(563) あずみ Death or Love
【監督】金子修介
【出演】上戸彩、小栗旬、北村一輝
【制作】2005年、日本
小山ゆうの漫画が原作の映画化作品、「あずみ」の続編。
真田昌幸(平幹二朗)を討つため、旅を続けるあずみ(上戸彩)とながら(石垣佑磨)。天海僧正(佐藤慶)のもとを訪ねた二人は、昌幸を討つことを改めて誓う。仲間のこずえ(栗原千明)が同行を志願し、3人で旅を続けるが、彼女は昌幸側の忍者一族の差し向けた刺客であった。
旅の途中、あずみはかつての同志、なち(小栗旬)によく似た銀閣(小栗旬、二役)に出会う。銀閣はあずみたちの仲間となり、旅を続ける。
こずえはながらに、あずみは銀閣と一緒になり、静かに暮らすべきだと告げる。ながらはこずえの言に従い、あずみに別れを告げてこずえとともに昌幸のもとに向かう。しかし、すべてはこずえの計略であり、ながらはこずえに命を奪われる。
昌幸を追って移動を始めた天海に、刺客の六波(謙吾)が襲いかかるが、あずみ達が合流し、六波を倒す。土蜘蛛(坂口拓)をも倒したあずみだったが、その毒にやられて体が麻痺してしまう。昌幸の寵愛を受けていた空如(高島礼子)がとどめを刺そうとあずみに刃を振り下ろすが、突如割って入った銀閣があずみの身代わりとなり、空如に太刀を突き入れる。銀閣は命を落とし、空如もまた、昌幸の腕の中で絶命する。
怒りに燃える昌幸と勘兵衛(北村一輝)のもとに、昌幸討伐の使命を背に、あずみが現れる。空如の仇討ちに燃える昌幸は、大軍を控えさせてあずみとの一騎打ちに挑むが、あえなくあずみに葬られる。昌幸の息子、幸村は、復讐の炎に燃える勘兵衛を抑え、父の最後の命(めい)を守り、兵を引かせる。
あずみは天海に「これで戦はなくなるのか」と尋ねるが、天海は「使命は終わった。今やおまえとともに歩く道はない。」と告げるのみだった。あずみは一人、無言で戦場を後にするのだった。
本作も、特撮をつかった派手な戦闘シーンが売り。売れっ子アイドル上戸彩を起用しつつも、映像の手は抜いていない。敵キャラにも個性があって、1作目より面白かった。
よほど監督が気に入ったのか、前作ではちょい役の極悪キャラだった遠藤憲一が、本作では小栗旬演じる銀閣の兄、金閣役を演じている。ただ、高島礼子の鎧が、黒い垂れ乳みたいになっててひどかった。よくこんなの着ることを受け入れたなと思う。
【5段階評価】3
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