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2011年6月 9日 (木)

(461) ゴスフォード・パーク

【監督】ロバート・アルトマン
【出演】ケリー・マクドナルド、マギー・スミス
【制作】2001年、イギリス

1930年代のイギリス上流社会を舞台に、キジ狩りのパーティで起きた殺人事件を描く。

富豪のウィリアム・マッコードル(マイケル・ガンボン)がハンティング・パーティを開き、屋敷に上流階級の人々を招待する。トレンサム伯爵夫人(マギー・スミス)は、召使いのメアリー(ケリー・マクドナルド)を従え、屋敷に招かれる。マッコードルは工場を経営し、女性工員と関係を持っていたことが、召使いの間で噂されていた。
パーティのさなか、マッコードルが殺される。胸に包丁が突き立てられていたが、出血は少なく、すでに毒殺されていたことが判明する。
マッコードルに刃を向けたのは、彼の息子、ロバート・パークス(クライブ・オーウェン)だったが、その前にマッコードルを毒殺したのは、屋敷の召使い、ミセス・ウィルソン(ヘレン・ミレン)だった。彼女はロバートの母親だった。息子の罪を軽くするため、先回りしてマッコードルを殺していたのだった。

当時のイギリスにおける貴族と使用人の関係を子細に描いているが、そこに興味を持てなければ、大量の登場人物の関係に混乱し、どれが本筋でどれがノイズなのか、よくわからないまま殺人が起き、大量の容疑者の中から血のつながった人がいて犯人でしたという展開。真犯人と被害者の血がつながっていた、というのは、推理小説にはよくある種明かしだが、動機がないと思われていた人に動機をつけさせる、けっこう何でもありの作戦。本作はアカデミー脚本賞を受賞しているが、個人的にはあまり感動しなかった。
本作に出演しているマイケル・ガンボンとマギー・スミスは、どちらも「ハリー・ポッター」シリーズの先生を演じている。

【5段階評価】2

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