(538) それでも恋するバルセロナ
【監督】ウディ・アレン
【出演】レベッカ・ホール、スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデム
【制作】2008年、アメリカ、スペイン
バルセロナに観光旅行に来た二人の若い女性の熱い恋物語。
ビッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は大の仲良しだが、恋に対する考え方はまるで違っていた。慎重派のビッキーは、誠実な男、ダグ(クリス・メッシーナ)と婚約していたが、クリスティーナは危険な恋に身を任せ、自分探しを続けていた。
二人はバルセロナで、苦み走った画家のファン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会う。アントニオは二人をオビエドへの小旅行に誘い、クリスティーナは誘いに乗ろうとするが、ビッキーは軽薄なアントニオの誘いに猛反対。しかし、クリスティーナのお目付役として、しぶしぶ同行する。しかし、肝心のクリスティーナが胃潰瘍のため寝込むことになり、ビッキーはアントニオと二人で観光することになる。そして、最後の夜。ビッキーはスパニッシュ・ギターの余韻で気分が高まり、アントニオと関係を持ってしまう。
バルセロナに戻った彼らは、再び会うようになり、クリスティーナとアントニオは愛し合う中になる。アントニオとの一夜が頭から離れないビッキーだったが、アントニオはビッキーに、自分の気持ちはクリスティーナに移った、君は結婚するのだから深入りしない方がいい、と逆にビッキーをたしなめる。
ビッキーはダグと結婚式を挙げるが、ダグとの幸せながらも平凡な毎日に満足できず、アントニオへの思いを募らせる。アントニオはクリスティーナと同棲していたが、ある日、別れた妻、マリア(ペネロペ・クルス)の自殺未遂の報を聞き、彼女の病院に向かうと、マリアを連れて自宅に戻る。驚くクリスティーナだったが、次第に3人での生活に慣れ、3人は互いを認め、愛し合う深い間柄になっていく。しかし、クリスティーナはこの状況が長続きするものではないと考え、アントニオとマリアのもとを立ち去る。ほどなくして、アントニオとマリアの関係も悪化し、アントニオは再び独り身となる。
そんなとき、ビッキーが現状に満足していないと知ったアントニオは、再びビッキーに誘いをかけ、自宅に招く。とまどうビッキーを抱き寄せ、口づけを交わした瞬間、銃声が響く。錯乱したマリアが拳銃を持ってアントニオの家に入り込んできたのだ。我に返ったビッキーはダグの元に戻り、クリスティーナとともにバルセロナを後にするのだった。
なかなか型破りな恋物語ではあるけれど、何となく共感もでき、あるかもしれないな、という展開で、それなりに楽しめた。ペネロペ・クルスは、「バニラ・スカイ」でも魅惑の女性を演じている。
【5段階評価】3
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