(531) ダークナイト
【監督】クリストファー・ノーラン
【出演】クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート
【制作】2008年、アメリカ・イギリス
バットマン・シリーズ第6作。本作も、第5作に続き、クリストファー・ノーラン監督によるシリアスな作品になっている。
悪のはびこるゴッサム・シティ。ジョーカー(ヒース・レジャー)は仲間を次々と裏切りながら銀行強盗をやってのける。警察内部にも犯罪に手を染めている者がおり、バットマン(クリスチャン・ベール)と刑事のジム・ゴードン(ゲイリー・オールドマン)は手を焼いていた。
そんな中、勇敢に悪事に立ち向かう検事、ハービー・デント(アーロン・エッカート)が現れる。バットマンのように顔を隠さず、堂々と悪と対峙するハービーを見て、ブルース・ウェインはバットマンを引退し、幼なじみのレイチェル・ドーズ(マギー・ギレンホール)と一緒になることを考え始めていた。しかし、レイチェルはハービーと交際していた。
ジョーカーはバットマンの活躍によって逮捕されるが、彼は手下を使ってハービーとレイチェルを拉致し、爆弾をしかけたビルに別々に拘束する。ジョーカーからビルの場所を聞き出したバットマンだったが、同時に爆発すると聞いた彼が選んだのは、ハービーだった。レイチェルは救助の手が及ばず、死亡する。ハービーも爆破の炎を顔に浴び、顔半分が削れたトゥー・フェイスとなり、レイチェルをおびき出したジョーカーの手先と、レイチェルを救おうとしなかったバットマンに激しい憎悪を抱く。トゥー・フェイスは、警官2名を殺し、ゴードンの家族をも殺害しようとしていた。バットマンはゴードンらを助けるが、トゥー・フェイスはビルから転落死する。光の騎士として将来のゴッサム・シティの明るい未来を担った彼が悪の心に染まったことが知られれば、人々の希望を打ち砕くことになると考えたバットマンは、悪事は自分のせいにしろ、とゴードンに告げ、その場を去るのだった。
ジョーカー役のヒース・レジャーや、トゥー・フェイス役のアーロン・エッカートの怪演が光り、一級のサスペンス映画として仕上がっている。ヒース・レジャーは、残念ながら本作の完成前に、オーバードーズによって急逝。死後にアカデミー助演男優賞を受賞している。
【5段階評価】3
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