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2011年9月

2011年9月30日 (金)

(574) グラン・ブルー

【監督】リュック・ベッソン
【出演】ジャン・マルク・バール、ジャン・レノ、ロザンナ・アークエット
【制作】1988年、フランス・イタリア

二人の伝説的無呼吸ダイバーの生き様を描いた作品。

フランス人のジャック・マイヨール(ジャン・マルク・バール)とイタリア人のエンゾ(ジャン・レノ)は、ギリシャ育ちの幼なじみ。二人は無呼吸ダイビングの記録を塗り替え合う好敵手同士。
保険会社に勤めるジョアナ(ロザンナ・アークエット)は、アンデスでジャックに会い、彼を愛するようになる。
ジョアナはジャックがシシリアの大会に出ることを知り、仕事にかこつけて彼に再会する。
二人は愛し合い、子供もできるが、ジャックの海への愛は深いものだった。
ジャックはエンゾの115メートルの記録を抜き、120メートルの潜水に成功。
医者の制止も聞かず、エンゾはその記録を抜こうとするが、帰らぬ人となる。エンゾは死ぬ間際、ジャックの胸に抱かれ、「海の底に連れて行ってくれ」という言葉を残す。
ジャックはエンゾのなきがらを海の中で放つ。ジャック自身は一命を取り留めるが、ある日、ベッドから抜け出すと、再度、潜水をしようとする。はじめは止めるジョアナだったが、最後はジャックを行かせる。ジャックは最深部で一頭のイルカと対面し、そのままイルカのほうに泳いでいくのだった。

イルカの遊泳シーンが随所に挿入されており、美しい映像が見もの。
イルカは海の象徴として描かれており、ラストシーンはジャックが海に還っていくかのようである。
フランスでは、当時の若者を中心に、絶大な支持を得た映画であるが、話が長いので退屈に感じた。それと、妊娠したと告げるジョアナを振り切って潜ってしまうのには、ちょっと共感できず、見終わった後の感動も薄れてしまった。

【5段階評価】2

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2011年9月29日 (木)

(573) 龍拳

【監督】ロー・ウェイ
【出演】ジャッキー・チェン、ノラ・ミャオ
【制作】1978年、香港

ジャッキー・チェン主演のカンフー・アクション。

武術大会で優勝したソウ・サンタイが、師匠を務める唐山道場に戻ったところ、ライバルのジョン・ギィングァンが現れ、優勝に難癖をつける。ソウ・サンタイは受けて立つが破れ、優勝の賞牌を奪われ、道場の看板も割られてしまう。さらに勝負の際の急所攻撃がもとで命まで落としてしまう。
ソウに勝ったジョンは勇んで自分の道場に戻るが、妻のシュウシュウは、彼の浅はかな行いを戒めるため、首を吊って自殺していた。ジョンは自らの行いを悔い、反省のために自らの左脚を切断する。
3年後、ソウ・サンタイの弟子、ホオウァン(ジャッキー・チェン)は、名誉回復のため、師匠の夫人と娘のモゥンラン(ノラ・ミャオ)とともに、ジョンの道場を訪ねる。怒りに燃えるホオウァンだったが、ソウ夫人は、ジョンが割ってしまった唐山道場の看板を作り直し、自らの道場の名を百勝道場から百忍道場に変え、脚まで切断していたのを見て、復讐を思いとどまるようホオウァンを諭す。
一方、地元で悪事を働いていたアイ兄弟たちは、ホオウァンの強さを知り、仲間のロォウサンに、ジョンの道場とホオウァンが対立するように策を練るよう命じる。彼は百忍道場のアサンを使って密かにソウ夫人に毒を盛り、その症状を治す秘薬をえさに、ホオウァンを味方につけ、百忍道場に殴り込みをかける。ホオウァンが言うことを聞かないのを見た彼らは、さらに夫人と妹を人質に取るが、夫人は悪党の言いなりになるなと言って、舌を噛んで自害する。怒りに燃えるホオウァンは、龍拳を使って彼らを倒すのだった。

首つり死体がどうみても人形だったり、いかにも昔の作品ではあるが、百忍道場に裏切り者がいたりと、サスペンスの要素もあり、ジャッキー・チェンが主演であるにしては、コミカルな演出が一切ない、シリアスな作品になっている。
ノラ・ミャオは、「ドラゴン 怒りの鉄拳」でブルース・リーの恋人役を演じている女性である。

【5段階評価】3

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2011年9月28日 (水)

(572) NEXT -ネクスト-

【監督】リー・タマホリ
【出演】ニコラス・ケイジ、ジェシカ・ビール、ジュリアン・ムーア
【制作】2007年、アメリカ

2分先の未来が見通せる男の運命を描いたサスペンス・アクション。

ラスベガスでしがないマジシャンをしているクリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)は、自分の身に起こる2分先の出来事を予知する能力を持っていた。
ある日、ラスベガスのカジノで、強盗が2人を射殺すると予知した彼は、未然にその男につかみかかり、事件が起こるのを防ぐ。彼の予知能力の存在を以前から追っていたFBIのキャリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、アメリカで起こることが確実視されている核爆弾テロを防ぐため、彼の協力を得ようとする。
2分先しか見通せないクリスだが、なぜか8時9分に出会う女性のことだけはずっと前から予知していた。その女性に会うため、毎日2回、8時9分にカフェに通っていたクリスは、ついに運命の女性に出会う。その女性はリズ・クーパー(ジェシカ・ビール)。未来の予知により、彼女にまとわりつく男にあえて殴られるという選択肢をとったクリスは、リズと知り合うことに成功し、ドライブをともにする。しかし、彼の予知能力を得ようとするFBIと、それを阻止しようとするテロリストグループが、二人を追う。
道中、モーテルに泊まった二人だったが、翌日、クリスはFBIに確保される。しかしリズはテロリストグループに捕らえられてしまう。クリスがこのままではテロの餌食になり、ショッピングセンターの屋上でダイナマイトを体に巻き付けられて爆死すると予知した彼は、FBIを脱走し、事件を未然に防ぐと、キャリーに状況を伝え、彼女が捕らえられた車を探す。
船のヤードでテロリスト達の乗った車を見つけ、クリスは予知能力でテロリスト達の銃撃をかいくぐり、首謀者を倒す。
最後に、地殻データのモニターを見て、爆弾の位置を探ろうとしたクリスは「何かが変だ・・・間違えた」とつぶやく。突如、巨大な爆発が起こり、クリスとリズは、乗っている船ごと吹き飛ばされてしまう。
・・・・・・という予知をするクリスが、朝のモーテルでリズを腕に抱いていた。この方法ではリズを助けられないと気づいたクリスは、別の方法でキャリーに接触するのだった。

未来を事前に知る、という演出で、エンドロールも、最後のドルビーとかのロゴが表示される部分がフラッシュしたのち、上から下に文字が降りていく。面白い趣向だ。
本作のニコラス・ケイジはかっこよく、予知能力の映像化も秀逸。船の中でリズを探すため、幾通りもの行動を予知する様子が、クリスが次々に分身しながら探索するという形で映像化されており、斬新だ。
ニコラス・ケイジの恋人役、当時24歳のジェシカ・ビールの美しさもみどころ。

【5段階評価】4

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2011年9月27日 (火)

(571) キャットウーマン

【監督】ピトフ
【出演】ハル・ベリー、ベンジャミン・ブラット、シャロン・ストーン
【制作】2004年、アメリカ

アメコミ・ヒロイン、キャットウーマンの実写映画化作品。

化粧品会社のしがないデザイナー、ペイシェンス・フィリップス(ハル・ベリー)は、自社の新製品、ビューリンが有毒であるという秘密を知り、廃液ごと海に流され、殺されてしまう。
しかし、流れ着いた先でエジプシャン・マウという猫の力により、猫の優れた敏捷性や視覚、聴覚を与えられ、蘇る。彼女はキャットウーマンとして、ビューリンの販売を阻止し、自分の殺害に関わった社長夫人(シャロン・ストーン)に復讐を遂げる。

バットマンの脇役的なキャラクターが主役であるところからして、B級感がただようので、観るのやめようかな、と思うぐらい期待していなかったが、この題材からすれば最大限よいできだったのではないかと思う。普段の彼女に惹かれる刑事、トム・ローン(ベンジャミン・ブラット)との恋の行方も、いかにも女性が主役の作品らしく、作品に色を添えている。
ラジー賞を多数受賞してはいるが、アクションシーンはそこそこ楽しめる。ただ、高層ビルを飛び跳ねて移動するシーンは、いかにも「スパイダーマン」だったりはするが。

【5段階評価】3

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2011年9月26日 (月)

(570) アンダーワールド: エボリューション

【監督】レン・ワイズマン
【出演】ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、トニー・カラン
【制作】2006年、アメリカ

吸血鬼と狼男の戦いを描いたアクション、「アンダーワールド」の続編。

バンパイアの長老の1人、マーカス(トニー・カラン)が眠りから覚める。彼は弟で狼男のウィリアム(ブライアン・スティール)を監禁の牢から解き放とうとする。
長老のビクター(ビル・ナイ)を葬った処刑人のセリーン(ケイト・ベッキンセール)は、バンパイアとライカン(狼男)の混血となったマイケル(スコット・スピードマン)とともに、マーカスの野望の阻止に挑む。
マーカスは父親(デレク・ジャコビ)とマイケルから牢の鍵を奪い取り、ウィリアムが監禁された地に向かう。ウィリアムは復活してしまうが、マイケルは怪力でウィリアムの上あごと下あごを引き裂いて倒し、セリーンはつり下がって扇風機のように回転するヘリのローターにマーカスを突き飛ばし、彼を葬る。

前作に比べると、ストーリーが分かりやすく、銃撃戦ばかりだった前作に比べて、モンスター同士が戦っている迫力も出ていて、はるかに楽しめる作品になっていた。レン・ワイズマン監督は、翌年「ダイ・ハード4.0」という大作も完成させており、監督自身の腕が上がったのは間違いない。

【5段階評価】3

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2011年9月25日 (日)

(569) アンダーワールド

【監督】レン・ワイズマン
【出演】ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、ビル・ナイ
【制作】2003年、アメリカ

吸血鬼と狼男の種族間の戦いを描いたアクション。

バンパイアの処刑人であるセリーン(ケイト・ベッキンセール)は、狼男族、ライカンが一人の人間の男を追っていることを知る。その男はマイケル(スコット・スピードマン)だった。
狼男たちは、バンパイアとライカンの混血の研究を進めており、その媒介となる血を持つのがマイケルだったのだ。セリーンとマイケルは互いに惹かれ合うようになる。
家族をライカンに皆殺しにされたセリーンは、自分を助けてくれたバンパイアの長老、ビクター(ビル・ナイ)を長い眠りから呼び覚ます。しかし、実はビクターこそが、禁忌を破ってセリーンの家族を皆殺しにしていたのだった。
ビクターはライカンの殲滅に動き出し、マイケルをも葬ろうとする。ライカンとバンパイアの両方に噛まれたマイケルは両者の血を継いだ混血種となり、圧倒的な戦闘力を持つビクターとも互角の戦いをする。最後はセリーンがビクターにとどめの一太刀を浴びせ、ビクターは顔が斜めに真っ二つとなり、絶命する。バンパイアの三長老の一人が眠りから覚め、セリーンを狙うことは確実であろう、ということを暗示して映画は終わる。

バンパイアと狼男の戦いというのは、幻想世界の古典的なテーマであり、アメリカでは大ヒットした作品。
しかし、日本人にとっては、まず、そのテーマ自体がピンと来ない。また、両者がどちらも黒づくめのレザーにマントという出で立ちで、どちらにも長髪の男性やスキンヘッドの黒人がいたりで見分けがつきにくく、さらに同種族内でも対立があったりするので、誰と誰が味方で誰が敵なのか、観ていてさっぱり分からない、という事態に陥りやすく、非常に不親切な作りである。
また、狼男の変身シーンは、多少ファンタジーっぽいのだが、ほかのアクションシーンはほとんどが銃撃戦なので、バンパイアも狼男も関係のない、普通の人間のマフィア同士の抗争と変わらないところも、物足りないと感じた。

【5段階評価】2

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2011年9月24日 (土)

(568) スリーピング・ディクショナリー

【監督】ガイ・ジェンキン
【出演】ヒュー・ダンシー、ジェシカ・アルバ、エミリー・モティマー
【制作】2003年、アメリカ

植民地時代のイギリスの行政官と原住民の女性との愛を描いた作品。

イギリスからインドネシアのサワラクに植民地の行政官として派遣されたジョン(ヒュー・ダンシー)は、現地の言葉を覚えるため、スリーピング・ディクショナリーをあてがわれる。
スリーピング・ディクショナリーとは、寝床をともにすることで現地の言葉を覚えさせる女性を意味していた。
結婚するまで童貞をつらぬくつもりだったジョンだったが、次第に相手のセリマ(ジェシカ・アルバ)に惹かれ、関係を持つようになる。愛を深めた二人は結婚を臨むが、両者の因習の制約は根深く、互いに自国の者と結婚する。
ジョンは監督官の娘、セシル(エミリー・モティマー)と結婚するが、ジョンのセリマに対する深い愛を知ったセシルは、ジョンにセリマと一緒になるよう告げる。
ジョンとセリマは逃げ、ヤカタ族とともに暮らす。

ファンタスティック・フォー」シリーズで主役の一人、スーザンを演じているジェシカ・アルバの美しさが魅力。ちょっとアンジェリーナ・ジョリーにも似ている。童貞のジョンは、最初は能書きを言ってベッドをともにするのを拒絶するが、我慢できるはずもない、というところ。
ジェシカ・アルバは、ヌードとセックスシーンはお断りと公言しているが、本作ではれっきとしたベッドシーンがある(バストが映るシーンもあるが、顔と両方は見えていないので、本人のものではないのかもしれない)。
エミリー・モティマーも、やせぎすの印象があるが、豊かなバストを披露している。「Dear フランキー」での印象は伊達ではない。

【5段階評価】2

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2011年9月23日 (金)

(567) ハリー・ポッターと謎のプリンス

【監督】デビッド・イェーツ
【出演】ダニエル・ラドクリフ、マイケル・ガンボン、トム・フェルトン
【制作】2009年、アメリカ・イギリス

ハリー・ポッター・シリーズ第6作。

ホグワーツ魔法学校に、生徒時代のトム・リドル(ヒーロー・ファインズ・ティフィン、フランク・ディラン)をよく知るスラグホーン(ジム・ブロードベント)が赴任する。ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)の依頼によるものだった。
校長はハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)に、スラグホーンからボルデモートの秘密を聞き出すよう指示を出す。ハリーは、スラグホーンの授業で、「半純血のプリンス」と署名された古びた教科書を見つける。そこには教科書の間違いを正したり、新たな魔法が記されたりしており、半純血のプリンスが、かつて魔法の知識に秀でていたことを物語っていた。
ハリーはその知識を身につけ、ライバルのドラコ(トム・フェルトン)が攻撃してきたときにその魔法、「セクタムセンプラ」を放ってしまう。ドラコは瀕死の重傷を負うが、スネイプ先生(アラン・リックマン)の治療により一命を取り留める。
ハリーの捜査から、ダンブルドア校長は、ボルデモートがホークラックスという魔法で分霊箱に自分の魂を保存し、不死身の肉体を手に入れていることを知り、そのありかを見つける。ハリーとともにその分身の納められたロケットを手にするが、罠によってダンブルドア校長は魔力を使い切ってしまう。
そこに、ドラコが現れる。彼は学校に抜け道を作り、デス・イーターたちを学校内に招き入れる。ドラコは校長を殺すように言われていたが、躊躇してしまう。そこにスネイプ先生が現れ、躊躇なく校長に死の魔法を浴びせる。
怒ったハリーはスネイプ先生に、「セクタムセンプラ」を放つが難なくはねのけられる。半純血のプリンスとは、スネイプ先生だったのだ。
ロケットが偽物だったことも判明し、ハリーはハーマイオニー(エマ・ワトソン)にそのことを告げる。ハーマイオニーは一緒に戦うことを宣言するのだった。

本作では、ロン(ルパート・グリント)がもててハーマイオニーが焼きもちを焼くというエピソードや、ロンの妹ジニー(ボニー・ライト)とハリーが恋仲になってキスをするというシーンがある。
全体的には話を次につなげるための説明が中心といった内容であり、本作だけで痛快だったり面白かったり、ということはあまりない。ロンドンのミレニアム・ブリッジが落ちるという、これまでのハリー・ポッター・シリーズにはあまりなかった、現実世界の特撮映像がある点は、多少新しい。

【5段階評価】3

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2011年9月22日 (木)

(566) ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

【監督】デビッド・イェーツ
【出演】ダニエル・ラドクリフ、レイフ・ファインズ、イメルダ・スタウントン、ケイティ・リューング
【制作】2007年、アメリカ・イギリス

ハリー・ポッター・シリーズ第5作。ボルデモート復活を確信した仲間達がダンブルドア軍団を結成する過程を描く。

ホグワーツ魔法学校に、魔法省からドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)が赴任する。彼女は実技を扱わず、本を読むだけの魔法の教育を施すとともに、次々と学校に規則を設け、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)たちの行動を抑制する。
ボルデモートの復活を確信したハリーやハーマイオニー(エマ・ワトソン)たちは、仲間を集い、ダンブルドア軍団を結成すると、ハリーを先生として魔法の実技の訓練を始める。
その過程で、ハリーはチョウ・チャン(ケイティ・リューング)と両思いとなり、キスを交わす。
ハリーたちは、ボルデモートが探している予言を巡り、デス・イーターと戦う。戦いの中で、シリウス(ゲイリー・オールドマン)がベラトリックス・レストレンジ(ヘレナ・ボナム=カーター)の放った死の魔法を浴びてアーチの奥に吸い込まれてしまう。
ベラトリックスを追うハリーのもとにボルデモート(レイフ・ファインズ)が現れるが、そこにダンブルドア校長が助けに入り、ボルデモートと魔法の対決をする。校長の力は強大で、歯が立たないボルデモートは、ハリーに乗り移ろうとするが、失敗する。ハリーは友情や愛など、守る者があるということの強さを実感するのだった。

常にピンクの服をまとったアンブリッジが印象的である。ヒャハハッと高い声で笑うので、林家パー子がモデルになっていると思われる。嘘だけど。
本作では、「あったりなかったり部屋」でハリー達が魔法の特訓をし、みんなが上達していくシーンが感動的。ただ、全体的には、ストーリーと各シーンの関係が分かりづらく、一度観ただけでは理解が難しいかもしれない。

【5段階評価】3

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2011年9月21日 (水)

(565) ハリー・ポッターと炎のゴブレット

【監督】マイク・ニューウェル
【出演】ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ
【制作】2005年、アメリカ・イギリス

ハリー・ポッター・シリーズ第4作。トライウィザード・トーナメントでのハリーの活躍と、ボルデモートの復活を描いている。

ハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、ボルデモートがワームテール(ティモシー・スポール)と謎の男に指示を与えている夢を見る。新学期になり、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が、今年はトライウィザード・トーナメントを開催し、3校の代表が優勝を目指して競い合うことを宣言する。
立候補者は17歳以上に限られ、炎のゴブレットに名前を書き入れる。3校から一人ずつ選ばれるが、なぜか4人目としてハリー・ポッターも選出される。
仲間の協力を得て、セドリック(ロバート・パティンソン)とともに1位で最後の試練を迎えるハリーは、セドリックと同時に優勝の杯にたどりつくが、それはボルデモートの墓のある村へのポート・キーとなっており、彼らはそこに飛ばされる。
セドリックはワームテールの呪いの魔法により殺されてしまい、ハリーは捕らえられる。
ワームテールはそこでボルデモート復活の儀式を行い、ついにボルデモート(レイフ・ファインズ)が姿を現す。
ハリーはボルデモートと魔法の対決に挑むが、決着はつかず、ハリーはセドリックの亡骸とともに会場に戻る。
ハリーはマッド・アイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)に抱えられ、彼の部屋に向かうが、彼はハリーに襲いかかる。そこにダンブルドア校長が現れ、ハリーを救う。
ムーディだと思っていたのは、ポリジュース薬を飲み続けてムーディに変身したバーテミウス・クラウチ・ジュニア(デビッド・テナント)であり、ムーディ本人は、箱の中に捕らえられていた。バーテミウス・クラウチ・ジュニアが、ハリーの悪夢に登場したもう一人のボルデモートの手先であり、ハリーがトライウィザードに出場することとなり、ボルデモート復活の儀式の場に送り込まれたのは、すべて彼の策略だった。

ハリー・ポッターと賢者の石」や「アズカバンの囚人」のようなハッピーエンドではなく、暗めの展開。話が少々ややこしいこともあって、説明調だが、トライウィザード・トーナメントという戦いの場面を盛り込むことで、手に汗握る展開も楽しめるようになっているのはさすがである。

【5段階評価】3

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2011年9月20日 (火)

(564) ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

【監督】アルフォンソ・キュアロン
【出演】ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ゲイリー・オールドマン、デビッド・シューリス
【制作】2004年、アメリカ・イギリス

ハリー・ポッター・シリーズ第3作。「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の続編。本作では、ハリー・ポッターの両親殺害の秘密に迫る。

アズカバンから凶悪犯のシリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)が脱走する。シリウスが自分を狙っていることを知ったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)だったが、ハリーは、シリウス・ブラックの裏切りによって両親が死んだと聞かされていたため、シリウスとの対決を臨む。
しかし、真相はそうではなかった。両親を裏切ったのはピーター・ペティグリュー(ティモシー・スポール)だった。ピーターはロン(ルパート・グリント)の飼うネズミになりすまして身を隠していた。シリウスは、新しくホグワーツに教師として赴任したルーピン(デビッド・シューリス)とともに、ピーターを追っていたのだ。
ハリーたちはピーターを捕まえるが、満月だったためにルーピンは狼男に変身してしまい、我を忘れる。シリウスは黒狼に変身してハリーたちを守ろうとするが、ルーピンの怪力に吹き飛ばされてしまう。
ハリーは倒れたシリウスを助けようとするが、そこに大量のディメンターが現れ、ハリーとシリウスに襲いかかる。すると、何者かが強力な魔法でディメンターを追い払う。
ハリーは助けてくれたのが父親だと錯覚するが、それは、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の魔法で過去に戻った自分自身だった。シリウスやルーピンと別れたハリーのもとに、最新のほうき、ファイアボルトが届いたところで映画は終わる。

本作も特撮がふんだんに取り入れられ、楽しい作品。両親を巡るいきさつは、再現場面がなく、台詞だけで語られるため、かなりわかりにくいのが難点。裏切りとは具体的になんなのかもよく分からない。
ハグリッド(ロビー・コルトレーン)の小屋にいると急に小石が飛んできたり、といった謎が最後に解明される辺りは、なかなかよかった。

【5段階評価】4

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2011年9月19日 (月)

(563) あずみ Death or Love

【監督】金子修介
【出演】上戸彩、小栗旬、北村一輝
【制作】2005年、日本

小山ゆうの漫画が原作の映画化作品、「あずみ」の続編。

真田昌幸(平幹二朗)を討つため、旅を続けるあずみ(上戸彩)とながら(石垣佑磨)。
天海僧正(佐藤慶)のもとを訪ねた二人は、昌幸を討つことを改めて誓う。仲間のこずえ(栗原千明)が同行を志願し、3人で旅を続けるが、彼女は昌幸側の忍者一族の差し向けた刺客であった。
旅の途中、あずみはかつての同志、なち(小栗旬)によく似た銀閣(小栗旬、二役)に出会う。銀閣はあずみたちの仲間となり、旅を続ける。
こずえはながらに、あずみは銀閣と一緒になり、静かに暮らすべきだと告げる。ながらはこずえの言に従い、あずみに別れを告げてこずえとともに昌幸のもとに向かう。しかし、すべてはこずえの計略であり、ながらはこずえに命を奪われる。
昌幸を追って移動を始めた天海に、刺客の六波(謙吾)が襲いかかるが、あずみ達が合流し、六波を倒す。土蜘蛛(坂口拓)をも倒したあずみだったが、その毒にやられて体が麻痺してしまう。昌幸の寵愛を受けていた空如(高島礼子)がとどめを刺そうとあずみに刃を振り下ろすが、突如割って入った銀閣があずみの身代わりとなり、空如に太刀を突き入れる。銀閣は命を落とし、空如もまた、昌幸の腕の中で絶命する。
怒りに燃える昌幸と勘兵衛(北村一輝)のもとに、昌幸討伐の使命を背に、あずみが現れる。空如の仇討ちに燃える昌幸は、大軍を控えさせてあずみとの一騎打ちに挑むが、あえなくあずみに葬られる。昌幸の息子、幸村は、復讐の炎に燃える勘兵衛を抑え、父の最後の命(めい)を守り、兵を引かせる。
あずみは天海に「これで戦はなくなるのか」と尋ねるが、天海は「使命は終わった。今やおまえとともに歩く道はない。」と告げるのみだった。あずみは一人、無言で戦場を後にするのだった。

本作も、特撮をつかった派手な戦闘シーンが売り。売れっ子アイドル上戸彩を起用しつつも、映像の手は抜いていない。
敵キャラにも個性があって、1作目より面白かった気がする。
よほど監督が気に入ったのか、前作ではちょい役の極悪キャラだった遠藤憲一が、本作では小栗旬演じる銀閣の兄、金閣役を演じている。
ただ、高島礼子の鎧が、黒い垂れ乳みたいになっててひどかった。よくこんなの着ることを受け入れたなと思う。

【5段階評価】3

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2011年9月18日 (日)

(562) あずみ

【監督】北村龍平
【出演】上戸彩、原田芳雄、北村一輝
【制作】2003年、日本

小山ゆうの漫画、「あずみ」の実写映画化作品。物心つかない頃から戦いの術を仕込まれた若い刺客達の戦いを描いている。

あずみ(上戸彩)は、9人の仲間とともに、幼い頃からじい(原田芳雄)に育てられ、山奥で武術を仕込まれる。天海(佐藤慶)から、世の太平をはばむ3人の武将、浅野長政(伊武雅刀)、加藤清正(竹中直人)、真田昌幸の討伐を命じられたじいは、10人の若者に最後の試練を与える。それは、仲のよい2人組どうし、互いに斬り合え、というものだった。彼らはとまどいながらも、仲間と殺し合う。あずみは仲間の中で1、2の腕前を競う仲だったなち(小栗旬)を倒し、山を下りる。
長政は難なく倒した彼らだったが、清正の臣下、勘兵衛(北村一輝)と忍者の飛猿(松本実)には苦戦し、仲間のあまぎ(金子貴俊)は忍者の刃毒にやられて自害。ひゅうが(小橋賢児)は勘兵衛の放った剣士、美女丸(オダギリジョー)に倒される。
倒したはずの清正が影武者だったことを、仲間の長戸(榊英雄)から知らされたじいは、うきは(成宮寛貴)とながら(石垣佑磨)を従え、清正の居城に乗り込む。しかし、ながらは瀕死の手負いとなり、じいはとらえられ、うきはも凄絶な最期を遂げる。
旅芸人のやえ(岡本綾)から舶来のマントを譲り受けたあずみは、じいを救うため、単身、清正の居城に乗り込む。
あずみは200人はいるであろう男達を次々と倒し、美女丸との決戦に挑む。驚異的な強さを誇る美女丸も、あずみの敵ではなかった。磔(はりつけ)にされたじいを下ろすあずみだったが、じいは「生き抜け」とあずみに告げると息を引き取った。
あずみは、船で移動中の清正のふいを付き、一太刀で清正を仕留めると、唯一の生き残り、ながらとともに、真田昌幸を討つ旅に出るのだった。

心理的な描写よりも、斬り合いの映像が中心。上戸彩の殺陣シーンが見所。終盤の大勢との斬り合いでは、けっこうキレのある動きを見せており、なかなかのもの。
ストーリーは大味だが、娯楽作品としてはそこそこである。少なくとも「忍-SHINOBI」よりはおもしろかった。
また、序盤に小栗旬や瑛太が登場するが、あっさり殺されたり、りょうや伊武雅刀といった大物俳優が登場してすぐ死んでしまうといったあたり、ちょっとした意外性を演出している。

【5段階評価】3

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2011年9月17日 (土)

(561) タッチ3 君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-

【監督】永丘昭典
【出演】三ツ矢雄二(声)、日高のり子(声)、田中秀幸(声)
【制作】1987年、日本

タッチの劇場版第3作。本作は監督代行の柏葉英二郎(田中秀幸)とのかかわりと、須見工新田(井上和彦)とのライバル対決が描かれている。

本作も原作には比較的忠実で、最後の新田を敬遠せずに真っ向勝負を挑むときの仲間との信頼関係と、達也(三ツ矢雄二)の「一人くらいは頭のいいやつがいてもよさそうなもんだが」の名台詞は健在である。このシーンが本作のハイライトと言えるだろう。
ただ、浅倉南(日高のり子)が新体操を辞めていたり、須見工との試合の展開も、10回表の勝ち越し点の取り方(原作は達也のホームスチールだが、本作は達也がタイムリーを打つ)など、多少違っている。

【5段階評価】4

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2011年9月16日 (金)

(560) タッチ2 さよならの贈り物

【監督】はしもとなおと
【出演】三ツ矢雄二(声)、日高のり子(声)、井上和彦(声)
【制作】1986年、日本

タッチの劇場版第2作。

本作は、2年生になって野球部に入った達也(三ツ矢雄二)の地方予選を描いている。原作とはかなり展開が異なり、須見工の新田(井上和彦)の妹、由加は登場せず、勢南の西村と新田の丁々発止のやりとりもない。そして、原作では明青学園は勢南に破れるが、本作では須見工が勢南を破り、明青は須見工に挑む。しかし、達也は和也のフォームをまねて新田に挑み、見事に打ち返され、須見工に破れる。

本作は主人公が負けて終わるので、やはり作品としてはくすぶった感が否めない。「スター・ウォーズ/EPISODE5 帝国の逆襲」のEPISODE4-6の位置づけにも似ている。

【5段階評価】3

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2011年9月15日 (木)

(559) タッチ 背番号のないエース

【監督】杉井ギサブロー
【出演】三ツ矢雄二(声)、日高のり子(声)、難波圭一(声)
【制作】1986年、日本

少年サンデー連載漫画、「タッチ」の劇場版第1作。

原作は中学時代からだが、本作は高校入学後の部活探しの場面からである。上杉和也(難波圭一)が死ぬという展開までは、原作とほぼ同じだが、原作では和也が現れず、負けてしまう地方大会決勝に、達也が和也に扮して登場する、というオリジナルの展開がある。その試合では、達也のライバルとなる須見工の新田が最後の打者として登場し、達也がサードライナーに打ち取り、明青学園が勝利する。ただ、選手登録のない達也が出場したため、没収試合となり、甲子園には行けないということになっている。

達也の基本的な性格設定である、普段は不真面目な性格という部分が抑えられ、弟の無念を晴らす真摯な兄という部分に焦点が当てられている。

【5段階評価】4

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2011年9月14日 (水)

(558) 海がきこえる

【監督】望月智充
【出演】飛田展男(声)、坂本洋子(声)、関俊彦(声)
【制作】1993年、日本

スタジオジブリのアニメ作品。もとはテレビアニメだが、劇場でも上映されている。

高知の高校に、東京から武藤里伽子(坂本洋子)という女子高生が転校してくる。
親友の杜崎拓(飛田展男)の親友、松野豊(関俊彦)はほとんど一目惚れであった。
修学旅行のハワイで、里伽子は拓から金を借りる。東京にいる父親に会いに行くためだった。里伽子は友達の小浜裕実に同行を頼むが断られ、拓が同行することになる。
拓は里伽子の事情を知って同情するが、学校では泊まりで旅行に行ったと噂になり、二人の仲はぎくしゃくし始め、結局は別々の大学に行くことになる。
しかし、里伽子は拓への思いを募らせていた。東京の大学に進んだ拓が、駅で里伽子を見かけ、二人は再会を果たすのだった。

スタジオジブリの作品には珍しく、ファンタジー色のない青春ラブストーリーである。本作も「君が踊る、夏」と同様、土佐弁が耳に心地よく響くいい作品になっている。

【5段階評価】3

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2011年9月13日 (火)

(557) 君が踊る、夏

【監督】香月秀之
【出演】溝端淳平、木南晴夏、大森絢音
【制作】2010年、日本

小児ガンに冒され、生きる力を取り戻そうとする少女と、それを支える若者達を描いた作品。

高知の高校生、寺本新平(溝端淳平)は、写真家を目指して上京を志す。新平の恋人、野上香織(木南晴夏)も一緒に上京するつもりだったが、幼い妹、さくら(大森絢音)が小児ガンを宣告されたのを機に、新平には理由を告げず上京を断念する。
写真家として伸び悩んでいたとき、母の入院の報を受け、帰郷した新平は、初めて香織から上京を諦めた理由を聞かされる。さくらは、かつて新平とよさこいを踊る約束をしており、香織は、その夢を叶えようとしていることが、さくらの生きる力につながっていることを知る。香織は、医者の反対を押し切ってさくらによさこいを踊らせようとし、新平も協力することにする。
新平は、自分の撮った香織の写真が評価され、コンテストで優勝するチャンスを得るが、授賞式を棄権して高知に戻り、よさこいのまといの役をやりとげる。5年の歳月を経て、新平と香織の関係も元に戻るのだった。

実話を元にしており、最後の踊りのシーンは見応えがある。方言もあまり違和感がなく、かっこよかった。

【5段階評価】3

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2011年9月12日 (月)

(556) 理由

【監督】アーネ・グリムシャー
【出演】ショーン・コネリー、ブレア・アンダーウッド、ローレンス・フィッシュバーン
【制作】1995年、アメリカ

少女殺人の冤罪を扱ったクライム・サスペンス。

11歳の少女、ジョーシーを強姦し、残忍な手口で殺害した罪で、黒人の男ボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)が逮捕される。警察による強引な取り調べによるものであり、ボビーの母親は、25年前に弁護士を引退したポール・アームストロング(ショーン・コネリー)に息子の無実の罪をはらすよう懇願する。
ポールはロシアン・ルーレットでボビーを脅して自供を取った黒人刑事、タニー・ブラウン(ローレンス・フィッシュバーン)を訪ね、当時の事件のことを執拗に訪ねる。
彼はまた、死刑囚として収監中のボビーにも面会する。ボビーは、同じ刑務所内の死刑囚であるブレア・サリバン(エド・ハリス)という連続殺人犯が、ジョーシーを殺したと言っていたのを聞いた、とポールに伝える。
ポールはサリバンにも面会し、彼から凶器のありかを示すヒントを聞き出す。ポールは、タニー・ブラウンとともに凶器を発見。これがもとになってボビーは逆転無罪を勝ち取る。
しかし、本当の事件はここからだった。ポールが家族とともにパーティを楽しんでいると、突然、サリバンから電話が入る。彼は「俺の生家を見に行ったあと、会いに来い」とポールに告げる。ポールがサリバンの生家に行くと、そこにはのど元を掻き切られ、はえのたかった老夫婦の死体があった。サリバンは、ボビーと共謀して、ボビーの少女殺しの罪をサリバンがかぶるかわりに、ボビーはサリバンが憎んでいた両親を殺害したのだった。
ボビーはさらに、自分をかつて被告人として摘発したポールの妻、ローリー(ケイト・キャプショー)を憎み、娘ごと誘拐する。ポールとタニーは、ジョーシーの殺害現場に向かい、死闘の末、ボビーを倒す。

どんでん返しが効いていて、展開もスリリングでなかなかおもしろかった。もちろん、刑務所内で、あまりにもよどみなく、むしろ得意げにサリバンが真犯人だと語るボビーの口調が、「ん? 」と思わせるものであったりもするので、種明かしに気づく人は気づくだろうとは思うが、このへんはむしろフェアな演出でよいと思う。エド・ハリスの凶悪犯役も見応えがあった。
5点をつけようか迷ったが、かつて少女を惨殺した狂気の殺人犯ボビーが、最後までポールの妻と娘は傷一つつけずにいた、というのがさすがにご都合主義的で、真犯人がボビーと分かったあとの展開は陳腐なアクション映画になっているところが物足りないと感じた。
ちなみに、ポールの娘役は、スカーレット・ヨハンソンが演じている。

【5段階評価】4

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2011年9月11日 (日)

(555) ダークネス

【監督】ジャウマ・バラゲロ
【出演】アンナ・パキン、レナ・オリン、イアン・グレン、ジャンカルロ・ジャンニーニ
【制作】2002年、スペイン・アメリカ

四人家族に襲いかかる恐怖を描いたホラー作品。

家族四人でスペインの田舎に引っ越した女子高生、レジーナ(アンナ・パキン)。父親のマーク(イアン・グレン)はかつて精神に障害があり、一度回復したものの、引っ越し後、ときおり凶暴な性格が垣間見えるようになる。
レジーナの幼い弟、ポール(ステファン・エンキスト)は、絵を描くのが好きだが、子供の首でもはねるかのような赤い線の入った奇妙な絵を描いていた。
レジーナは、男友達のカルロス(フェレ・マルティネス)に相談を持ちかける。二人は、家にあった竜のような彫刻から、皆既日食のときに7人の子供の首を愛する者が掻き切るという儀式が行われようとしているのではないか、ということに気づく。レジーナは、地元で医者をしている祖父のアルベルト(ジャンカルロ・ジャンニーニ)に助けを求めるが、レジーナはアルベルトに捕らえられてしまう。彼こそが、儀式を行う張本人だったのだ。
レジーナは、このままでは精神に異常を来したマークがポールの首を切ってしまうのではないかと恐れたが、そうではなく、マークが愛する者に首を切られるのだと告げる。絶望したレジーナが「パパ、愛してる」とつぶやくのを聞いたアルベルトは、我に返ったようにレジーナを解放し、家に急げ、と叫ぶ。
家では、錯乱したマークがポールに襲いかかろうとし、母親のメアリー(レナ・オリン)が必死にかばっていた。しかし、マークの錯乱ぶりにメアリーもカッターナイフを手にして絶叫し始める。マークは混乱して錠剤を大量に飲み込み、のどを詰まらせる。それに気づいたメアリーは、呼吸をさせるために夫ののどを切開しようとする。そこにレジーナが到着し、一度は母親の行動を阻止するが、結局、レジーナ自身が、母親に替わってのどを切開する。しかし、パイプとして差し込むはずだった器具が転がってなくなり、マークは結局命を落とす。レジーナは、幼い子供の幻影におびえながらもポールをすくい上げ、魔物が跋扈する家を飛び出す。ちょうどそこに助けに来たカルロスの車に乗り、家から逃走する。
しかし、その後、もう一人のカルロスが登場。レジーナを救うために家に駆け込むが、中から怪しい声がして、カルロスは閉じ込められてしまう。そしてレジーナとポールは、カルロスと思っていた男の車で、真っ暗闇のトンネルの中に吸い込まれていくのだった。

序盤はかなりこわい。暗闇の中、稲妻の閃光と同時にボッとうかびあがる幼い子供の影に、背筋がぞっとする。後半はホラーアクションっぽい。救われないエンディングもホラーの定番である。
それにしても、本作のヒロインを演じたアンナ・パキンは胸を強調した衣装が多く、「ラストサマー」シリーズのジェニファー・ラブ・ヒューイットのように、ホラー映画に巨乳はお約束なんだな、と感じる。

【5段階評価】3

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2011年9月10日 (土)

(554) ロープ

【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【出演】ジョン・ドール、ファーリー・グレンジャー、ジェームズ・スチュワート
【制作】1948年、アメリカ

アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンス。高層マンションの一室が舞台のワンシチュエーションもので、カット割りも長い。

ブランドン(ジョン・ドール)とフィリップ(ファーリー・グレンジャー)は、白昼、マンションの一室で友人のデビッド(ディック・ホーガン)をロープで絞殺し、部屋の中のチェストに隠す。彼らはそこであえてデビッドも招待したパーティを開き、その後、遺体を海に沈めるという計画を立てる。
パーティには、友人のケネス(ダグラス・ディック)やデビッドの婚約者ジャネット(ジョアン・チャンドラー)、デビッドの父(セドリック・ハードウィック)と姉のアットウォーター夫人、そして、洞察力が鋭く、ブランドンとフィリップが苦手としているルパード・カデル(ジェームズ・スチュワート)が招かれる。
パーティで、殺人が正当化されるかどうかなど、危険な会話が繰り広げられるが、いったんは何事もなく人々は帰っていく。
しかし、カデル氏は、たばこのケースを忘れたと言って戻ってくる。本当は彼はケースを忘れてなどいなかった。ブランドンとフィリップの行動を怪しんで戻ってきたのだ。彼は二人と会話を交わすうちに、彼らが何かを隠していることを見抜き、チェストを開く。果たしてそこにはデビッドの死体が収まっていた。

演劇のような作品で、観客は、ブランドンとフィリップの完全犯罪が成立するか、手に汗を握りながら観ることになる。しかし、会話がすぐに危ない方向に進んだり、カデル氏の洞察が鋭すぎたりして、あまり納得感のある展開ではなかった。

【5段階評価】2

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2011年9月 9日 (金)

(553) アローン・イン・ザ・ダーク

【監督】ウーベ・ボル
【出演】クリスチャン・スレイター
【制作】2005年、アメリカ・ドイツ・カナダ

フランスのコンピュータゲームを原作としたホラー・アクション。

かつて孤児院で、ハジェンズ博士によって謎の人体実験をされた生き残りの一人、エドワード・カーンビー(クリスチャン・スレイター)は、ある日、心臓を銃で撃たれても死なない謎の男に襲われる。エドワードはその男を串刺しにして倒す。
ハジェンズ博士は、秘密組織713局で実験をしていた。彼は10,000年前に栄えたアビカニ族の遺物を求めており、闇の世界と光の世界をつなぐ扉を開こうとしていたのだ。
エドワードは恋人で博士の助手だったアリーン・セドラック(タラ・リード)、そして、かつてはいがみあった仲だったが再び信頼関係を取り戻した同僚のバーク(スティーブン・ドーフ)とともに、博士の野望を砕こうとする。最後はバークが捨て身で扉を爆破する。
エドワードとアリーンは地上に脱出し、闇の生物の進入は防いだように見えたが、最後は敵の侵攻を暗示させて映画は終わる。

レリック」同様、暗がりが多くて見づらいのが難点だが、特撮はよくできていた。ただ、ストーリーはやや分かりづらく、少々面白味に欠けている。

【5段階評価】3

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2011年9月 8日 (木)

(552) バーティカル・ターゲット/大統領狙撃計画

【監督】アーマンド・マストロヤンニ
【出演】ダリル・ハンナ、ダグ・サバント、オナ・グローア
【制作】2000年、カナダ・アメリカ

大統領の身辺を警護する部隊の活躍を描いた作品。

女性でありながらシークレット・サービスのリーダーを勤めるアレックス(ダリル・ハンナ)は、同僚の女性、ケルシー(ブランディ・レッドフォード)をしごきながら、激務の日々を送っていた。そんなとき、シアトル支局責任者のウィンズローが殺される。殺したのはニーナ(オナ・グローア)という美女だったが、彼女は逃走する。しかし、ウィンズローが隠し撮りしていたカメラに、彼女の姿が映っていた。ウィンズローの後任に、アレックスが昔付き合っていたマッコール(ピーター・フレミング)が就くことになる。
彼女の恋人でアウトドア・インストラクターのグラント(ダグ・サバント)は、婚約指輪を買い、彼女に渡すチャンスを狙っていたが、いつも邪魔が入ってうまく行かなかった。大統領のジョナサン(グレゴリー・ハリソン)は、かつて娘の危機を救ってくれたグラントを知っており、彼のプロポーズを応援する。
ニーナを使ってウィンズローを殺害したのは、富豪のJ・P・ハンター(トム・バトラー)だった。彼は大統領の推進する政策を阻止するため、副大統領と共謀して大統領の暗殺を企て、警護の要職に自分の息のかかったマッコールを就かせたのだ。
大統領は、ハンターの寄贈により再生されたレジャー施設でのスピーチのため、シアトルの調印式に臨むことになっていた。ハンターは大統領の乗り込んだロープウェイを手下に乗っ取らせ、ニーナに大統領を暗殺させようとしていた。
暴走したロープウェイで大統領が山頂に運ばれていくのを目撃したアレックスは、山頂近くを登山中のグラントに電話で事情を告げる。グラントはニーナを発見し、鉄の棒を投げつけて暗殺を阻止するが、格闘技を身につけたニーナには歯が立たず、屋上から森の中に落下してしまう。
遅れて車で山頂に到着したアレックスは、何とか大統領を見つけ、脱出を図る。彼女は仲間のはずのブリンクマン(ロバート・ウィスデン)がケルシーを撃ってこちらにやってくるのを見て、彼が裏切り者だと知り、けがをしたふりをしてブリンクマンをおびき寄せるが、気づかれてしまう。しかし、大統領がブリンクマンに飛びかかり、彼の持っていた銃でブリンクマンを倒す。そこにニーナが現れ、銃声が響くが、それはケルシーがニーナに向けて放った銃弾の音だった。遅れてかけつけたマッコールが大統領を連れて行こうとするが、アレックスはマッコールに銃を突きつけ、彼が暗殺計画の一味であることを告げる。
マッコールはアレックスに銃を向けるが、アレックスが先に引き金を引き、マッコールは倒れる。
暗殺が失敗に終わったことを知り、ハンターは車で現場を去るが、その上をヘリが追い、突如、ハンターの車が爆発炎上する。副大統領の差し金だった。
マッコールが副大統領専用の携帯端末を持っていたことから、アレックスは副大統領が関係者だと気づき、副大統領も逮捕される。
帰りのロープウェイの中でグラントと二人きりになったアレックスは、何気ない口調でグラントに「結婚しましょうか」と告げる。グラントが、ずっと指輪を持ち歩いていたことを告白すると、二人は熱い抱擁を交わすのだった。

劇場作品ではないようだが、展開はスリリングで結構楽しめた。グラントがプロポーズを何度もしそこね、最後にやっと結ばれるのも、ほほえましい終わり方でよかった。

【5段階評価】4

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2011年9月 7日 (水)

(551) 地下鉄のザジ

【監督】ルイ・マル
【出演】カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ
【制作】1960年、フランス

おじの元に預けられたおませな少女の周りで巻き起こる騒動を描いたスラップスティック・コメディ。

ザジ(カトリーヌ・ドモンジョ)が、電車に乗ってパリにやってくる。母親が遊んでいる間、おじのガブリエル(フィリップ・ノワレ)に預けられる。ザジは地下鉄に乗るのを楽しみにしていたが、ストのため停止中。つまらないザジは、おじのもとを抜けだし、町に出て騒動を巻き起こしていく。

映像はスラップスティックというよりも、前衛的というか実験的というか、試し撮りを見せられているような感覚で、正直言って、だんだんと怒りのような諦観がわき上がるだけの作品だった。もちろん現代のコメディの古典となるような工夫や試みが随所にあることは認めるのだが。
最後は登場人物たちがレストランで食器や食べ物を投げ合っての大乱闘。若干、「家族ゲーム」のような感じもあったが、全く意味が分からない割にシーンが長すぎで、飽き飽きしてしまった。

なお、クレラップのCMに登場するおかっぱ少女は、ザジがモデルかもしれない。
ちなみに、原田知世が、本作の少女をモチーフにした同名の曲を歌っている。歌の中に「お皿の中からエスカルゴ飛び出す」という歌詞があるが、映画で飛び出すのはムール貝(の煮汁)である。

【5段階評価】1

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2011年9月 6日 (火)

(550) リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い

【監督】スティーブン・ノリントン
【出演】ショーン・コネリー、シェーン・ウェスト、スチュアート・タウンゼント
【制作】2003年、アメリカ

透明人間やドラキュラなど、小説上の登場人物が活躍する冒険アクション。

銃の名手、アラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)のもとに、英国政府から使者が訪れる。使者は、武器商人のファントムが企む世界大戦勃発を防ぐために、イギリス政府に協力してほしいとアランに持ちかける。
彼はM(リチャード・ロクスバーグ)と名乗る男のもとに招かれる。Mは、伝説の英雄として、彼のほか、ネモ船長(ナジルラディン・シャー)、透明人間のロドニー・スキナー(トニー・カラン)、吸血鬼のミナ・ハーカー(ペータ・ウィルソン)を集める。そこに不老不死の肉体を持つドリアン・グレイ(スチュアート・タウンゼント)、アメリカの諜報員、トム・ソーヤー(シェーン・ウェスト)、ジキルとハイド(ジェイソン・フレミング)が加わり、ファントムを倒すためのリーグが結成される。彼らは巨大艦船ノーチラス号でファントムのいるベニスを目指す。
しかし、透明人間のロドニーが作戦中に失踪する。裏切りかと思われたが、裏切っていたのはドリアンだった。そしてファントムはMだった。Mとドリアンは共謀し、透明人間の皮膚やドラキュラの血、ジキルがハイドに変身するときの薬などを奪い、科学者を使って無敵の人間兵器を作ろうとしていたのだった。残された6人は兵器工場に忍び込み、彼らの野望を打ち砕く。アランはMとの戦いにより命を落とすが、ラストシーンでは呪術により復活したことを暗示している。

序盤から、インディ・ジョーンズっぽい派手なアクションが展開し、映像もよくできているのだが、何となく全体的に陳腐さと悪趣味さがただよっていて、今ひとつハラハラドキドキしない。「ワイルド・ワイルド・ウェスト」ほど下品ではないのだが、スマッシュ・ヒットにならなかったのもいたしかたなしという感じだった。

【5段階評価】3

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2011年9月 5日 (月)

(549) 母なる証明

【監督】ポン・ジュノ
【出演】キム・ヘジャ、ウォンビン
【制作】2009年、韓国

息子にかかった殺人の嫌疑を晴らすために奔走する母親の運命を描いた作品。

記憶力に障害のある息子、トジュン(ウォンビン)を持つ母親(キム・ヘジャ)。ある日、トジュンは、友人のジンテ(チン・グ)に誘われて飲み屋に行くが、すっぽかされ、飲み屋から一人、家に帰る。酔っ払いながらふらふらと歩いていると、前を歩いている女子高生を見つけ、「一杯飲もうよ」と声をかける。しかし、女子高生はトジュンを無視して真っ暗な路地に引っ込むと、トジュンに向かって大きな岩を投げつける。トジュンは後ずさりし、その場を立ち去る。
そして翌日。女子高生が住家の屋上の手すりに覆い被さるようにして死亡していた。小さな町の殺人事件に警察も色めき立つが、現場に落ちていたゴルフボールから、トジュンが容疑者となる。トジュンは、ゴルフ場の池で拾ったボールにマジックで名前を書いていたのだった。
息子の無実を信じる母親は、あてにならない警察の捜査にがまんできず、自ら情報収集を始める。すると、死んだ女子高生アジョンは、多くの男相手に売春をしていたことが明らかになる。認知症の祖母と2人暮らしで、生活費に困っていた彼女は、男が金を持っていなければ米を持ってきても体を売っていた。そんなことから、米餅少女と呼ばれていた彼女は、撮影時のシャッター音を消した携帯、「変態電話」で相手の男の写真を撮りためていた。その携帯電話を取り返そうとしている若者がいたりもして、犯人探しは混迷を極める。
母親は、トジュンの記憶を呼び起こさせるため、拘置所の面会に行く。しかし、トジュンが思い出したのは、5歳のときに、母親が自分に毒を飲ませて殺そうとしたことだった。昔の無理心中未遂の記憶が息子に残っていたことにショックを受ける母親だったが、ついにトジュンが事件の日、現場で老人を見かけたことを思い出す。母親がアジョンの祖母から携帯を入手し、その写真をもとに、その老人を特定する。それは、母親が会ったことのある廃品回収屋だった。
母親は廃品回収屋の住む小屋を訪ね、鍼を打ちましょうか、とボランティアのふりをして、現場で何があったのかを聞く。老人は、事件のあった場所にある空家の中にいて、アジョンとトジュンのやりとりをすべて見ていた。
トジュン「男は嫌い? 」
アジョン「ねえ、私を知ってる? 」
トジュン「いや」
アジョン「知ってるの? 」
トジュン「知らない」
アジョン「なのになぜ? 私は男が嫌い。だから話しかけないでバカ野郎」
バカと言われるとキレてしまう性質を持ったトジュンは、投げ付けられた岩を少女に投げ返し、それが少女の後頭部を直撃してしまったのだ。トジュンは倒れて動かなくなった少女を屋上まで運んで行ったのだと言う。
母親は「トジュンは犯人じゃない。すぐに釈放して再捜査するって」と絶叫すると、老人は「ちゃんと捕まえたと思ってたのに。ダメだ、俺が通報するしかない」と言って電話の受話器を手にする。母親は、落ちていたスパナを手にして老人の頭を滅多打ちにして殺害すると、小屋に火を放って立ち去る。
その後、警察が母親の家を訪ねてくる。殺人の動かぬ証拠を突きつけられるかと思いきや、彼は「真犯人が見つかった」と告げる。アジョンの恋人でダウン症の気(け)のある男、ジョンパルが逮捕されていた。服についていた血が決め手となったという。彼は「アジョンの鼻血だ」と言ったらしいが、警察は言い訳としか受け取らなかった。しかし、母親は知っていた。アジョンが鼻血を出しやすい体質であることを。逮捕された男は明らかに無実だった。
母親は彼に面会し、「あなた、両親はいるの」と尋ねる。ジョンパルは首を横に振った。
ジョンパルには彼の無実を無条件に信じ、彼を守ろうとする母親はいない。それを聞いて母親は涙が止まらないのだった。
トジュンは釈放されるが、迎えに来たのは母親ではなく、ジンテだった。トジュンは、ジンテの車で、廃品業者の焼けた廃屋の横を通りかかり、そこに立ち寄る。
家に戻ったトジュンは、母親と食事をしながら、なぜジョンパルが死体を屋上に上げたのかを想像する。トジュンは「たぶん、よく見えるように、アジョンが血を流してるから早く病院に連れてけって、だから皆が見えるところに運んだんだ」と推理する。しかしそれは、トジュン自身の行動だった。母親は、奥歯をかみしめてトジュンの言葉を聞くしかなかった。
その後、トジュンは、地元の親孝行バスツアーに母親を行かせる。待合室でトジュンは、「渡すものがある」と母親に告げる。悲しそうな目で母親を見つめた後、彼はやけただれた鍼の道具箱を母親に手渡す。
母親はそれを受け取ってバスに乗り込むと、いやなことを忘れるという太もものツボに自ら鍼を打ち、参加したツアーのバスの中で繰り広げられている、乗客の女性たちの踊りの中に入り込んでいくのだった。

冒頭、草原にたたずむ素朴ななりの老いた女性が、突然、音楽に乗って一人で体をくねらせ踊り始める。きわめて奇異で印象的なオープニングで、観客はいやおうなしに、この映画の中で語られるであろう狂気に身がまえることになる。そして、どこか常軌を逸した人々が織りなす、ありふれた日常のようでそうではない物語に巻き込まれていく。
母親とともに、トジュンの無実を信じていた観客は、廃品業者の老人の話に身の毛もよだつ衝撃を受けることになる。この純朴な親子と思われた二人が、傍目にはただの殺人犯であるという展開には、評価が分かれる向きもあるようだが、個人的には、このどんでん返しはアリである。
そして母親は、息子が5歳のときの記憶を取り戻して「母さんは僕を殺そうとしたでしょ」と言ったときのように、いつ息子が、アジョンを屋上に担ぎ上げたのが自分自身であり、母親が廃品業者を殺したということに気づくのか、という疑心にさいなまれながら生き続けていくしかないのである。じわっと来る、映画らしい映画だった。

【5段階評価】4

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2011年9月 4日 (日)

(548) ラストサマー3

【監督】シルバン・ホワイト
【出演】ブルック・ネビン、トーレイ・デビート、デビッド・パートコー、ベン・イースター
【制作】2006年、アメリカ

ラストサマー」シリーズ第3作。本作は、サスペンスものだった前作とは異なる趣向となっている。

フィッシャーマンの起こした惨劇が都市伝説となった時代。アンバー(ブルック・ネビン)やコルビー(デビッド・パートコー)、ゾーイ(トーレイ・デビート)ら、若者が遊園地でたわむれていると、そこに突如、フィッシャーマンが登場。若者を襲い始める。
保安官の息子、P.J.(クレイ・テイラー)は、フィッシャーマンに追われ、立体駐車場から落下する。しかし、これは彼ら自身による狂言だった。一芝居終えて、P.J.の落下した現場に行くと、警官が集まり、騒然としている。そこには、本来あるはずだった落下の衝撃を吸収するマットがなく、P.J.は、鉄製の管が腹に突き刺さった状態で絶命していた。
コルビーは、事件が自分たちのいたずらのせいで起こったことは伏せ、仲間だけの秘密にしようと持ちかける。アンバーは躊躇するが、秘密の誓いを立てさせられる。
しかし、1年後。アンバーの携帯に50件以上も「去年の夏、何をしたか知ってるぞ」というメールが届く。そしてついに、仲間の一人、狂言でフィッシャーマン役をしたロジャー(セス・パッカード)がフィッシャーマンに殺される。
アンバーは、7月4日は街を離れようと仲間を説得するが、アマチュアバンドのボーカル、ゾーイは、自分たちの演奏をスカウトが見に来るので、ライブが終わるまで待って欲しいと言い、アンバーはそれを待つことにする。
夜のライブは大成功を収めるが、ついにフィッシャーマンの殺戮が始まる。
まず、ゾーイがえじきとなる。コルビーは、P.J.の父親、デイビス保安官(マイケル・フリン)が犯人ではないかと疑うが、彼もまた、フィッシャーマンの毒牙にかかり、そしてコルビーも殺される。
アンバーに言い寄っていたハフナー保安官(K・C・クライド)が真犯人かと思いきや、彼の背後にフィッシャーマンが登場。ハフナーは手にしていたショットガンを放つが、フィッシャーマンは倒れることなく彼に襲いかかり、フォークリフトのフォーク部分に彼を突き刺し、殺してしまう。
アンバーは仲間のランス(ベン・イースター)と車に乗り込み、フィッシャーマンをはね飛ばすが、フィッシャーマンはまたしても立ち上がる。その顔は人間のものではなく、不死身のモンスターだった。
アンバーは、フィッシャーマンの脳天に、持っていた鉤爪を突き刺すと、除雪機の取り込み口に突き飛ばす。フィッシャーマンは細切れになり、ついに倒される。
時が過ぎ、荒野で車を飛ばすアンバー。突然、タイヤが鉤爪でひきさかれたようにパンクしたため、道路脇に車をとめる。途方にくれて周りを見回すと、突然、背後にフィッシャーマンが現れ、彼女に襲いかかる。彼女の悲鳴とともに映画は終わる。

ホラー仕立てのフーダニットものかと思いきや、まさかのモンスター落ち。前作までも、数々の理不尽さ(犯行現場を誰にも見られずに殺人を続けるあたり)はあったものの、超常現象とまではいかなかったが、本作は、ギリギリまで誰が犯人か、とじらしつつ、種明かしが、人ではなくて怪物でした、なので、映画館で見ていたら、「ズコーッ! 」である。
もっとも、本作は日本では劇場未公開なのだが。

【5段階評価】2

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2011年9月 3日 (土)

(547) ラストサマー2

【監督】ダニー・キャノン
【出演】ジェニファー・ラブ・ヒューイット、マシュー・セトル、ブランディ
【制作】1998年、アメリカ

ホラーサスペンス、「ラストサマー」の続編。第1作の原題は「I Know What You Did Last Summer」だが、本作は、Stillが追加され、「I Still Know What You Did Last Summer」となっている。

ジュリー(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)とレイ(フレディ・プリンゼ・Jr.)が、死闘の末、殺人鬼ベン・ウィリス(ミューズ・ワトソン)を海に沈めてから1年。ジュリーは事件の悪夢にうなされる日々を過ごしていた。地元で漁師を続けるレイは、7月4日の地元のカーニバルにジュリーを招こうとするが、ジュリーは惨劇のあった地元には戻る気になれない、とレイの誘いを断る。
そんなとき、ルームメイトのカーラ(ブランディ)にラジオ番組のクイズの電話がかかる。「ブラジルの首都は」という問題に「リオデジャネイロ! 」と答えて正解となり、4人分のバハマ旅行に当選。カーラとジュリーは狂喜乱舞する。
ジュリーはレイに誘いの電話を掛ける。最初は断るレイだったが、彼自身、すでに婚約指輪を買っており、友人の後押しもあって、旅行に行くことを決意する。
しかし、その夜、友人と二人で車に乗っていると、車に轢かれたらしいフィッシャーマン姿の男が倒れているのを見つける。レイが倒れた男に近づき、顔を覗くと、それはマネキンだった。あわてて自分たちの乗っていた車を振り返ると、フィッシャーマンが鉤爪で友人を車から引きずり出し、友人を殺害してしまう。レイはあわてて逃げるが、坂から転落し、病院に担ぎ込まれる。
そんなこととは知らないジュリーは、旅行の出発ぎりぎりまでレイを待つが、結局レイは現れなかった。それを予期していたカーラは、カーラの恋人、タイレル(メキ・ファイファー)と、ジュリーの大学のクラスメイトで、ジュリーに恋心を抱いているウィル(マシュー・セトル)を誘い、バハマに旅立つ。
レイと一緒じゃないことを残念に思いつつも、ジュリーは旅行を楽しもうとする。しかし、宿泊したホテルのバーでカラオケを歌っていると、突如字幕に「去年の夏、何をしたか知っているぞ」という例のメッセージが現れ、彼女は恐怖に震える。
そして、とうとう殺人鬼ベンがこの島に戻ってくる。従業員の死体を目にした四人は、ホテルの老従業員、エステス(ビル・コッブス)を怪しいと考え、彼の住む部屋に入り込むが、彼はいなかった。カーラとフロントに戻ったジュリーは、そこで地球儀を見つける。何気なくブラジルを見ると、首都が記されていた。それは、「リオデジャネイロ」ではなく「ブラジリア」だった。そこにエステスが現れ、君たちは何者かにこの島におびき寄せられたのだということ、そして、殺人鬼ベン・ウィリスが、かつてこのバハマのホテルで働いており、彼の妻や娘の墓もこの島にあると告げる。
エステスは、四人を墓場に連れて行く。そこには、ベンの妻や娘の墓があり、その横には、ジュリー用の墓穴がうがたれていた。殺人鬼との対決を覚悟し、絶叫するジュリーをよそに、エステスはいつのまにか姿を消す。後を追ったウィルがエステスに声を掛けると、エステスは突然、オールを持ってウィルに襲いかかる。
一方、レイは、病院を抜け出すと、婚約指輪と引き替えに拳銃を手に入れ、嵐の中、ジュリーのいる島を目指して船を出す。
ジュリーのいるホテルでは、従業員がほとんど殺され、カーラの恋人、タイレルも、後ろから喉元に鉤爪を突き刺され、殺される。カーラとともに逃げるジュリーは、生き残っていたバーテンダーの女性に連れられ、嵐よけのシェルターに駆け込むが、そこには、殺された従業員やタイレルたちの死体が大量に転がっていた。そこに、血まみれになったウィルが現れ、彼らをホテルに誘導する。バーテンダーとカーラが救急道具を探しにフロントに向かい、ジュリーはウィルの血を拭き取る。しかし、いくら拭いても傷口が見当たらない。いぶかしむジュリーに、これまでジュリーに優しく接していたウィルが、「だって僕の血じゃないからね」と不気味にささやき、ラジオのDJの口まねをする。ジュリーたちをこの島におびき寄せたのは、ウィルだったのだ。
ジュリーを抱えて、墓場に連れて行くウィル。そこには、ベンがいた。ウィルは、ベンの息子だったのだ。ジュリーに絶体絶命の危機が訪れたところに、ようやく海を渡ってきたレイが登場。拳銃をベンに突きつけるが、雨に濡れたせいか、引き金を引いても弾が出ない。
ウィルに羽交い締めにされたレイにベンが鉤爪を振り上げた瞬間、とっさにレイが身を躱すと、鉤爪はウィルの胸につきささってしまい、ウィルが絶命する。怒り狂ったベンがレイに襲いかかろうとしたところに、銃声が鳴り響く。ジュリーがベンに向けて銃弾を放ったのだ。ベンは墓穴に落下し、絶命する。カーラとともに助かった3人のもとに、ようやく湾岸警備隊のヘリが到着する。
幸せな結婚生活を始めたレイとジュリーだったが、そこにベンが入り込み、鉤爪でジュリーに襲いかかるシーンで映画は終わる。

ブラジルの首都がリオデジャネイロというのは、かなりお粗末なトリックではあるが、ウィルが実は事件の共犯者というどんでん返しもあって、それなりに楽しめた。

【5段階評価】3

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2011年9月 2日 (金)

(546) ラストサマー

【監督】ジム・ギレスピー
【出演】ジェニファー・ラブ・ヒューイット、フレディ・プリンゼ・Jr.、ライアン・フィリップ、サラ・ミシェル・ゲラー
【制作】1997年、アメリカ

四人の若者が、高校生の時に起こした事件がきっかけとなって巻き起こる惨劇を描いたホラーサスペンス。

レイ(フレディ・プリンゼ・Jr.)、ジュリー(ジェニファー・ラブ・ヒューイット)、バリー(ライアン・フィリップ)、ヘレン(サラ・ミシェル・ゲラー)の四人は、仲良しの高校生。ジュリーとレイ、バリーとヘレンは恋人同士で、ヘレンが町のミスコンで優勝したことから、四人はパーティで盛り上がり、高校最後の夏を満喫していた。
ところが、夜の海岸を訪れたあとの帰り道、レイの運転する車が何かをはねてしまう。道路には血まみれになった男が倒れていた。ジュリーは警察に正直に届けようと訴えるが、泥酔していたバリーは、自分が飲酒運転をしていたと思われることを恐れ、男を海に捨て、このことを秘密にしようと提案する。男を車のトランクに積み、海まで運んだ四人だったが、海に落とそうとした瞬間、男が息を吹き返し、ヘレンにつかみかかる。バリーは男を無理矢理海に投げ込む。四人は事件を秘密にすることを誓い合う。
そして1年後。町に戻ったジュリーのもとに、差出人不明の手紙が届く。そこには「去年の夏、何をしたか知ってる(I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER! )」というメッセージが書かれていた。ジュリーは、それをバリーたちに伝えるが、バリーは、あのとき車で通りかかったマックス(ジョニー・ガレッキ)のいたずらだと決めつける。しかし、最初に犠牲になったのは、マックスだった。漁港で働いているマックスに、漁師の着るスリッカーコートに身を包み、手に鉤爪を持った人物がしのびより、マックスののど元に鉤爪を突き刺し、マックスを殺害する。
その後、バリーも同じ人物に襲われるが、なぜか脅されるだけで命は奪われなかった。
ジュリーとヘレンは、事件の後、海から遺体の上がったデビッド・イーガンの家族が犯人ではないかと考え、当時の事件をパソコンで調べる。すると2年前の夏、デビッド・イーガンという男が車の転落事故を起こし、同乗していた婚約相手のスージー・ウィリスが溺死していたことを知る。二人はデビッドの遺族の家を訪ね、デビッドの姉、メリッサ(アン・ヘッシュ)に会うが、事件後、ビリー・ブルーという青年が訪ねてきたということ以外、手がかりは得られなかった。ヘレンは、デビッドはスージーの後を追って自殺したのではないかとジュリーに訴えるが、ジュリーはそのような都合のいい解釈を受け入れることができなかった。
その夜、ヘレンの家に鉤爪の人物が侵入。朝、ヘレンが起きると、彼女の髪の毛が切られており、鏡には「もうじきだ(SOON)」というメッセージが残されていた。
ヘレンから話を聞いたジュリーは、車でヘレンのもとに向かうが、移動中、トランクからカサコソという謎の音が聞こえることに気づく。車を降りてトランクを開けると、そこには大量のカニにたかられているマックスの死体が横たわっていた。
ジュリーは再びデビッドの姉、メリッサを訪ねるが、彼女は弟の遺書を見せ、自殺に間違いないと主張する。しかし、彼女が遺書だというメモには「去年の夏を忘れない」と書かれていた。ジュリーは、これは遺書ではなく、何者かの脅迫状だと悟る。家に戻ってスージーが亡くなった事件の記事を読み直したジュリーは、スージーの父親、ベンジャミン・ウィリスが、地元の漁師であることを知る。
その日、開かれていたミス・コンテストの会場で、2階にいたバリーに魔の手が伸びる。ステージ上からバリーに襲いかかる人物を目撃したヘレンは絶叫するが、2階では何も見つからない。警官が彼女をパトカーで家まで送るが、鉤爪の人物は、車の故障を装い、警官をおびき寄せると、警官を殺害し、ヘレンに迫る。ヘレンは姉の店に逃げ込むが、姉も殺され、とうとうヘレンも殺されてしまう。
ジュリーはレイのもとに駆け込むが、レイの乗っている船の名前がビリー・ブルーであるのを見て、彼が犯人であると勘違いし、彼のところから走って逃げる。誤解だと言って追いすがるレイを、近くにいた漁師が転倒させ、ジュリーに船に逃げ込むよう命じる。言われるがままに船に乗り込むジュリーだったが、その船室には、ヘレンやバリーの写真が貼り付けられていた。この漁師こそ、スージーの父親、ベンジャミン(ミューズ・ワトソン)だったのだ。
漁船を出航させ、彼女を殺そうと鉤爪を持って迫るベンジャミン。そこにモーターボートでレイが追いつき、船に乗り込む。一度は海に突き落とされるレイだったが、再び漁船に乗り込むと、間一髪でジュリーを救い出す。ベンジャミンは腕がロープに絡みつき、鉤爪を持った手は手首から切断され、海に放り出される。助かったレイとジュリーは愛を誓い合う。
そして一年後。大学生活を楽しむジュリーだったが、シャワー室のガラス窓に「知ってるぞ(I STILL KNOW)」と書かれたメッセージを見つける。刹那、ガラスを突き破って何かが彼女に襲いかかってくる。このシーンで映画は終わる。

ただ単に殺人鬼が大暴れするのではなく、自分を殺そうとした若者に復讐しようとする男の起こした事件であるという筋書きがあるので、見終わった後のもやもや感は小さい。
比較的有名なホラー映画なので、見ておいて損はないだろう。

【5段階評価】3

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2011年9月 1日 (木)

(545) ファインディング・ニモ

【監督】アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ
【出演】アルバート・ブルックス(声)、エレン・デジェネレス(声)、アレクサンダー・グールド(声)
【制作】2003年、アメリカ

ディズニーのCGアニメ。

カクレクマノミのマーリン(アルバート・ブルックス)は、一人息子のニモ(アレクサンダー・グールド)を過保護なほど大事に育てていた。自分を信用しない父にニモは反発し、ある日、わざと珊瑚礁から離れたところにいるボートに近づくが、人間に捕らえられてしまう。
マーリンは必死にニモの後を追うが、ボートを見失ってしまう。
マーリンは、近くにいたナンヨウハギのドリー(エレン・デジェネレス)と知り合い、一緒に冒険をすることになる。
ニモは歯医者の水槽にとらわれていた。水槽にいたツノダシのギル(ウィレム・デフォー)らは、何とかニモを水槽から脱出させようと、あれやこれやの策を練るがうまくいかない。
一方のマーリンは、サメや深海魚に襲われたり、クラゲの大群の中に迷い込んだりしながらも、ボートが落としていったゴーグルの文字を頼りに、シドニーに向かう。
マーリンの活躍は海の生物の間でも噂となり、クジラやペリカンの助けを借りながら、マーリンはニモの捕らえられている歯医者の水槽へと向かう。
ニモはギルの命がけの協力を得て、下水口から海に出ることに成功する。ニモが死んだと諦めかけたマーリンだったが、ようやく再会に成功する。
家に戻ったマーリンは、もはやニモを過保護に育てることはせず、今日も冒険を楽しんでこい、とニモを送り出すのだった。

様々な海の生物の動きや活躍が楽しい。日本語で見るなら吹き替えもおすすめである。

【5段階評価】4

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