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2012年1月 3日 (火)

(657) ラスト・アクション・ヒーロー

【監督】ジョン・マクティアナン
【出演】アーノルド・シュワルツェネッガー、オースティン・オブライエン、チャールズ・ダンス
【制作】1993年、アメリカ

コメディタッチのアクション映画。

映画好きの少年、ダニー(オースティン・オブライエン)が、映画技師のおじいさんから魔法のチケットをもらって、大好きな「ジャック・スレイター」シリーズの新作を見ていると、突如、チケットが光り出し、映画の中に放り込まれる。映画の登場人物は、自分が映画の中の存在であることを知らず、ダニーが彼らのことをよく知っているのが彼らにとっては不思議、というのが、本作の特徴的な設定。
映画では、ジャック・スレイター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が、ダニーとともに悪役のベネディクト(チャールズ・ダンス)を追うが、ベネディクトはダニーの持っていたチケットを奪い取り、逆に映画の世界から現実の世界に入り込む。ベネディクトは、スレイターを演じているアーノルド・シュワルツェネッガー本人を抹殺することでスレイターを亡き者にしようと企み、映画の中でジャックに倒された殺人鬼のリッパー(トム・ヌーナン)を使ってアーノルド・シュワルツェネッガーを狙うが、ジャックもベネディクトの後を追って現実世界に入り込む。ジャックは弾がなくなったふりをしたベネディクトにだまされ、胸に銃弾を浴びるが、ダニーの活躍で銃を奪い取り、ベネディクトを消し去る。ダニーは、瀕死の重傷を追ったジャックを映画館に連れて行き、映画の中に彼を送り込む。映画の世界では、瀕死の重傷もかすり傷扱いとなり、彼は助かる。

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の名作、「ターミネーター2」をはじめ、「ダイ・ハード」や「氷の微笑」などのネタが作中に登場。映画ファンならニヤリとするシーンが随所にある。
一方で、派手な爆発シーンや主人公のピンチに間一髪で助けが来るといった、映画でのお約束を、パロディ的なおかしさにつなげようという本作の趣旨は理解しつつも、ベタであることに変わりはなかったりもするので、大興奮、大爆笑というよりは、クスリ、ニヤリ程度である、という感じでもあった。

【5段階評価】3

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