ジムは、エドワードを助けようとするキムをも投げ飛ばしたため、それに逆上したエドワードは、ついに自らのはさみをジムの腹に突き刺すと、そのまま屋敷の上からジムを地面にたたき落とす。
エドワードの後を追ってきた近所の人たちは、ジムの死体を見つけるが、キムは、ジムとエドワードは相打ちになったと嘘をつくのだった。

この一連の話を、年老いたキムが孫娘の「なぜ雪は降るの」という問いに語って聞かせるという形で描いている。観る前は、抽象的な表現の多い、退屈な作品かと思っていたのだが、想像していたよりは変化に富んだ話で楽しかった。
舞台となっているパステル調の家がならぶ町並は、実際の住宅地であるらしい。

【5段階評価】3

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