(565) ハリー・ポッターと炎のゴブレット
【監督】マイク・ニューウェル
【出演】ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ
【制作】2005年、アメリカ、イギリス
ハリー・ポッター・シリーズ第4作。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の続編。トライウィザード・トーナメントでのハリーの活躍と、ボルデモートの復活を描いている。
ハリー(ダニエル・ラドクリフ)は、ボルデモートがワームテール(ティモシー・スポール)と謎の男に指示を与えている夢を見る。新学期になり、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が、今年はトライウィザード・トーナメントを開催し、3校の代表が優勝を目指して競い合うことを宣言する。立候補者は17歳以上に限られ、炎のゴブレットに名前を書き入れる。3校から一人ずつ選ばれるが、なぜか4人目としてハリー・ポッターも選出される。
仲間の協力を得て、セドリック(ロバート・パティンソン)とともに1位で最後の試練を迎えるハリーは、セドリックと同時に優勝の杯にたどりつくが、それはボルデモートの墓のある村へのポート・キーとなっており、彼らはそこに飛ばされる。セドリックはワームテールの呪いの魔法により殺されてしまい、ハリーは捕らえられる。ワームテールはそこでボルデモート復活の儀式を行い、ついにボルデモート(レイフ・ファインズ)が姿を現す。ハリーはボルデモートと魔法の対決に挑むが、決着はつかず、ハリーはセドリックの亡骸とともに会場に戻る。
ハリーはマッド・アイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)に抱えられ、彼の部屋に向かうが、彼はハリーに襲いかかる。そこにダンブルドア校長が現れ、ハリーを救う。ムーディだと思っていたのは、ポリジュース薬を飲み続けてムーディに変身したバーテミウス・クラウチ・ジュニア(デビッド・テナント)であり、ムーディ本人は、箱の中に捕らえられていた。バーテミウス・クラウチ・ジュニアが、ハリーの悪夢に登場したもう一人のボルデモートの手先であり、ハリーがトライウィザードに出場することとなり、ボルデモート復活の儀式の場に送り込まれたのは、すべて彼の策略だった。
「ハリー・ポッターと賢者の石」や「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のようなハッピーエンドではなく、暗めの展開。話が少々ややこしいこともあって、説明調だが、トライウィザード・トーナメントという戦いの場面を盛り込むことで、手に汗握る展開も楽しめるようになっているのはさすがである。
【5段階評価】3
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