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2011年9月12日 (月)

(556) 理由

【監督】アーネ・グリムシャー
【出演】ショーン・コネリー、ブレア・アンダーウッド、ローレンス・フィッシュバーン
【制作】1995年、アメリカ

少女殺人の冤罪を扱ったクライム・サスペンス。

11歳の少女、ジョーシーを強姦し、残忍な手口で殺害した罪で、黒人の男ボビー・アール(ブレア・アンダーウッド)が逮捕される。警察による強引な取り調べによるものであり、ボビーの母親は、25年前に弁護士を引退したポール・アームストロング(ショーン・コネリー)に息子の無実の罪をはらすよう懇願する。
ポールはロシアン・ルーレットでボビーを脅して自供を取った黒人刑事、タニー・ブラウン(ローレンス・フィッシュバーン)を訪ね、当時の事件のことを執拗に訪ねる。彼はまた、死刑囚として収監中のボビーにも面会する。ボビーは、同じ刑務所内の死刑囚であるブレア・サリバン(エド・ハリス)という連続殺人犯が、ジョーシーを殺したと言っていたのを聞いた、とポールに伝える。ポールはサリバンにも面会し、彼から凶器のありかを示すヒントを聞き出す。ポールは、タニー・ブラウンとともに凶器を発見。これがもとになってボビーは逆転無罪を勝ち取る。
しかし、本当の事件はここからだった。ポールが家族とともにパーティを楽しんでいると、突然、サリバンから電話が入る。彼は「俺の生家を見に行ったあと、会いに来い」とポールに告げる。ポールがサリバンの生家に行くと、そこにはのど元を掻き切られ、はえのたかった老夫婦の死体があった。サリバンは、ボビーと共謀して、ボビーの少女殺しの罪をサリバンがかぶるかわりに、ボビーはサリバンが憎んでいた両親を殺害したのだった。ボビーはさらに、自分をかつて被告人として摘発したポールの妻、ローリー(ケイト・キャプショー)を憎み、娘ごと誘拐する。ポールとタニーは、ジョーシーの殺害現場に向かい、死闘の末、ボビーを倒す。

どんでん返しが効いていて、展開もスリリングでなかなかおもしろかった。もちろん、刑務所内で、あまりにもよどみなく、むしろ得意げにサリバンが真犯人だと語るボビーの口調が、「ん? 」と思わせるものであったりもするので、種明かしに気づく人は気づくだろうとは思うが、このへんはむしろフェアな演出でよいと思う。エド・ハリスの凶悪犯役も見応えがあった。
5点をつけようか迷ったが、かつて少女を惨殺した狂気の殺人犯ボビーが、最後までポールの妻と娘は傷一つつけずにいた、というのがさすがにご都合主義的で、真犯人がボビーと分かったあとの展開は陳腐なアクション映画になっているところが物足りなかった。
ちなみに、ポールの娘役は、スカーレット・ヨハンソンが演じている。

【5段階評価】4

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