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2011年8月20日 (土)

(533) 薔薇の素顔

【監督】リチャード・ラッシュ
【出演】ブルース・ウィリス、ジェーン・マーチ、スコット・バクラ
【制作】1994年、アメリカ

精神科医が巻き込まれる連続殺人事件を描いたサスペンス。

治療中の患者を飛び降り自殺させてしまった精神科医、キャパ(ブルース・ウィリス)は、休暇を取って友人のボブ(スコット・バクラ)を訪ねる。
彼のセラピーに参加することになったキャパは、そこで情緒不安定な女性ソンドラ(レスリー・アン・ウォーレン)、妻と子を失った男バック(ランス・ヘンリクセン)、潔癖症の弁護士クラーク(ブラッド・ダリフ)、自閉症の少年リッチー、性格に欠陥のある画家ケイシー(ケビン・J・オコナー)と知り合う。
セラピーの後、キャパはボブの家に招かれる。女っ気のない家だったが、ボブは若い娘とつきあっているんだと軽口を言う。しかし、彼は何かにおびえており、家に忍び込んだ何者かに刃物で38回も刺されて殺されてしまう。キャパは、マルティネス(ルーベン・ブラデス)という無神経な刑事に尋問され、ボブの死を患者に告げるよう指示される。
車で移動中のキャパに、追突した車があった。乗っていたのはローズ(ジェーン・マーチ)という魅力的な女性で、キャパは一目で惹かれてしまう。キャパは滞在中のボブの家の住所を渡し、修理の見積もりを聞きに来たローズと深い仲になっていく。
翌日、リッチーの兄、デイル(アンドリュー・ロワリー)が、キャパのところに、リッチーのセラピーをやめさせたいと告げに来る。キャパが役所で二人のことを調べると、二人は暴行虐待を受けていたところを保護されており、担当医師であった児童心理学の専門家、ニーデルマイヤー博士は、すでに引退しているということだった。
キャパはリッチーのことを聞くため、ソンドラの家を訪ねる。ソンドラの家には、ソンドラのガールフレンド、ボニーが来ていたが、キャパが訪ねてきたことに嫉妬して帰ってしまう。ソンドラは、リッチーが幼い頃に性的虐待を受けていたことをキャパに明かす。キャパはニーデルマイヤー博士の家を訪ねるが、博士はすでに他界しており、未亡人は冷たくキャパを追い払う。
その夜のセラピーで、ソンドラはつきあっているガールフレンドのことを、ケイシーはモデルにしている女性を好きになっていることを、そしてバックもか細い若い女性とつきあい始めたことを打ち明ける。リッチーは、兄の愛が重荷になっていること、そして、自分はゲイではなく、女になりたいと思っていることを告白する。
そして次の犠牲者が出る。ケイシーが自宅で殺されたのだ。ケイシーに会いに来たキャパは、心配になって家に入り込むが、そこではケイシーの描いたエロティックな絵の顔がくりぬかれ、炎で焼かれていた。焼け残った顔を手に取ると、それはローズの顔だった。そして、ソンドラのガールフレンドも、そして、ボブが付き合っていると言った若い娘もローズであり、さらにはセラピーの場でバックが付き合い始めたと言った女性も、クラークに接近してきた女性も、同一人物だと言うことが判明する。キャパはマルティネスにそのことを告げるが、マルティネスは事態を掌握しかねるように、キャパたちをあざ笑うだけだった。
キャパは再びニーデルマイヤー博士の夫人を訪ねる。話を拒む夫人に「リッチーを助けるためだ」とどなると、夫人は、リッチーは四年前に自殺したと告げる。ニーデルマイヤー博士のしたことに耐えられなかったためだと言う。そして夫人は、デイルにはローズという妹がいたことも告げた。
デイルの勤める工場に向かったキャパは、そこでひどいけがを負わされたリッチーを見つける。キャパは、リッチーに「ローズに会いたい」と告げ、リッチーのめがねとカツラを外す。そこには、おびえた顔のローズがいた。デイルは、リッチーが死んだ後、妹のローズを無理矢理リッチーに仕立て上げていたのだ。しかし、リッチーとして暮らすようになったローズは、セラピーを受け、女性としての自分を取り戻しそうになっていた。それがゆがんだ形で表面化したのがボニーだったのだ。デイルは、ボブがことの真相に近づこうとしていたのを知り、彼を葬っていた。ケイシーも、毎晩ローズがボニーとして彼のモデルとなっていると、そのうち彼女がリッチーであると気づかれると考えて彼が殺したのだった。
キャパはローズをつれて逃げようとするが、そこにデイルが自動釘打ち機を持って現れる。デイルは、キャパの首にベルトを巻き付け、キャパを切り刻もうとするが、ローズが釘打ち機をデイルの脳天に打ち込み、デイルを倒す。パニックになったローズは、工場の煙突を上り、飛び降りようとするが、キャパが思いとどまらせ、二人は熱い抱擁を交わすのだった。

登場人物が多めでややこしい話だったが、どんでん返しはなかなかおもしろかった。途中、車を運転中のキャパに、赤い車が襲いかかったり、患者のバックが実は刑事で、かつてマルティネスがバックの妻と浮気をしたことがあったという話があったりするが、あまり事件と関係なかったりするし、腑に落ちない点もいくつかあった。ジェーン・マーチの華奢だが豊満なヌードも見所と言えるだろう。

【5段階評価】3

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