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2011年6月18日 (土)

(470) 鉄道員

【監督】降旗康男
【出演】高倉健、小林稔侍、大竹しのぶ、広末涼子
【制作】1999年、日本

浅田次郎原作小説の映画化作品。

誰一人乗っていないことも珍しくない、北海道のローカル線、幌舞線の終着駅、幌舞駅の駅長、佐藤乙松(高倉健)。仕事一筋の乙松は、一人娘の雪子とも、妻の静枝(大竹しのぶ)とも死別しており、仕事のために死に目に会えていなかった。
定年間近で独り身の彼を、同期の杉浦(小林稔侍)は心配し、自分が再就職しようとしているリゾートホテルに乙松を誘うが、乙松は、自分は鉄道のことしか分からないから、と固辞する。
ある日、駅で雪かきをしている彼のもとに、小学校に入る直前の小さな子が、古びた人形を持って遊びに来る。その子は人形を駅に置き忘れていなくなってしまう。その人形を引き取りに、その子のお姉さんだという小学生の女の子がやってくる。彼女は乙松にキスをすると、人形を置いたままいなくなってしまう。今度は、高校生の制服を着た女の子(広末涼子)がやってくる。彼女もまた、人形を忘れた子の姉で、駅の近くの寺の住職の孫だと名乗り、乙松が仕事をしている間に、おいしい鍋を用意する。そんなとき、寺の住職から電話が来る。乙松が住職の孫を引き留めていることを詫びるが、話が通じない。果たして、その子は寺の住職の孫ではなく、乙松の亡くなった娘、雪子だった。
雪子は、仕事一筋の乙松を恨んでなどいない、自分は幸せだと乙松に告げ、姿を消す。翌日、乙松は、雪の降るホームで倒れ、帰らぬ人となっていた。

これは泣ける。ずるい。高倉健の芝居がすばらしすぎて、思い出すだけでも胸が熱くなってしまう。広末涼子の演技もかわいい中にもひかえめさがあり、とても自然で感動的だった。かにも浅田次郎らしい、泣かせるファンタジーだが、あまりにベタすぎて、万人ウケするかというと、そうでもないかもしれない。

【5段階評価】4

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