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2011年7月13日 (水)

(495) オールウェイズ

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘップバーン
【制作】1989年、アメリカ

死後に霊となって恋人を見守る男を描いたラブ・ファンタジー。

山火事専門の航空消防隊員であるピート(リチャード・ドレイファス)は、消火を優先するあまり、ガス欠になって墜落寸前に飛行場に戻ってくる命知らずの男。恋人のドリンダ(ホリー・ハンター)は、彼にはらはらさせられることが耐えられず、彼にそのことを真剣に告げる。最初は抵抗するピートだったが、消防訓練学校の講師の道を選ぶことを告げ、彼女を喜ばせる。
しかし、その日の山火事で、飛行中、エンジンに引火した仲間のアル(ジョン・グッドマン)を助けるため、無茶な急降下をしたことで、ピートの飛行機は爆発してしまう。気付くと、ピートは山火事の跡地にいた。そこでピートは、天使のような女性、ハップ(オードリー・ヘップバーン)に会う。ピートはハップから、自分が死んだことを教えられ、これからは生きている人に霊感を与える存在となるよう告げられる。
彼は、自分によく似た新米パイロットのテッド(ブラッド・ジョンソン)に飛行の手ほどきをすることになる。しかし、テッドのいる訓練学校にドリンダが現れ、テッドとドリンダが急接近するのを見て、胸が張り裂けそうになる気持ちを抑えることができなくなる。ハップにそのことを訴えるピートだったが、ハップはピートに対して、人に自由を与えることで自由になれるということを体感してほしいと伝える。
そんなとき、地上で消火活動をしていた部隊が、火に囲まれ、逃げ道を失うという事件が起きる。テッドは活路を開くために機材の準備を始めるが、そこに現れたドリンダが、自ら飛行機に乗り込み、アルの説得を無視して離陸してしまう。
ピートはドリンダの飛行機に乗り込み、彼女に霊感を与える存在となって助言をする。彼女は2回の消火剤の投下により、見事に部隊を救出する。しかし、彼女の機が、オイル切れで川底に沈んでしまう。みるみる水が入り込んでくるコクピットの中で、ピートのもとに行くことを覚悟するドリンダだったが、ふと横をみると、ピートが手を差しのばしている。その手をつかんだドリンダは、ピートに導かれ、水面にたどり着く。慌ててピートを探すドリンダだったが、ピートの姿はもはやどこにもなかった。
ずぶ濡れのまま無事に飛行場に帰り着いたドリンダは、心配して駆けつけたテッドのもとに駆け寄り、あつい抱擁を交わす。それを見ていたピートは、満足そうな笑みを浮かべ、彼らの元を立ち去るのだった。

亡くなった男が、まだ生きている恋人を守るという設定は、「ゴースト/ニューヨークの幻」とも似ている。ピートは、「ゴースト/ニューヨークの幻」のサムほど積極的に恋人にかかわるわけではないが、霊媒師のような存在を通じて人に語りかけるなど、似たような状況設定も使われていた。
本作では、名曲「煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes)」が、ピートとドリンダのお気に入りの曲として効果的に使われる。この曲を聴きながら、ドリンダがピートを思い出すように一人でダンスを踊り、ピートの霊がほほえみながら彼女のステップに合わせて踊るシーンは、美しく印象的。
ホリー・ハンターの男勝りな性格ながらも愛くるしい笑顔も見どころと言える。当時31歳にしては、ちょっとしわが目立つかな、とか余計なことを考えてしまったが。

【5段階評価】3

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