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2011年6月25日 (土)

(477) ドライビング Miss デイジー

【監督】ブルース・ベレスフォード
【出演】ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン、ダン・エイクロイド
【制作】1989年、アメリカ

気むずかしい老婦人と、雇われ運転手の交流を描いた作品。第62回アカデミー賞作品賞受賞作品。

元ユダヤ人教師のデイジー夫人(ジェシカ・タンディ)は、頑固者で、車の運転を失敗しても、自分のせいだと認めない。母親を心配した息子のブーリー(ダン・エイクロイド)は、黒人の運転手、ホーク(モーガン・フリーマン)を雇う。
最初はホークを毛嫌いする夫人だったが、彼の辛抱強く誠実な人柄を認め、彼を運転手として外出するようになる。
時が過ぎたある日、ホークがデイジー夫人の家に出勤すると、夫人が髪を振り乱して「生徒達の宿題がない」と家の中をさまよっていた。痴呆であった。夫人は施設に入ることになる。
ブーリーとホークは、デイジー夫人の慰問に訪れる。デイジーはブーリーを追い出すと、ホークにパンプキンパイを食べさせてもらうのだった。

人種差別がまだ根強く残る社会での、ユダヤ人の夫人と黒人の運転手の交流が、心温まる中にも悲哀を感じさせる。
序盤は、偏屈な夫人の運転手に対する態度が不快で、これがどう氷解していくのかと思ってみていると、最後の最後まで、そうでもなかったりするのと、教会が焼かれたりするような過激な時代背景が、あまり作品に強く影響を与えていなかったりして、かなり退屈な映画だと感じてしまった。アカデミー賞を4部門で受賞しているので、名作であるはずなのだが。
ちなみに、タイトルからは、高齢になってから自動車の運転を身につけようと奮闘するかわいいおばあちゃんの話なのかな、と勝手に想像していたが、全く違った。

【5段階評価】2

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