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2011年12月10日 (土)

(644) M:i:III

【監督】J・J・エイブラムス
【出演】トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ミシェル・モナハン
【制作】2006年、アメリカ

トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル」シリーズ第3作。

本作でイーサン・ハント(トム・クルーズ)が対峙するのは、底知れぬ力を持つ闇商人、デビアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)。一見、コメディ役者のようなずんぐりした体型だが、逆にふてぶてしさが印象的。一度はあえなくイーサンに捉えられるが、イーサンから自白を強要されると、拘束された状態であるにもかかわらず、その言葉を全く無視して「お前の女を痛めつけてやる。だがお前は何もできない。なぜならおまえも虫の息だからだ。」などと平然とすごむ。そして護送中に絶大な軍事力で仲間に救出されてしまう。
背筋の凍り付く思いのイーサンは、まっさきに新妻のジュリア(ミシェル・モナハン)の身を案じるが、デビアンは手下を使ってあっという間にジュリアを誘拐してしまう。イーサンは、ジュリアを返してほしければ、ラビットフットという名の装置を入手せよ、と命じられる。
イーサンは、上司のマスグレイブ(ビリー・クラダップ)の助力を得て、中国で仲間と合流すると、ラビットフットを入手。そのままデビアンの一味に捉えられる。椅子に拘束されたイーサンの前に現れたのは、デビアンと通じているマスグレイブだった。イーサンはマスグレイブの隙を突いてアジトを脱出すると、携帯の発信情報を頼りにジュリアの居場所を突き止める。そこには、イーサンの脳に埋め込まれた小型爆弾の起爆装置を持ったデビアンがいた。デビアンは、時限起爆装置を起動させ、体の自由の利かなくなったイーサンに暴行を加えるが、イーサンは最後の力を振り絞ってデビアンと格闘を演じ、デビアンを葬ると、ジュリアを救い出す。

銃弾の残りを聞かれて「十分だ」と答え、一発で敵を仕留めて「弾切れだ」と告げる粋な台詞や、スパイ映画らしいギミックの小道具が楽しい。他人になりすますマスクをかぶるのは、1作目でも登場したが、本作では、写真をもとにデビアンのマスクを作り出すところを映像化している。そのほかにも、壁面を登るワイヤーや、体の自由を奪うパッチなどが、スパイ映画としての楽しさを盛り上げている。大味な作りだった、ジョン・ウー監督の「M:I-2」よりも遙かによいできばえだった。
ちなみに、デビアンの極悪非道ぶりが強調されているが、それでもやはり、誘拐した女性を手込めにするようなことはしないというお約束は貫かれていた。

【5段階評価】5

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