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2011年12月14日 (水)

(646) 大脱走

【監督】ジョン・スタージェス
【出演】スティーブ・マックイーン、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・コバーン
【制作】1963年、アメリカ

第二次世界大戦下のドイツ軍に捉えられた捕虜の集団脱走を描いた作品。多くの名優が出演している戦争映画の代表作。

史実に基づいており、250名の脱走を企図した大脱走計画は、測量のミスにより途中でドイツ兵に気付かれるなど、大成功とはならない。結局、76名が脱走するが、50名はドイツ軍親衛隊によって射殺されてしまう。一匹狼でありながら、途中から集団脱走に加わったヒルツ(スティーブ・マックイーン)も、オートバイでの無謀な逃走を試みるが、あえなくドイツ軍兵士に捉えられてしまう。

戦場のピアニスト」や「ヒトラーの贋札」、「シンドラーのリスト」など、第二次世界大戦中のドイツ軍を描いた作品では、ドイツ軍は、問答無用でユダヤ人を射殺するような非人道的な面を強調して描かれていることが多いが、本作では、最後の親衛隊による捕虜の集団殺戮はあるものの、全体的には、脱走を見つけても独房に入れるぐらいで大目に見るなど、そこそこ人道的な存在として描かれている。所長のルーガー(ハンネス・メッセマー)も、捕虜は脱走が仕事であると言ってはばからない敵軍捕虜の代表者に理解を示し、最終的には更迭されてしまうという、どちらかというと好人物として描かれている。
ドイツ兵の目を盗んで、巧みにトンネルを掘り進むところは、史実であると考えるとなおさら興味深く、楽しいが、逆に史実であるが故に、ドラマとしては少々盛り上がりに欠けるおとなしい作品であるとも言える。

【5段階評価】3

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