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2011年10月15日 (土)

(589) 吸血鬼ノスフェラトゥ 恐怖の交響曲

【監督】F・W・ムルナウ
【出演】マックス・シュレック、グスタフ・フォン・バンゲンハイム、グレタ・シュレーダー
【制作】1922年、ドイツ

ホラー映画の古典。音声は音楽のみのサイレント映画。

不動産屋に務めるフッター(グスタフ・フォン・バンゲンハイム)には、美しい妻、エレン(グレタ・シュレーダー)がいた。フッターの上司、ノック(アレクサンダー・グラナッハ)は、トランシルバニアのオルロック伯爵(マックス・シュレック)から古い館を求められ、フッターを派遣する。しかしオルロック伯爵は吸血鬼だった。フッターに美しい妻がいると知った伯爵は、エレンの血を求め、船に乗ってブレーメンに現れる。船の従業員はペストで死んでしまい、ブレーメンの街にもペストが蔓延する。
エレンはフッターの持ってきた本に、「罪なき女が吸血鬼に自らその血を捧げ、一番鶏が鳴くまでの時を吸血鬼に忘れさせること。それが、吸血鬼の呪いから逃れる唯一の方法である」と書かれているのを知り、その役を果たす。

非常に古い映画で、ところどころコマ落ちがあったり、セリフは映像を区切っての大写し。1幕から5幕まであるので、それがちょっとしたメリハリになっている。
禿げ上がった頭に二本の前歯、白目をむき出しにし、指には長いかぎ爪。大量のネズミとペストを蔓延させながら登場するという吸血鬼は、何とも独特で、みたことあるな、という印象。FFXIに最強クラスのモンスターとして登場する「Nosferatu」の原点であり、FFXIファンなら一度は見ておいても、という気はしなくもないが、少々退屈な作品でもあり、正直、見ないと損というほどでもない。

【5段階評価】2

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