(642) フェイス/オフ
【監督】ジョン・ウー
【出演】ニコラス・ケイジ、ジョン・トラボルタ
【制作】1997年、アメリカ
移植手術により顔を入れ替えたFBI捜査官と凶悪犯の戦いを描いた作品。ジョン・ウー監督の最高傑作と言えよう。
序盤から、黄金の二丁拳銃を持った極悪非道のテロリスト、キャスター・トロイ(ニコラス・ケイジ)が登場し、FBI捜査官のショーン・アーチャー(ジョン・トラボルタ)と、いかにもジョン・ウー監督らしい、派手な銃撃戦を展開。ショーンはキャスターを逮捕するが、彼のしかけた細菌兵器の情報を、投獄された彼の弟から聞き出すため、昏睡状態のキャスターの顔の皮膚を自らの顔に移植して刑務所に入り込むという、異例の捜査に挑む。しかし、昏睡状態だったキャスターが意識を取り戻し、ショーンの顔を自分に移植して復讐に出る。
ショーンが収監された刑務所に、面会者として現れたのが、ショーンの顔を移植したキャスター。新聞紙を片手に、インテリ風の面持ちでおどけながら現れるキャスターと、それを見て全てを悟り、絶望のどん底にたたき込まれるショーンの対比が絶品。その後、ショーンは命がけで脱獄を敢行。キャスターとの一騎打ちに挑み、最後はモーターボートでのチェイスを経て、ついにキャスターを倒す。
本来の顔を取り戻したショーンが、妻や娘と抱き合うシーンは感動的。夫婦や親子の愛をも作品に取り入れた名作だと言えよう。
【5段階評価】5
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
「評価5の映画」カテゴリの記事
- (2769) ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2024.08.19)
- (2747) 犯罪都市(2024.07.28)
- (2664) 60歳のラブレター(2024.05.06)
- (2642) SING/シング: ネクストステージ(2024.04.14)
コメント